天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

LA VAGABONDE(ラ・ヴァガボンド)@銀婚式のお祝い ※長文注意

2017年12月22日 | グルメ


【LA VAGABONDE(ラ・ヴァガボンド)】
  名古屋市中区千代田2丁目14-24 キャノンピア鶴舞 1F
   TEL:052-253-7343

もう何度目の訪問かな…でもとにかく常に予約困難なのでここぞ!という日に行こうと思うとそりゃー予約頑張るっきゃない!
自分の中で大事なお祝いの日はこの店!と決めてる。まあ決めてても大事な日が定休日と重なっちゃうと来れないんだけどね(苦笑)
…という訳で、去年はことごとく大事な日とお店の定休日が重なってたりうっかり予約日を忘れてて取れなかったりで一度も来れなかったヴァガボンド。
今回は大事な大事な25回目の結婚記念日、そう、「銀婚式」のディナーを食べに久し振りに行って来ました。

このお店もOPENから既に6年以上経過し、試行錯誤の末にある程度「スタイル」が整ってきた感があります。
OPEN当初~しばらくはディナーコースの料金も基本料金は控えめでメイン食材をプリフィクスにして追い金する形式を取っていましたが
現在は「ディナー@1万円お任せコースのみ」というシンプルなスタイルで統一された模様。
それで充分だと思います。予約の段階で客の好みや禁忌食材、アレルギーの有無等をきちんとリサーチしてくれるので
あとはシェフの感性で楽しませてくれる方がコチラとしても有難い。

で、前回(確か最後は一昨年の結婚記念日だったかな?)から変わった事として、ワインのペアリングシステムが導入されていました。
最近多いですよね。このシステムはワインに疎い自分には有難いなーと思います。
ペアリングは4杯5,000円か6杯7,000円の2パターン(値段うろ覚えだけどこんなもんだったと思う)、自分は6杯のペアリングをオーダー

既に料理名の説明をほとんど忘れたので(苦笑)以下、料理とワインの画像先行で



テーブルセッティングは一周回ってシンプルなトコロに落ち着いた、という事でしょうかw
前回だったか前々回来た時にソムリエ氏が「シェフが石にハマってて色んな石を買い集めてる」と言っていたけど、まだ石ブーム去ってないみたいね。
…そうそう、前回から2年振りの来店でしたが、ソムリエ氏がまた変わってました。この業界はみんな修行でグルグルお店変えるのが常かしら?

 

先ず乾杯はシャンパンで。
シャンパンと共に「ちょっとしたおつまみ」として自家製の野菜チップスが供されました。
これがさー、すんごいクオリティ高いんだわね。びっくりする程美味しいの!野菜の味が凄く濃くて軽い塩味と絶妙なクリスピー感!
…って、私が1つ2つ摘まんでる間に旦那があっちゅー間に食い尽くしやがった(チッ



先ずは「化石の上」と称された口取り
天然木の化石をお皿に見立てて、上に載せたのは米粉のチップスに載せられた若い牡蠣
通常牡蠣は2~3年?程度育てるそうですが、コチラは生後8ヶ月程度(以内)で獲ったモノだそーで、若いので牡蠣独特の臭みやエグみがほとんどないそう。
コレ、片手でチョッとつまんで口の中にポイッてしちゃうサイズなんだけど、実に牡蠣10個使ってあるんだそう。すんごい贅沢な口取りだな^^;
めちゃミルキーで柔らかくて確かに嫌なクセはないけど味はしっかり♪



続いて「加能蟹」
初めて聞きましたが、石川県産のズワイガニの中でも漁港で厳しい審査に合格したモノだけに名付けられている石川ブランドの蟹だそうです。
「加賀~能登」という事で「加能」という名が付けられたんだそう。
そして上にはたっぷり北海道産のイクラが…
 私「今年、北海道産のイクラが全然手に入らなくて超高騰してるんですよね^^;」
 ソムリエ氏『そうなんですよ!よくご存じですねw』

 

口取り2つ頂いた所でワインチェンジ
アルザス地方の白ワイン



パンも美味しいんだけど、コレ食べてるとメインまで腹が持たない…だが美味しいソースはコレで拭って食べよう♪



「〆一白子」
一緒にギンナンやハナビラタケや色々入ってて、そのお皿にスープを注いでスープ仕立てで頂く。
実は旦那は白子が苦手。そして私もこのお店以外の白子がダメ。
て言うか、前回来た時にも白子が出て、本当は苦手だけどこのお店の出すモノなら食べられるハズ!と思って食べたらやっぱりめちゃウマで♪
「なんだ私、すっかりBBAになって白子の良さとか分かるようになってたんだ~♪」って感激して後日安居酒屋で白子頼んだらやっぱりダメだった罠orz
シェフに「やっぱ食材の質の問題ですかねぇ?」って聞いたら苦笑しながら『まあ、そうでしょうねぇ~』っておっしゃってたわw

 

ワインチェンジ
またしてもアルザスの白、だけどさっきのに比べて色が琥珀っぽい。
色だけ見ると濃厚?甘め?と思ったんだけど、飲んでみると以外にスルッと飲めるし甘ったるくもなくてむしろ味はしっかりしてるけどサッパリしてる。



「フォアグラ」
前回と同じ仕立てになってるけど、前回はル・レクチェ(洋ナシ)と組み合わせてあったのが今回は青森県産のナントカいうリンゴだった。
なんでも密の入りが特徴で、実の8割方密だという超希少価値な品種だそうです。聞いた事もない品種だったので名前忘れたわw
手でつまんで、アマニの実をチョイチョイ付けて食べるんですが…まーコレ本当に美味しいわねー。
て言うか実は前回ココでコレ食べて、後日自分もアマニの実を買いに行ったもんね。どーやって使っていいか分からずそのまま放置してるけど(ヲイ

 

ワインチェンジ
みんな大好き!白ワインの代表種シャルドネ。白が続きますがそれぞれぜーんぜん味が違うから面白い。そして料理とも良く合ってます♪



「carre(カレ・キャレ=フランス語で四角、正方形の意)」
何が四角?って思ったら、下に敷き詰めたお野菜のピューレが真四角だったw
いやそれよりこの見た目からしてワクワクするわ!イカスミでクリスピーなチップスを作ってピューレの上に雲丹とサンドイッチしてる。
見た目も可愛いんだけど味がもーたまらんなー!一応サラダの代わり?それにしても贅沢な…

 

ワインチェンジ
ブルゴーニュの白。ワイングラスの形が可愛い♪



「ごまあら」
あんまり聞いた事のないお魚。別名オオモンハタだそうです。
これに軽く焦がした縮みほうれん草とカラスミを添えて。ソースはハマグリのお出汁からとったもの。
んまー美味しいわ!ミキュイに仕立てたごまあらと香ばしい香りのほうれん草+カラスミが絶妙マッチング。ソースも神レベル☆



「Verveine」
ソルベはバーベナの香りで軽やかに爽やかに♪

 

ワインチェンジ
いよいよメインのお肉に合わせてブルゴーニュの赤を。



「飛騨牛」
本日のメインは飛騨牛A5ステーキ!わーいわーい!
見るからに美味しそうだけど食べたら見た目以上にめちゃウマーだったわ♪幸せ~♪

 → 

「Noir」
真っ黒のクリスピーな板状のパリパリをフォークでグサグサ壊すと、中からガトーショコラとアイスクリームのコラボが♪
ほろ苦くて大人のデザートって感じ。



ここで、あらかじめ予約の際に「銀婚式のお祝いでお食事に行くんですーーーー!」アピールガンガンにしておいたら
ちゃんと意を汲んで下さって(つーか、毎回誕生日か結婚記念日にしか行かないからシェフも大概覚えちゃってる感じw)お祝いプレートをサービスしてくれました!



飾り文字部分のアップ↑
ステキー♪そしてホワイトチョコトッピングした甘~いイチゴも添えられていました。旨かった♪



「Pedro Ximenez」
世界一甘いシェリーワインとも言われる「ペドロ・ヒメネス」で作ったアイスクリーム
香りもよく、甘さも上品で口の中で美味さとろける~♪



「茶菓子」
爽やかな柑橘系マカロンとフランス料理の定番茶菓子のカヌレ。
カヌレって大抵外がパリパリ中がしっとりが多いですよね。このお店のカヌレ、表面も柔らかくてふんわりしてました。これまた上品な味!

アチコチ(という程は行ってないけどw)でフレンチ食べてるけど、やっぱり自分はこのお店が一番好き。
味付けも優しくてソースも主張し過ぎない、でもきちんと食材を引き立ててくれる、本当に繊細なお料理です。
本当はもっと行く頻度上げたいんだけどなー旦那がなかなか連れてってくれないんだよなー^^;
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という訳で、↑食事に行ったのは結婚記念日当日の12月12日
その週の週末に、銀婚式のプレゼントを買って貰いに行ったんですね。

某SNSで吠え散らかしたのでSNS繋がってる人はご存じのお話なんですが、「銀婚式のプレゼントに何買って貰おう問題」
因みに5年前の20周年の際にはヴァンクリのネックレスを買って貰ったんですよ。
今回は銀婚式なんだからもっとレベルアップしてもいいのかしら!(ワクドキ)

と思っていたら、旦那からあらかじめクギ刺された^^;
このところ色々と物入りで(家の中もアチコチガタが来ていて修繕費が嵩んでいるし、大物家電もちょうど買い替え時期)更には旦那の仕事の都合で
年に2回大型休暇をとらなければならない状態なので(コレは説明すると長くなるので理由は割愛)今年は1月にメキシコに行って、更に通常の夏の旅行では
ギリシャ&エーゲ海クルーズもやって大散財してる。その上また来年2月に大型連休を取らされるので既に散在旅行計画が立ち上がっている状況。
「申し訳ないけどそーゆー訳で、あまり自由に動かせる金がないんだ」だそーで。

コッチも色々考えてたんだけど、まあヴァンクリ(又は同等クラス)はやめてくれ、という事で把握したのでそれより少し下のラインでねだろうと。
最初はバッグ買って貰おうかなーって思ってたんだけど、なんかバッグって銀婚式のプレゼントっぽくないよね?^^;
やっぱこーゆー周年記念のプレゼントって貴金属系?

とかブツブツ旦那に言ってたら「バッグでもジュエリーでも、お前が今一番欲しいモノでいいんじゃないの?」と、何ともそっけないレスが。

「でも確かにお前っていっつもやっすいバッグ買ってはポイポイ使い捨ててるから、どのシーンでも使えるようなちょっといいカバン買ってもいいかもね」
『そーでしょー!?カジュアルでもちょっとしたお食事にでも使えるよーな便利なカバンって言うとどんなのだろー?』
「まあ、ありきたりな所だとやっぱヴィトンとかなんじゃねーの?」
『ヴィトンかぁーーー。私バブル世代なのに珍しくヴィトンって1つも持ってないんだよなー』
「まー確かに【今更感】はあるよなw」

とか言いながら、とりあえずモノ見て回ろうゼ!ってなって一通りのブランドのバッグ、それから宝飾メーカーもチェックしてみました。

アレだね、超~久し振りにヴィトン入ったけど、今って「ド定番」みたいなバッグってほとんどないのね。
名古屋の人にはニーズが少ないから仕入れてないって事なのかしら?
近くにあったプラダも見てみる…革製のド定番らしいバッグがあってなかなか使い勝手は良さそうなんだけど…なーんかババ臭く感じる。
ボッテガに行ったら定番のミディアムヴェネタの限定カラーとお花みたいなモチーフの付いたのが可愛かった♪
けど旦那が「このバッグの何がいいのかさっぱりわからん」と難色を…(チッ
今居る百貨店では取り扱いがないんだけど…やっぱ前から欲しいって言ってたしバレンシアガ?

「前からバレンシアガバレンシアガ言ってるけど、俺サッパリ分からんのだわ」
『男子には認知度低いのかなー?女子には爆発的人気なんだけど!てか、人気出過ぎて流行りが終わったらもう持てなくなっちゃうかな?って懸念がw』

…と言いながらネットでバッグの画像検索して旦那に見せる。

『ね!ちょっとハードめだけどカッコ可愛いって感じでいいでしょ♪』
「ほーん、なるほど確かにカッコイイバッグだな!」
『そーなの♪だから前々から欲しいんだけど、難点があるとすればー』
「うん?」
『先ずはさっきも言ったけど今余りにも流行り過ぎちゃった事。それからー』
「それから?」
『正直言って、モノと値段が釣り合ってないっつーか、現品見てもこの値段するよーには見えないんだよな(笑)』
「あー、オレも今この画像と値段見て同じ事思ってたw」

…バレンシアガファンの皆さんスイマセン。私だって欲しいんだよーでも本当にあんな高いお値段のバッグに見えないんだもーん^^;

という訳で、結局バッグは決め手がなくて「また海外行った時に探せばいいじゃん」と言われて諦める事に。
貴金属に絞ったのでまた百貨店内をグルグル…アレだね、ティファニーって自分が思ってたよりも色々価格が上がった?
5年前に行った時はもーちょっと全体的に価格が控えめな印象だったんだけど、今回結構エグい金額の商品多かったなーイエローダイヤとかバンバン出てたし。
国産ブランドのジュエリーもいくつか見せて貰った。日本人の職人さんってやっぱり仕事が細かくて丁寧なんだよねー。

で、結局…



カルティエにしちゃった!
国産の某ブランドのと本気で迷ったんだけど、後々のメンテナンスの事とか色々考えるとやっぱり歴史のある宝飾メーカーの方がいいかな?と。



箱から出したらちっちゃいネックレス1本なのにちゃんとした宝石箱みたいなのに入ってたーカルティエ凄いねー
ヴァンクリの方がお値段高かったハズだけど、ネックレスケースコレよりもショボかったよー(コラコラ

そー。5年前に買って貰ったヴァンクリ、すっごく気に入ってるんだけどやっぱデザイン的に普段使い出来ないんだよねー。可愛過ぎてさ^^;
だから今回はカジュアルにもドレスラインにも使える万能デザインにしたよ!これからバンバン付けてやる!!
(現物画像は勘弁してねーこっぱずかしいのでw)

で、購入した際に顧客名簿作らせてくれって言われて『顧客ぢゃねーけどな。これっきりだけどなw』と思いつつもDMどんなの来るのかちょっと楽しみで
顧客名簿書いたんだけどさー…後日こんなメール来たよ



……。なんか怖ぇ~わ(滝汗)
コメント (5)
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【映画】スター・ウォーズ/最後のジェダイ@前夜祭【37作目】 ※超ネタバレ注意

2017年12月14日 | 映画感想
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

前夜祭プレミア上映で鑑賞して来ましたー!ぃえーーーい!
チケット、ガチで発売3~4分で即完でしたね。我ながら強運と言うか…ホントに良くGET出来たもんだなとw

という訳でかなりの混雑が予想されたので、上映時間の1時間ちょい前には現地に到着したんですが…

 

コスプレーヤーのクオリティが神過ぎて仰天!
いや最初目にした時は「え、お祭りだから業者さん呼んだん?まさかハリウッドから直送!?」ってガチで思っちゃったw
TV局のクルーもガンガンに来てて辺りはちょっとした撮影祭り。



実は自分も…ダースモールさんのクオリティが余りにも高かったのでお願いして一緒に写真撮ってもらっちゃった☆



待ってる間に売店で…ソフトドリンクの「スター・ウォーズマスコット付カップ@900円」を購入
マスコットはストームトルーパーとBB-8の2種類。数量限定発売だそーですが、公開1週間以内に行けば余裕で買えるんちゃう?
自分もBB-8買い足しに行こうか悩み中。
ちなみに「ポップコーンBB-8バケット@1000円」というのも販売されてました。ポップコーンはいらんので買わなかったけど。
…って、今ネットでちょっと調べてみたら映画館によってはストームトルーパーのポップコーンバケットも販売してやがる…うぐぅ(←買いに行くだろコレw



さてー、そんな訳でー、
前夜祭の映画館のロビー行って記念撮影だけして帰って来て「前夜祭で鑑賞しました☆ドヤァ」とかセコいウソ付いてる訳じゃないのよー♪の証拠画像
ちなこの画像インスタにも使ったんだけど、ウカれて撮影しててうっかり半券側の座席番号隠すの忘れてUPしちゃったという大馬鹿ですw
まーいいのいいの、当日個人特定されたらシャレにならんかったけど、誰にも後ろ指さされずに帰宅出来たからやっちゃったもん勝ち(薄笑)



劇場パンフも特別版を購入↑
何が特別版なのかよく分からないんですが…通常版とは表紙が違う、とかそんな感じかな?
ちな前作「フォースの覚醒」の時は封切初日初回の限定チケGETして、初日鑑賞した人だけが購入出来る「鑑賞日付入り特別版パンフ」手に入れてるんだぜーい♪



そして…前夜祭鑑賞者特典の「スター・ウォーズ全作ポスターセット」
すんげークソバカデカいサイズのポスター8枚クルクル巻きで貰ったらどーしよー!と思ってたんだけど、よくよく考えたらそんなの全員に配ってたら
劇場内ポスターだらけでロクに映画のスクリーン観れねーっつーのw
8ッ切サイズよりももーちょっと大きいかな?位のサイズでちゃんとビニール袋に入れてパッキンされてました。
袋から出すの結構大変だったよ…もっと大変だったのは袋に戻す作業だったけどね^^;
コレ…額装して部屋に飾りたいなー。ちょうどいいサイズの額売ってないかなー探してみようかなー♪
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はいはい自慢終了~♪
という訳で…ようやく本編のレビュー

あー、これから盛大なネタバレ祭りになりますので(オチも絡めて)まだ本作未見の方は絶賛スルー推奨します。責任取れませんからねー^^;

あらすじ
レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)将軍率いるレジスタンスの手によって新共和国の首都星系を一瞬にして消滅させた超兵器「スターキラー」
の破壊に成功したものの、銀河の完全支配を目指す邪悪な軍隊「ファースト・オーダー」を壊滅させるにはまだまだ程遠い状態だった。
ファースト・オーダーを率いるスノーク最高指導者(アンディ・サーキス)やカイロ・レン(アダム・ドライバー)に立ち向かえるのはジェダイしかいない。
レイアは兄である「最後のジェダイ」ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を見つけ出すようにレイ(デイジー・リドリー)に命じ
レイはチューバッカとかつてのルークの相棒R2-D2を連れて辺境の惑星オクトーへとやって来たのだった。
一方でファースト・オーダーは新たにハイパースペースに逃げ込むレジスタンスを追跡するマシンを開発、これによって超光速ジャンプで今まで
逃げ延びていたレジスタンスはファースト・オーダーの追手から逃げられなくなり窮地に立たされた。燃料が底を付き始めてファースト・オーダーの追手が
ジリジリと迫る中、フィンと整備士のローズは敵の追尾装置を破壊する為に極秘に動き出すのだが…

んーと、何だか色々モヤモヤする展開だぞコレは(滝汗)

先ずさー、何がモヤるって…フォースの概念と言うかフォースって、フォースって、岩持ち上げたらあかんやろ?←ソコかw
何か段々一番最初のフォースとは何ぞやから離れて来ている気がするのは私だけなのか?
そもそも「フォースの遠隔操作」もここに極まれり、って感じだよね。実体がなくてもフォースだけで戦えるならもはやライトセーバーすら必要ない気がするよ^^;
ルークの隠遁の理由ってのも…闇に落ちた甥を止められない恐怖に甥を亡きモノにしようとするってさ、それルークお前がダークサイドやないかいっ!
「まだレンを救える。レンに触れた時にレンの未来が見えた!」と言い張るレイはまだいいのです。ですが基本レイはバトルシーンで常に怒り震えているのが
個人的にはよろしくないのではないかと思ってしまうのです。怒りはダークサイドに落ちる原動力なのです。怒りでフォースを使ってはいけないのです。

と、ど初っ端からガッツリネタバレしてますよ。今後もこの調子でネタバレしまくるので本当に未見の方はこの先読まないでね(滝汗)

んでー、ジェダイ・マスターになると「精霊化」するという解釈でいいのでしょうか?
今回ヨーダ出て来たしね。あのハゲ散らかした後頭部見るとおばちゃん安心しちゃうよ♪(コラコラ
副題見れば誰もが「今作でルークも逝ってしまうのだな」と思うでしょう。でも最後にレンの前から消える時に「また会おう」って言ってたから
コレはどー考えても次回には精霊化したルークが再登場してレンと怒涛の「フォース無双」とかやらかしてくれるに違いあるまいw
あ、でもそれだったらさ、クワイ=ガン・ジンやオビ=ワン・ケノービやメイス・ウィンドウも精霊化して登場出来ちゃうじゃーん♪
…という事は、レジェンドにならなければ精霊化までは行けない、という事かな?

という訳で、ルークは自分でも「私は伝説になってしまった」って自称しちゃってるからねーだ♪あははははー

あと、多分本作の中で一番モヤったのが「レイの出生の秘密」
秘密でも何でもないやんけー!なんだあのオチ!アレだけはぜっっったいに納得出来ないからね!
前作からあんだけ意味深に引っ張っておいてコレは流石にないでしょーよー絶対に誰かジェダイ・マスターの血統じゃないとあかんでしょーがー!><
ん、まてよ…まさかこんなクソオチな訳がない。だから今作ではレイも観客もガッカリさせておいて、次回作で「そうと思わせておいて実は…」
みたいなどんでんオチになってるんジャマイカ!?うん、そーだ!そうに違いない!!←勝手に納得した。コレで次回作このネタ拾われてなかったらガチ泣くw

それからもう1つモヤる展開
フィンとローズがどこぞのカジノにパスコード外しの名人を探しに行くくだり…結局なーんの意味もなかったのでまるで必要がなかった、というのはどーなの?
あーでもね、牢屋でヒョコッと顔だしたのが私の大・大・大好きベニ男たん(ベニチオ・デル・トロ)だった時には「きゃーーー!何このサプライズぅーーー!」
って大歓喜だったんだけどさ。(自分、ベニ男が今作に出演してるの全く知らなかったので…それにしてもベニちゃんかなり痩せた、つーかちょっと顔いじくったか?)
アレさー、もしかしたらベニちゃんを登場させる必要性を持たせる為に用意した展開、だったりするの?要するに次回作にもベニちゃん出てくるとかさー♪
だとしたら「まあ、本作はあくまでも9作目に向けた繋ぎ的要素が大きいから、色々ネタがとっ散らかったまま収束させてなくても致し方あるまい」って
自分を納得させられるんですがね…なんか本作本当に主要メンバーがそれぞれミッション貰ってバラバラに動いていて、それが全くリンクさせられてない、
バラバラのネタをバラバラに見せていて、それが上手くまとまらずにバラバラになって終わっている印象が強くて。もう少し何とかならんかったかなぁ?

と、散々吠えまくってますが、映像の進化はもうとにかく素晴らしいです。
スペースフィールドでのバトルシーンのド派手さは回を重ねる毎にパワーアップしているし、ライトセーバーバトルはレイとレンが手を組んで戦うシーンが
凄くカッコ良かった!アレは良かった!あ、ところでスノーク最高司令官弱過ぎません?アレは「はぁ?」って拍子抜けしたわ。
ダーク・フォースの使い手にしてはちょっと注意力散漫過ぎやしませんかね?(薄笑)

あとね、チューイに新しいお友達が出来て良かったね!
ルークが住んでる星に生息してる「ポーグ」という鳥なんだけど、とにかくチョイチョイ登場してはチューイに絡んで超可愛い!


(画像はネットの画像検索から拝借致しました。どもです)

なんだかんだで…でもやっぱりスターウォーズは観ててワクワクするんだよ。
自分は前夜祭で鑑賞したので、本編前におまけ映像で監督さん、マーク・ハミルさん、ルーカスフィルムの社長さん?らのメッセージと10カウントダウンして
そしてスクリーンが一瞬真っ暗になった後にSTAR WARSのロゴがドーン☆→からのー、ジョン・ウィリアムズの例のあの「ジャンッ☆」という音が出た瞬間
全身を雷が貫いたような衝撃が走って、そして会場は拍手に包まれましたよ。
そうさ、みんなスターウォーズが大好きなんだよ!

本作だけの出来を考えたら「……ん、まあ、中繋ぎ的要素も多いし」みたいな微妙な感じなんですが(苦笑)
それはそれ、これはこれ、やっぱり次回の完結編を観なければね!本作もあともう1回は最低でも劇場で観直しておこうかな。
…ところで、レイアはどーなるんだ?本作撮影直後にキャリー・フィッシャーさんが急死されたでしょ?アレは本当に衝撃的ニュースだったわ。
ルークはともかくレイアはガッツリ次回も登場する体で終わってますしね…ちょっと気になる所です。

という訳で、キャリー・フィッシャーさん、心よりご冥福をお祈りします。どうかいつまでも我々SWファンと、そしてフォースと共にあらん事を…
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【映画】オリエント急行殺人事件【36作目】

2017年12月11日 | 映画感想
「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティ著の余りにも有名な同名タイトル作品を実写映画化。
本原作は既に1974年に一度映画化されていて、自分は1974年の作品を子供の頃から何度か鑑賞していて原作小説も勿論学生時代に読んでいます。
本作の予告編を映画館で初めて観た時「は?何で今更オリエント急行???もしかして…たまにある大オチを変更した【大胆な原作改悪編】ってヤツか?(滝汗)」
とチラリと頭を掠めたものの…

あらすじ
イスラエルで一仕事終えた世界的名探偵「エルキュール・ポワロ(ケネス・ブラナー)」はトルコ・イスタンブール発のオリエント急行に乗り込んだ。
車内は時季外れの満車状態だったが何とか一等客室を得たポワロにアメリカ人富豪「エドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)」が声を掛けて来て
自分の身辺警護をして欲しいと依頼して来る。ラチェットは何者かから脅迫状を受け取っていたのだが、彼の不遜な態度を嫌ったポワロはこの依頼を断った。
列車は途中の山中で雪崩事故に遭い脱線・立ち往生してしまうが、立ち往生したまま夜が明けるとラチェットが全身12ヶ所もめった刺しに刺された死体で発見される。
半ば密室状態だったオリエント急行の車内でポワロは容疑者である乗客達に事情聴取をするが、全員がアリバイを主張・証明され、更にはラチェットのとある過去が明るみになる。

そもそも上にも書いたけど「大胆な原作改悪編か?」と疑ったのも、本作のオチが余りにも有名過ぎて「まさか今更ただのリメイク作る訳ないよね?」と
思ったからなんですが…「余りにも有名なオチ」だと思っていたのはもしかしたら自分だけだったのか?(滝汗)
実は本作の公開封切翌日にたまたま某所で忘年会をしていてね、そこで本作の話題になったんですが…自分と同い年で自分よりも数倍(いや数百倍)は本を読んでいる
読書家であり、またご自身も兼業ながら文筆業をされている友人が本作のオチを全く知らないし原作小説も未読・映画も観た事がないと言っていて死ぬ程驚いたんですが。

まーそんなこんなで本作、原作小説も1974年制作の映画も観ている状態なので当然オチは分かっている状態で「何が前作と違うんだろー」位の感じで鑑賞した訳ですが
何と言うか…ポワロがかなり大胆な行動派と言うのか、前作にはなかった「場外乱闘」シーンもあってちょっとびっくり。
そもそも映画が始まってしばらく、ポワロがとても神経質な潔癖症で尚且つ世界的に有名な私立探偵である、という横顔を観客に提示する為であろうエルサレムでの
一連のエピソードが流れるんだけど、このシーン長過ぎないか?この段階で「はいはいもういいですよー」って軽く飽きて来ちゃったじゃんね(苦笑)
まあコレは自分が本作の内容を分かっているからで、何も知らない人にとっては必要なシーンなのかもしれないわね。でも玉子の大きさなんてどーでもえーやろ(コラコラ

本作もポワロの怒涛の推理展開で観客半ば置いてきぼり状態で殺人事件発生以降グイグイ行く訳ですが(コラコラ)それにしてもラチェットの裏の顔っつーか
本作のキーとなる某事件への関わりを見つけるのが光の速さ過ぎて(まあコレに関しては前作もヲイヲイ展開だったのは認めるけどw)部屋に残された「燃やされた脅迫状」
とか色んな物的証拠の検証があまりにも澱みがなさ過ぎて基本「観客置いてきぼり」なのはこのシリーズにおいては仕方ない事なのかな。
本作を全く知らない人が観て、ポワロの推理展開のスピードに着いて行けるのか心配になってしまったわ。
何しろ本作の登場人物を演じているキャストが余りにも豪華過ぎるから、そっちにも目が行っちゃって気が散って色々混乱してる間に話が進んじゃうんじゃないかとw

映像的にはやっぱり流石の2017年MADEって感じですね。物凄くキレイだし映像も作り込んでいて見応え充分♪
印象的だったのはやっぱり「種明かしシーン」ですか。トンネルに設えた長テーブルに容疑者が勢揃いして横並びに座る様子は誰が観てもダヴィンチのあの名作
「最後の晩餐」を思い描くだろうと思いますよ。当然だけど最後の晩餐を彷彿させるように監督も意図して作った構図だろうと思いますが。

んー、リメイクとして充分な作りだった、とは思うものの個人的にはやっぱり1974年製の方が好きだったかなー。
まあコレに関しては当時原作小説未読・内容もオチも知らずに映画を観て(子供の頃TVの洋画劇場で観たのが初見)その余りにも斬新なオチに子供ながらに衝撃を受け、
後に原作小説を貪り読んだ、というのも前作に対する思い入れに加味されているんだろうと思いますが(苦笑)、何と言うのか…犯人の「切なさ」成分が
前作に比べてちょっと物足らない気がしたんですよね。前作の種明かしで犯人がラチェットを刺す回想シーンを観て本当に切なくなったのが印象的だったので。
まあ前作と全く同じ演出にしてしまったらそれこそ「じゃあ何で今更またこの名作をリメイクしたんじゃ?」になっちゃうからね。

個人的に前作に比べて本作はポワロの様子に「敗北感」のような物を滲ませている演出が気になりました。
ポワロは「世の中には善と悪しかない」という一刀両断的なモノの考えで、「殺人」という行為を絶対に許せないというゆるぎない正義感を持っているんだけど
本作の柱にもなっているテーマ「【事実】と【真実】は必ずしも等しくない」という事象の前にポワロはどこまで【真実】を追求して、どこまで【事実】に対して
自分が公正なジャッジをするのか…「法の順守」とは何ぞや、という難しい問題を前に前作は「灰色の決着にポワロもなかなか粋な計らい」的な【明】な印象の
演出だった感触があるんですが、本作は「自分の信念を曲げざるを得ない苦渋の選択」という【暗】な印象を持ちましたね。

…どうしてもリメイクって前作に思い入れのある人から辛辣な目で評価されてしまうのは致し方ないんだろうと思いますよ。うん自分もソッチの手合いだしね^^;

映画最後で「本作がウケたら続編にこれまたアガサ・クリスティの名作中の名作【ナイル殺人事件】もリメイクしまっせー♪」という商売根性もチラリと見せて(苦笑)
なかなかキレイにまとめ上げた作りになっていたんじゃないでしょうか?
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【映画】探偵はBARにいる 3【35作目】

2017年12月01日 | 映画感想
「探偵はBARにいる 3」

探偵:大泉洋、大学助教で探偵の用心棒・高田:松田龍平の凸凹コンビ「すすきの探偵シリーズ」の3作目
何でも前2作から監督さんが変わられたそーで…どうして監督変えたんだろう?

あらすじ
ある日いつものBARにいた「探偵(大泉洋)」は相棒の「高田(松田龍平)」から大学の後輩の彼女「麗子(前田敦子)」が行方不明になっているので
探してやって欲しいと頼まれた。麗子の身辺を調べている内にあるモデル事務所で麗子がバイトしており、そのモデル事務所はヤバい筋の後ろ盾がある事が判明。
更には組同士の抗争?の疑いのある殺人事件に麗子が巻き込まれており、今回の失踪に関係しているらしい事が判ったのだ。
ところでモデル事務所の美人オーナー「マリ(北川景子)」に既視感を覚える探偵だったが…

んー、無難にまとまってるんだけどなーんかピンと来なかった。
監督が変わったからかなぁ?アクションシーンがしつこいと言うか、今更スローの多用とか演出古過ぎないっすか?
志尊淳君が「ヤクザ・北城(リリー・フランキー)」の用心棒役でキレッキレのアクションやっててコレはカッコイイんだけど、ホントどーでもいいけど
このヤクザの取り巻き連中の中に天山広吉さん(←ガチのプロレスラーですよ)がキャスティングされてるんだけど、まーったく天山の見ドコロがないってのも
個人的には納得がいかなかったなぁ。あんだけアクションシーンひっぱるなら天山ピックアップしたれやー^^;

リリー・フランキーさんは相変わらず「情けない表情なのにキチ○イレベルに危ないヤツ」という役ドコロが実に上手いw
そして前田敦ちゃんは敢えてああいうキャラなんだよね?色んな意味でハマり過ぎてて天然なんだか大根なんだかグルッと回ってすげー演技派なのか訳が分からなかったよw
まあ松重さんとか相変わらずステキ♪本シリーズって惜しみなく豪華キャストをバンバン無駄遣いしているのも見ドコロの一つだと思うのと、
舞台が札幌・すすきのという事で札幌市の全面協力を得られていてロケ地から無駄に多いエキストラ投入とか札幌市長やら日ハムの栗山英樹監督が実名出演してたり
もうやりたい放題なのも見応えがあって楽しい。

で、毎回謎の美女から探偵が依頼を受けてクライマックスに向けてどんどんシリアスになって行くのがお約束なんだけど…なんだかなー?本当にピンと来なかった。
個人的には前作の方が面白かったなぁ。北川景子ちゃんはめっちゃくちゃ可愛かったけど。映画ラストのあの表情には思わずホロリと泣かされたけど。
うーん、前2作に比べてハードボイルドっぽさが薄くなってコメディにより寄せて行った感じ?
元々大泉洋さんが「面白い寄りのキャラ」だから洋さんのキャラに寄せちゃったの?もっとバイオレンス色濃くてもよかったのになぁ。
エロ要素もかなり薄くなっててもっとエグい感じの方が自分は好きでしたね。ちょっと大衆向け・女子供ウケに走っちゃった?のが残念だったかも。

なんだかんだで一番面白かったのは映画のラスト、スタッフテロップが全部終わった後のおまけシーンだったかも。
いや、て言うか、本編はもっとバイオレンスでエグい感じでグイグイやってもらって、それだからこそ光るおまけシーンのハズなんだよね。うん(苦笑)
コメント
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