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ADHD~大阪フォーラム②

2010-10-11 00:06:22 | 整理収納アドバイザーの仲間達
<整理収納アドバイザーフォーラムの続きです>

NPO発達障害を持つ大人の会 代表の 広野ゆい氏の話は また別な意味で共感することが多かった。

ご本人が当事者で、
ADHD(注意欠陥・他動性障害)と診断されるまでは
ずっと「片付けられない自分」に苦しみ続けてきたとおっしゃる。


「片付けをちゃんとできる人が怖い。なぜ出来ないの?ダラシないと責められている感じ」
「周りの人にあわせてがんばりすぎると 死にたくなるほどのリバウンドがくる」

心の中にそのようなせめぎ合いをもって生きてこられたなんて思えないほど
広野さんのトークはわかりやすくて明快でした。

ADHDと診断された方には 優れた能力を持っている人が多いのに
 その能力は周囲の無理解によって封印され 益々自分を追い込んでしまう

広野さんはそれを「見えない障害」と言う。

初めて知って驚いたのは
ADHDの子供と親は傷付け合い、親子断絶している家庭が多いということ。

なぜなら
親はADHDの子供を理解できず(理解したくない心理。)
「ちゃんとしなさい」
「なんてダメな子なの」
「恥ずかしくないの?」と 毎日毎日責め続けてしまう。

ちゃんと躾をしたい親心ではあるけど

子供はその言葉にズタズタに傷つき
「親が望むように出来ない自分」を責め、自信をなくし
やがて二度と会いたくないと 親から離れていく。


当事者の言葉だからこそ 聴く者の心を打ちます。


この仕事をしていると
その傾向をお持ちの人に出会うことがあります。
広野さんの話には
ADHDをちゃんと理解してアドバイスをするためのヒントがたくさんありました。

もっともっと勉強しなくては。


ゴミ屋敷もADHDも 「捨てればいい」 では 何の解決にもならない。

根本的な原因療法が必要で、
それは 一般のお宅でも同じこと。

「なぜ片付かないのか。原因は何か?」
やはり 答えはモノではなく人にあり

勝部さん、広野さん、ありがとうございました。
深い学びと気付き多いトークショーでした。