温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

大坂夏のジンジン

2015-08-05 16:15:55 | Weblog
暑い
ここ数日、日本全国たいへんな暑さだ

この暑さ、去年とは違う、と思っていたら、
去年7月12日のメモに
京都市は連日最高気温37度超。と書いている。同じくらい暑かったわけだ。


京都に限らず、関西地方はどこも暑い。大阪も暑い。

1855~1858年、大阪の「適塾」に在学していた福沢諭吉の回顧録
「福翁自伝」にも、暑い夏を過ごした話が出てくる。
どんなんかというと、

「大阪はあったかいところだから冬は難渋なことはないが、
夏はまったくの裸体(はだか)。
ふんどしも襦袢もなにもない真っ裸。
もちろん飯を食うときと会読をするときにはおのずから遠慮するから
何か一枚ちょいと引っ掛ける。
なかにも絽の羽織を真裸の上に着てる者が多い。
これはよほどおかしなふうで、今の人が見たらさぞ笑うだろう。」

なんと、あまりの暑さに、うちでは全裸で過ごしていたらしい。
究極のスーパークールビズだ

会読(数人が集まって同じ書物を読む)のときは羽織だけ着たとあるが、
下半身露出で羽織だけの人が輪になって読書している場面というのは・・
大河ドラマでは再現できないなあ。ははは。

さてここで気になるのは、
この「全裸」は適塾だけのものなのか、あるいは
当時の大阪では珍しくない避暑スタイルだったのかということだ。

もしスタンダードなものだったとしたら、
たとえば緒方洪庵先生にあやかって、大阪市職員は夏のあいだ
ふんどしのみで勤務してOK!とか、どうだろう?(無理やろ!)
で、窓口に来た人がびっくりしたら、
「安心してください、穿いてますよ。」と言う。苦情殺到やな・・。

数年前からなにかとセンスのない大阪市、
どうせならこのぐらいナンセンスなことやって、
世間をボーゼンとさせてくれないかなあ。
コメント
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