それは ドイツ ベルリン『ワルトビューネ野外音楽堂』於、2022.6.25 に開催された恒例行事『ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート』での出来事。
演目は、指揮:キリル・ペトレンコ さん、ピアノ:キリル・ゲルシュタインさん、管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団さんによる、ラフマニノフさん作曲の『ピアノ協奏曲 第2番』。
上は、第1楽章を弾き終えた瞬間の ゲルシュタインさんですが、オイラは 演奏開始するや早々 「一つ一つの音にタメがあって、でえれえ 奥深ぇ。こりゃすげぇ。今まで聞いた 2番たぁ 全然モノが 違うでぇ~」と思っていましたら・・・案の定というべきか、広い会場から一斉に大きな拍手が沸き上がり・・・それに立ちすくんでる 否 座りすくんでる ↓ ステージ上の皆さん。
最終楽章を終え、第1コンサートマスターの 樫本大進さんと称えあう ゲルシュタインさん。
鳴りやまぬ大観衆の拍手に応えられる
指揮者の キリル・ペトレンコ さんと、キリル・ゲルシュタインさん。
オペラの舞台ですと、素晴らしいアリアに喝采が発せられ、歌い手さんが それに手を振ったり 礼をしたりのリアクションは、しばしば目にする光景ですが、クラシックの場合、全楽章終了時以外 拍手できないものと思っていましたから、第1楽章終了時に、まして クラシック音楽の本場中の本場で起きるなんて、本当にびっくりすると同時に、それほど素晴らしい演奏だったということに最初から気付いていた自分が、ちょっと誇らしげに思えた次第であります。
ただ、まだまだ若葉マークの外せないオイラですから、率先して ドイツの方々のような行動するは、いささかお門違いではないかと。なお 写真は、R4.8.28 NHK-BSP『プレミアムシアター』放送場面を撮影させていただいたものです。
で、例によって このようなCDを拵えてます。
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R4.9.21の『産経抄』に、35~50歳まで、仕事をするに当たっての先生であった 城山三郎さん(もちろん 氏の作品、主に経済小説でして、ほとんど読んでいます)および 現時点 一番好きな詩人さんの 天野忠さんという、オイラの人生に大いに関わって下さってるお二人が出てられましたので、「ここはひとつコメントせずばなるまいて」と、キータッチするものであります。
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城山さんが天野忠さんの『静かな夫婦』という詩について触れている書籍と、当該エッセー。
天野忠さんの『しずかな夫婦』という詩が掲載されている詩集『夫婦の肖像』、
および ↓ 当該詩。
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で、上掲コラムの補足ですが、城山さんはタクシー運転手さんに、このように言いなすってられます。「広く世間に名を知られた人ではないが、質素な生活をし、よい詩を数多く残した詩人であり、そうした人にふさわしい住まいと分かって、安心した」と。
それにしましても、大好きな城山三郎さんが天野忠さんのファンであられたことは、ほんにもって、こころ躍る 嬉しいことにございます。ちなみに 城山さんが京都駅からタクシーに乗り訪ねられた先は、京都市左京区下鴨北園町93番地であります。
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いよいよ明日、安倍さんの 国事による葬儀が開かれます。それに関する 加藤良三 元駐米大使さんのご所感であります。
この ↘ 宮嶋茂樹さんのコラムも、いいこと言って下さってます。特に ラスト 8,7,6,3,2 行。
< 追 伸 > R4.9.28 記
菅義偉 前内閣総理大臣さんの、友人代表としてのスピーチ全文です。泣けてきました。