忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

ブリーフミーティング⑧

2019-12-05 15:39:00 | Library
(7)解決のための対応策…解決志向のブレーンストーミング
①思いついたことをどんどん発言
「解決のための対応策」は、ブレーンストーミングの手法を用いて、メンバーそれぞれの経験や知識に基づき、質より量の精神でどんどん発言していく。
前の人が出した案をアレンジしたものや、具体的にしたもの、新たにひらめいた対応策が次々と出され、ホワイトボードに書き込まれていく。
ポイントは「リソースを活用できるもの」「現実にできること」だ。
*ブレーンストーミングの4原則
1、アイデアのよしあしを判断しない
2、自由奔放を歓迎する
3、意見の量(数)を求める
4、他人とのアイデアの結合を求める
②リソースを活用できるもの
カタリストは、リソースを再度確認する。
これによりメンバーは、ホワイトボードを見ながら、それらを活用した対応策を考えるようになる。
何もないところから対応策を考えるのではなく、リソースを手がかりに考えることがポイントだ。
解決志向の発想の前提にある、「クライエントは、彼らの問題解決のためのリソースをもっている。
クライエント自身が彼らの解決のエキスパートである」のとおりである。
③現実にできること
解決のための対応策を考えるときのポイントの一つが、「現実にできるものであること」だ。
いくらすばらしいアイデアであっても、多くの予算が必要なものや、面倒な準備や長期間かかるものでは、すぐに実現することはできない。
お金・準備・手間がかからず、難しい技術を必要としないことなら、すぐにでも始めることができる。
④「こんなこと言って大丈夫かな?」と思うことが解決を生む
解決志向のブレーンストーミングでは、互いの意見や知識に触発されて多様な対応策が出やすく、「こんな方法でもいいのだろうか」という遠慮がちながらも解決に焦点を当てた発言が増えてくる。
出された意見を否定せずに受け入れ、さらにそれを活用して新たな方法を考えつくのも、解決志向というルールのもとで行う会議の醍醐味である。

(つづく)

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