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【映画2025】「スタントマン 武替道」@37作目

2025年07月26日 | 映画感想
「スタントマン 武替道」

香港カンフーアクション映画界を長らく支え続けている香港スタントマン達にスポットを当てたドラマ。
「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」で注目を集めたテレンス・ラウとフィリップ・ンが出演しているという事でアクション好きさん達の耳目を集める作品となっておりまして…本作上映前に日本人観客に向けてこのお2人から特別メッセージ動画が流されました。ありがたやありがたや~♪😃


あらすじ
1980年代、人気アクション監督だったサム(トン・ワイ)が危険なアクションシーンの撮影を強行したせいで、スタントマンが半身不随になってしまう。そのことをきっかけに映画の仕事から離れたサムは、現在は小さな整骨院を営みながら暮らしていた。そんな折、かつての仕事仲間にアクション監督を依頼された彼は、数十年ぶりに映画制作の現場に復帰する。(Yahoo!検索情報から丸パク)


「トワイライト・ウォリアーズ」の~とか↑書いてる割に主人公はこのお2人ではなく、「トン・ワイ」さんという実際に香港アクション映画界を支えてアクション指導を長らくされている方だそうで。彼自身もかつて「燃えよドラゴン」に出演もされているそうです(自分全く知らないけど💦)
要するにご自身もスタントマン出身でかつて銀幕のスターを目指しつつも裏方に回ったクチかなーと。だから(?)ビジュアルもかなりのイケオジです!

さて、話は絶賛衰退中の香港アクション映画界の制作現場のお話…分かり易く言えば「2025年のコンプラ厳しい職場に昭和のモーレツ社員ノリの上司が突然現れて職場を引っかき回す」という「老害の話」です。←ヲイヲイ~w

なんだかな…色々言いたい事があったんだけど語りが長くなりそうなので止めにしてw…ドラマ部分の方向性が個人的に「ちょっと違うんじゃね?」とは思ったかな💦

確かに70~80年代の香港カンフーアクション映画は栄華を極めていたし今観ても熱くなる!子供の頃から今でもずっとずっと大好き♪
だけど、あの頃のあのやり方を2025年の今に持ち込んだからって香港カンフー映画がまた以前の勢いを取り戻すという訳でないよね、と。過去の良かった時代にすがりたい気持ちは分かるけど、あの頃と今では人も技術もルールも何もかもが変わっているんだから、そこは時代に合わせて自分達もブラッシュアップさせて行かなければダメよね、と。
本作の主人公のサムがいつまでも自分の昔のやり方に固執する姿を見ていて痛々しいやら腹立たしいやら…少なくとも同情も同調も出来なかったかな。

ただ、カンフーアクション映画制作の現場の苦労だったり工夫だったり、スタントマンの皆さんの頑張りだったりは本作からヒシヒシと伝わるし、映画を制作する上での核となる部分というのは時代の新旧とは関係なく…皆んな身体作りだってみっちりやってるし体力・技術あっての現場なんだなーと改めて思わされました。
それだけに、ドラマ部分のアラが目に付いたと言うのか…サムと娘の父娘関係も、この状態のサムをどうして娘が受け入れられるのか?正直疑問だった。ただただ実直に自分の信じたやり方を押し通す背中を見せていれば娘は感動してくれる?…それは流石にファンタジーが過ぎるだろうと(苦笑)

アクションシーンを撮影する、という体で勿論ガチ目のアクションも見せて貰えて、そこはカンフーアクション好きは楽しいよね♪😃
テレンス・ラウさんもフィリップ・ンさんも当然イケてるシーン満載でファンもニッコリ…本作ではいかにも「70~80年代の頃のやり方の方が良かった」みたいな雰囲気出してたけど、でもそれこそ昨年スマッシュヒットした「トワイライト・ウォリアーズ」だって当然だけどCG駆使して安全に配慮して「イマドキな現場」で制作されているハズで、それでもあれだけ面白くてワクワクする作品が今現在だって作れている訳ですよ!

いつまでも古き良き時代に思いを馳せて愚痴言ってないで、最新映像技術と昔からの伝統カンフー技術をマリアージュした素晴らしい作品をどんどん作って欲しいです。

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