3.11後の世界

その後の世界について書きます。

TPP

2012年07月16日 16時53分46秒 | 日記
TPPについて 都市部に住む方はあまり実感がわかないと思いますが、
これがも実現されると 
儲かるのは 一部の関係者であり(商社系 あるいは外食系)、その他大勢の一次産業関係者(農業系)は大打撃をうけ
農家の殆どは廃業を余儀なくされ、
国内は製造業と同じように 農業の分野でも空洞化が促進します。

米は 一反 つまり300坪で
(都市部のマンション3LDK 69-79㎡の約140個分 都市部の戸建ての土地 30坪 の100個分)で 取れるお米は20俵 600KGほどですが
これが 現在1.3万×20俵=26万円になっています。

それが TPP が万が一 施行されると


26万円   が  10万円 や 5万円 の価値しかなくなるのです。



安い アメリカ産のお米が日本国内にでまわり 比較的でどころがたしかな 国内のお米は 都市部には流通しなくなる恐れがあります。



現段階でも 農家の利益は 機械や燃料代などで ほぼ残らないような状態であるわけで  
そうなると 何もせずに 家で寝てたほうがまだまし ということになるのです。


国内の殆どの消費者は 食費が安くなることを歓迎するかもしれませんが

http://www.stat.go.jp/data/nihon/g1507.htm

260万人の人達をどうするのでしょうか


これだけの人口の受け皿がどの産業にあるのでしょうか?

そして 現在の農家をささえている農協関連の職の受け皿をどこにみいだしているのでしょうか?


農協が 激しく TPPに反対する理由はここにあるのです。


政府や官僚の考えていることを真にうけてはいけません。
彼らは 安定した人生を歩み 人に痛み 机上だけでは想定できないことを想像できる経験が あまりに欠如しているからです。(人によりますが)




コンクリートから人へ 民主党が 掲げている政策は ここでも偽りだったのです。

豊かな田園 畑の広がる田舎の風景が無くなる可能性のあるTPPを推進することは おそらく わが国にとって大きな損失です。



一部の人が利益を出すことで 多くの国民が 貧困に陥る社会は 
国の活力を疲弊させます。


日本国のものを日本国で消費することにこそ国の活力の源になるのです。

しかしながら 東日本の田畑は汚染されました。
そしていまだに その汚染実態 や 食品の汚染への設備は整備されていません。

この問題とあわせて TPPの動向を皆が 注視していくことは 原発関連、放射能関連 とあわせて 非常に注意深く見続ける必要があるのです。


豊かな食、ありふれた平穏な日常、次世代へ生命を引き継ぐこと
が 基本なのです。
その豊かな食を自ら作ることを放棄するリスクを私は非常に高くみています。


現政権は 原発再稼動問題のドタバタの中で消費税に手をかけました。TPPも同じようなことにならないように と願う限りです。



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