ポキポキの木にカイロの花

広島市東区の整体・カイロプラクティック「もりたカイロプラクティック」院長公認裏ブログ

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展。

2017-09-07 | お出かけ録。
先日、バイト先でのことです。「あんぎあり2枚ある?」とお客様から言われました。
「あんこの入った何か??でも2枚って???」
頭の中をどう検索かけても「あんぎあり」が出てこない私にお客様が指さしたのは、

この展覧会のポスターでした・・・アンギアーリですよ、アンギアーリ。
で、今日私も行ってきました、あんぎあり。

県立美術館に着いた時、雨がひどい時間だったので来館者は少なく、ゆっくりと鑑賞できました。
縮景園は雨で緑がきれいでした

16世紀、フィレンツェのヴェッキオ宮殿の大広間にかつてレオナルド・ダ・ヴィンチにより制作されていた絵画「アンギアーリの戦い」。
未完成の段階から、多くの画家が感銘を受け、この絵画を模写しました。
この大広間にはミケランジェロによる「カッシナの戦い」も共に飾られる運びとなっていて、制作が進んでいたようです。
結局、様々な理由から、この2作品は未完のまま、数十年後に他の絵画に塞がれてしまったのです。
作者がわからない「タヴォラ・ドーリア」は、「アンギアーリの戦い」を模した作品。
数奇な運命をたどり、日本初公開だそうです。
そして、ミケランジェロの「カッシナの戦い」の下絵の模写を同時に展示することで、
ヴェッキオ宮殿の大広間を再現する形になっているのが今回の展覧会です。

当時、画家や技師は国家や宮廷からの仕事で成り立っていました。要望に応じて作られた作品が大半です。
陣取り合戦真っ盛りだった当時のイタリア半島では、戦場の場面が好まれて描かれていました。
しかしまあ、戦いの絵画を毎日眺めて面白いんかいねーって私は思ってしまいます。
同じレオナルド・ダ・ヴィンチなら、モナリザと見つめ合う方が素敵じゃない?

レオナルド・ダ・ヴィンチって、天才であり・・・変わった人なんですね。
字を全て鏡字で書くなんて。意味があったのか、なんなのか。
でも、才能と個性で多くの人を魅了したのでしょうね。
それを裏付けるかのように、「アンギアーリの戦い」が、実は失われずに眠っているという説が紹介されていました。
アンギアーリの戦いの上に壁画を施すように命じられた作家が保護しようと試み、
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品を塗りつぶしてしまわずに、
自分との作品の間に1cmほどの隙間を作って、それから壁画を制作したと言われています。
(ミケランジェロの作品は嫉妬した作家に切り刻まれたそうです)
この壁画は今も大広間に飾られているのですが、この絵の中に小さく、
「探しなさい、そうすれば見つかります」と聖書の一節が潜まされていたことで、
この下にレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が残っているのではないかと推測されました。
赤外線調査の結果、なんと絵画が映し出されたそうで・・・。
作品を守りたいと思い、後の世代に託したのですね。
もう少し知りたい!と私も謎を問いかけられたまま、会場を後にしました。

で、いつもの駅前の家電屋さんへ。スタバで休憩。

秋冬に嬉しいチャイティーラテに。
熱めに作ってもらって、蜂蜜とシナモンを入れます。
注文の時にエクストラホットと言うのが恥ずかしいので、あつあつで、と言ってしまいます。
スタバの店員さんはみんな優しいので、にっこり笑って、あつあつをくれます。

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