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【映画2025】「愛を耕すひと」@9作目

2025年02月19日 | 映画感想
「愛を耕すひと」

マッツ・ミケルセンだぁよー♪なんだかんだでハリウッドってマッツ大好きだよねーここ最近のハリウッド大作にかなり起用されてるイメージありますが…マッツはデンマークのコペンハーゲン出身で、ハリウッドで引っ張りだこになったって母国の作品にもキッチリ出演されるのであります。あ、本作はデンマーク+ドイツ+スウェーデンの合作だそうで😊


あらすじ
18世紀のデンマーク。貧しい生活を送る退役軍人のルドヴィ・ケーレン(マッツ・ミケルセン)は、荒野を開拓して貴族の称号を得ようとするが、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケル(シモン・ベンネビヤーグ)は自身の勢力圏への影響をあやぶむ。デ・シンケルからの妨害や自然の猛威にさらされながらも開拓に励む中、ケーレンはデ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラ(アマンダ・コリン)と、家族に見捨てられた少女アンマイ・ムス(メリナ・ハグバーグ)に出会う。(Yahoo!検索情報から丸パク)

本作はイダ・イェッセン著の史実を元に執筆された歴史小説「The Captain and Ann Barbara(英題)」を実写映画化したものだそうで、本作(映画)の原題は「Bastarden」と表記されていたんですね。Bastarden?って何語だろう?(英語ではなさそうだな)と思って翻訳掛けてみたらドイツ語で「ろくでなし」という意味だそうだ。原題と邦題とここまでまるっきり意味が違うパターンも最近珍しくないか?💦

ま、そんなこんなで少なくとも邦題は優しげな雰囲気醸してたんですが、蓋を開けてみるとかなりストイックな内容でした。
マッツ演じるケーレンという男は、使用人だった母親が領主に手込めにされて生まれた庶子という生い立ちで、若くして軍隊に入隊後ドイツに従軍して身一つで立身出世して大尉まで登り詰めたという背景が語られています。が、大尉になろうが勲章を貰おうが当時のヨーロッパは「貴族」でなければ贅沢な暮らしは出来なかったらしい。
だからケーレンは映画冒頭で国に対して今まで誰も開拓に成功しなかった王国保有の荒れ地を自分が開拓するから、もしも開墾に成功したら貴族の称号と立場に見合ったしかるべき土地(領地)が欲しいと要求しています。最初は「なんで貴族になりたいんだ?」と思って観ていたんだけど、話が進んできて開墾地に隣接する貴族から執拗な嫌がらせを受けるシーンが延々続くのを(しかも明らかな犯罪行為でも貴族ならなあなあに許されている)観て「ナルホドな、自分も貴族の立場にならないとどーにもならんのか」と納得した次第。

と、まあそんなこんなで次々と近隣の貴族「デ・シンケル」から執拗な嫌がらせを受けるんだけど、この手の話あるあるで最初は孤軍奮闘状態のケーレンも成り行きで一緒に暮らすようになった女子供や地元の教会の牧師(イケメンでイイヤツ)らと一緒に過ごす内に女と子供とは疑似家族のような関係になり、牧師とは唯一無二の友のような深い心の繋がりを持つようになって行く訳ですわ。ここら辺りのマッツの表情の変化が凄くいい!
ところでマッツもいいんだけど本作最強のヒール「デ・シンケル」を演じたシモン・ベンネビヤーグさんという役者がめっちゃ良かったよ。全く知らないデンマークの役者さんなんだけどデ・シンケルの「全てを持っているのに誰からも絶対に愛されないすんげー嫌なヤツ」というキャラを凄く生き生きと演じられていて素晴らしかった!名前を覚えておいてあげたいけどきっと秒で忘れるから今度何処かで見掛ける事があったらまたお初みたいな顔してレビューに書いちゃうだろうな、ゴメンネ!(ヲイ

内容はヨーロッパ作品あるある系の歴史ドラマで、正直マッツが好きじゃなかったら本作観ても「ふーん」って感じになっちゃいそうな気はする(苦笑)
でももしたまたまマッツを知らずに本作を観ちゃった人は…コレをきっかけに一緒にマッツの応援しようぜ!←そっちかw
いやホントに本作のマッツも最高なんだよーう。基本仏頂面で他人に対してなかなか胸襟開かないタイプなんだなーって感じなんだけど、話が進んで行くにつれてまあ仏頂面なのは変わらないんだけど(変わらないんかいっ)時々フッと見せる表情に色が付いていく…とでも言うのかな。そこが超「萌え」なんですよ!
個人的に一番きゅーんとしたシーンは、成長したアンマイ・ムスが求婚されて、それを受けようかどうしようか(受けたいけど小さいパパ、いい?)みたいな顔をしてケーレンを見ると、ケーレンがすっっっごい微妙~な表情で一瞬首を横に振る!?と思わせる、本当に超絶微妙な動きをして…少しだけ優しい表情でうっすらと微笑みながら頷くトコロ。もう今思い返しただけで胸がキュンキュンする!!

そんな感じでー、マッツファン必見✨そしてマッツファンじゃない人もコレ観てマッツファンになる!それで全て丸く収まる😊

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