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『月月火水木金金』
という言葉があります。
この言葉を知ったのはマユミーヌさんが歌う『アヒルのワルツ』(2007年・
ポニーキャニオンにて発売されたCD)の歌詞で知りました。
休む日を返上して、来る日も来る日も働いた・・・という歌詞の中にでてきた言葉が
『月月火水木金金』。やりがいがあったといえば聞こえがいいですが、
今でいえばいわゆるブラック企業の社員か!ともとれます。
この『月月火水木金金』の出所は1930年代の海軍。
日本は満州帝国を作り、中国を含め米英などの各列強から激しい反発を招きます。
より日本を強くするためにも、海軍は土曜・日曜も返上して猛訓練をしたとのこと。
国民に知られるようになったのは1940年(太平洋戦争開始1年前)に
この『月月火水木金金』という題名の歌が発売されてからです。
詳しくは『日本海軍がよくわかる事典』に載っています。
![]() | 日本海軍がよくわかる事典[愛蔵版] |
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今、安部政権が取り入れようとしている新たな労働時間制度
『ホワイトカラー・エクゼンプション』
仕事の成果を労働時間の長さで測ることが、実態に合わなくなってきたため、
一定の要件を満たすホワイトカラー労働者(研究者や専門職、はたまた年収1千万円
以上など。条件をどうするかまだ審議中)は労働時間の
縛りをなくし、かつ残業代をカウントしないという制度です。
私自身、社会人になって就職した先が、自分の仕事は自分で管理するという体制のところでした。
比較的月初が暇で、中旬から下旬にかけてが忙しいところでした。
休む時は、「今は自分の仕事はここまで終えて、あとは○○を残すのみです。
いついつまでに仕上げます。」と上司が納得できるよう仕事の状況報告を出して
OKをもらっていました。
自分の抱えている仕事の不透明さをなくしておくことの必要性と、メリハリを持って
仕事に臨むという姿勢を教えてもらった職場でした。
おかげで、長時間拘束させられることが大の苦手になってしましました・・・。
『ホワイトカラー・エクゼンプション』は適用方法を誤らなければいい制度になると
思います。何事も生かすも殺すも使い方次第ではありますが。