百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

【山梨県立美術館/同文学館】【憧憬/南部・心追い/巡り旅(1)(H25.7/6)】

2013-07-24 15:44:18 | 旅行


 百休庵入口前の 初めて咲いてくれた このアサガオに見送られ、結果的に 7/6~7/14 8泊9日 延移動距離 3,068Km の旅となったのでありますが、秩父のホテル於 実施の 横浜市内某工場 高卒S39年入社組の、もう誰も在籍している訳ではないだろうに計画された 入社50周年記念同期会出席をウッタテとして、予(かね)てより心酔している宮沢賢治さんの そのゆかりの地を訪ねてみたいと、また二戸市天台寺さんの かの有名な聖観音様にお会いしたいと、さらには 津波で甚大なる被害を被られた三陸地方の方々に ほんの少しでもお役に立ちたいとの想いから、車で、東へ そして 北へ向け、そうですね 【鳥羽一郎】さんの【夜風】という歌に乗った如き気分で とでもいいましょうか、旅立ったのでありまして、以後 この楽しかった旅を 何回かに分け 記してゆく所存であります。

初日は秩父に近い甲府泊まりを設定。でホテル到着が午後3時頃。チェックイン後 思い立ったは「まだ時間がある。美術館に行こう。慥かミレーで有名じゃったはず」でした。





   





立派な美術館と文学館が このように向き合って建っており、両館とも他県者であっても 65歳以上ですと タダで入れましたもので大層ありがたいことではあったのですが、オイラには思えるのです。トシヨリが一番 お金を持っており ワカモノの多勢は大層マズシイという昨今の情勢なら、先のあるワカモノタチにこそ無料という特権をあげるべきではないかと 心からそのように感じられるのであります。



この↑文学館さんの売店で たいへん嬉しいことがありました。オイラの大好きな【山本周五郎】さん および【山崎方代】さんの、それから 今回 行こうとする【石川啄木】さんの、過去 当館で実施された記念展の当該図録本が、ここでしか求められないレア本が 手に入ったということであります。

  


 < 追伸 >
 近頃、吾が大脳のレジスタ部分に当たる機能の低下が著しいのか、直近 為した行為が 何とはなしに飛んでっていってしまうことから 危惧してはおりましたものの、懸念通り しでかしてしまったのであります。近くの文字は 老眼鏡を掛けないと読めないものですから、メガネの掛け替えが その都度 発生するのですが、何時からか ケースに入れたままの【Basel】のメガネが 見当たらなくなってしまったのです。車の中 バッグの中、帰ってからも それはそれは念入りに 何回も探したのですが 一向に見つからないのです。で 文学館さん宛の電話に至った折、「届いておりますよ」との返事をいただいたのでありました。
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