米子建築塾では米子市美術館にて10周年記念の展示イベントを開催しています。
米子建築塾での活動紹介はもちろんのこと、メンバー10人の紹介として、1坪の木フレームを用いた個人の事務所(研究室)たる我々自身の仕事場を再現?!期間中、我々もここで仕事をしています。
作品という完成品だけを並べて見せるのではなく、仕事の姿勢だとか、仕事場を見せることで、我々の考えなどにも触れていただきたいという思いです。
昨日3/29は建築家、西村浩さんにお越しいただき、15時からギャラリートークもしました。
お客様が集まるか心配していましたが、結構集まり盛り上がりました。
ご来場いただいた方には本当にありがとうございました。
その後18時からは場所を変えてガイナックスシアターで、まちトークも。
西村浩さんは、建築家ですが、ある種コミュニティデザイナーのような活動?もされていて、建築を作るまでだけではなく、その建物をよりよく使い続けてもらうためのしくみづくりや、実際に使うためのアイデアなどにも取り組まれていたり、まちそのものをリノベーションするためのアイデアや社会実験など、米子の町にも参考になる話が満載でした。
北海道の岩見沢駅の設計はコンペで獲得された仕事とのことでしたが、駅から町を変えるとか、50年後までを見据えた遠投力のある設計とか、建築にからむ土木や、アートや、公園など、縦割り社会から、それらとつながりスキマを埋める活動が、これからはじめて日本が体験する人口減少社会として、発明していかないといけないなど、わかりやすく熱いお話でした。米子駅も南北一体化計画ぎあり、鉄道の町として、同様に考えていかなければならないし、大変参考になりました。
そして、大事なことは、思ったことは、まず行動に移して、とにかくやっていくこと。なかなか話を聞いてくれなくても、何度でも話にいくなど、あきらめてはいけないってことですね。
2時間越えのお話を一気に伺い、トークセッションの時間は短くなりましたが、質問もいろいろでてきて、盛り上がったと思いました。西村さんもありがとうございました。