温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

今朝の天声人語から

2015-02-24 12:49:00 | Weblog
寸分も狂わぬことが、踊りの一つの極意であると言う。

「百回踊ったら、百回同じ形にならなければいけません。一回一回バラツキのある人は、まだ下手だということになります」。

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私は決まり事の美が好きだ。

いつの頃からか、歌舞伎の舞台の照明が眩しすぎるように感じて
文楽や能楽に興味が向いてしまったが、
20代の頃はよく歌舞伎を観に行った。

坂東三津五郎さんの踊りは、粋で小気味よかった。

「楷書の芸」と呼ばれたとおり、ひとつひとつの所作が
きちんきちんと整えられた、たゆみない美しさだった。

もう、過去の映像でしか三津五郎さんの芸が観られないと思うと
悲しさよりもくやしさのほうが大きい。


謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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