3.11後の世界

その後の世界について書きます。

タバコに放射性物質

2012年07月04日 11時27分32秒 | 日記
放射能よりもタバコの方が危険。


たまによく聞く言葉だが、これは論理のすり替えであり、
どちらも危険であり、注意すべきものである。



 AかBか  AよりもB という二者択一式の論理や 説明は
 殆どが どちらかを有利にしたい意図のある方法であり、

 独裁者はよくこのロジックを使う。
 
 (東日本大震災、原発 放射能関連の記事や 国の主張をよくみていくと こういう論理は珍しくないこともわかるだろう)


放射能?

そんなことをいっていた 考えていたら 仕事にならない 



 という理屈 も この二者択一の論理であり、非常に論理的でない考え方です。




そんなことをいっていたら 仕事にならない 


   というのは ひとつの考えであり、事実ではありません。




正しくは 仕事が はかどらない。
      
      ↓


効率が極端におちる


ということであり、 


結果  


      ↓


仕事に支障がでるということなのです。



こういうプロセスを省略すると 

まるで 放射能を気にすることが=仕事にならない

という イコールの 関係になる。まるで不可分




しかし 

その為に どうするか ということを 本来は 考えるべきなのです。


安易なことしか考えていないと そのような 思考方法が基本となっていくのです。






東日本の野菜にしてもそう、瓦礫にしてもそう、 二者択一では結論づけられないのに そういう思考で思考し 推進する。

なんか おかしくないのですか?








話は本題に~





そして
タバコに放射性物質がもともと含まれることはあまり知られていない。

その放射性同位体はポロニウム210
ポロニウム210

ウランの100億倍の比放射能(単位質量当りの放射能の強さ (Bq/mol, Bq/g))を有し、ごく微量でも強い放射能を持つ




そして




その他 現在ではタバコの葉は汚染されているという話題が多い





ポロニウム 最近ではソ連のスパイがこれを盛られた。






タバコに放射性物質

B. レゴ(在・スタンフォード大学大学院)

 放射性同位体ポロニウム210は,多くの人が考えているよりもずっと身近なところにまで広がっている。世界で年間に6兆本近いタバコが吸われているが,その1本1本が少量のポロニウム210を肺に送り込んでいるのだ。

 植物のタバコには低濃度のポロニウム210が蓄積する。その大部分は肥料に含まれている天然の放射性元素から生じたものだ。喫煙者が吸入したポロニウムは肺の“ホットスポット”に定着し,がんを引き起こす原因となりうる。ポロニウムはタバコの煙に含まれる発がん物質として主要なものではないだろうが,それでも米国だけで年間に数千人がこのせいで死亡していると考えられる。

 そしてポロニウムが他の発がん物質と異なるのは,これらの死が単純な対策によって避けられたはずだという点だ。タバコ産業はタバコにポロニウムが含まれていることを50年近く前から知っていた。私はタバコ産業の内部文書を調べ,メーカーがタバコの煙に含まれるポロニウムの濃度を劇的に減らすプロセスを考案までしていたことを発見した。しかし巨大タバコ企業はあえて何もせず,その研究を秘密にすることに決めた。結果として,タバコは現在もまだ半世紀前と同量のポロニウムを含んでいる。

 しかし,状況は変わろうとしている。2009年6月,オバマ大統領は「家族の喫煙予防とタバコ規制法」に署名した。この法律によって,タバコは初めて米食品医薬品局(FDA)の管轄下に置かれ,FDAはタバコの特定の成分を規制できるようになった。タバコの煙からポロニウムを除去するようタバコ産業に義務づけるのが,タバコの害を少しでも和らげる最も明快な方法だといえるだろう。
著者

Brianna Rego

グアテマラのアンティグアで生まれ,米国のアイダホ州で育ち,現在はスタンフォード大学大学院の科学史専攻の学生。タバコ産業のポロニウム関連研究に関する彼女の論文(学位論文の一部)は2009年に出版され,全米タバコ・フリー・キッズ・センターのメンバーに配布されて,喫煙に関する画期的な法律の成立につながった







「アラファト議長は毒殺」=遺品からポロニウム検出―衛星TV



 【カイロ時事】2004年11月にパリ近郊で死去したアラファト・パレスチナ自治政府議長(当時)は、毒性の強い放射性物質ポロニウムを盛られて暗殺された可能性が高い―。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは3日、スイス・ローザンヌの放射線物理学研究所による鑑定で、こうした結果が出たと報じた。
 アルジャジーラは、スーハ夫人からアラファト氏が使っていた衣服や歯ブラシ、カフィーヤ(チェッカー模様のスカーフ)の提供を受け、同研究所に調査を依頼した。アラファト氏の血液や唾液、汗などが付着した所持品から高い水準のポロニウム210が検出され、死亡時に相当量のポロニウムが体内に存在していたことを示したという。 





これでも  あなたは たばこ を吸いますか?

たばこの煙に嫌悪感を感じるでしょう。