天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】土竜(モグラ)の唄 香港狂騒曲【32作目】

2016年12月21日 | 映画感想
「土竜(モグラ)の唄 香港狂騒曲」

試写会で鑑賞。
元々は高橋のぼる氏著の同盟タイトルコミックの映画化で、2014年に公開された「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」の続編。
前作同様三池崇史監督、宮藤官九郎脚本のタッグそのまま&メインキャストも丸々続投+今回から(今回のみ?)新たに瑛太、本田翼、古田新太、菜々緒が
ニューキャラで投入されて話の舞台も大阪から香港に移って更にパワーアップ!
…と、エラソーに書きましたが前作未見、原作コミック未読、全く本作の情報なしでの鑑賞です…すいません試写会当たったからタダで観れるなら~程度で^^;
そもそも「893ネタ」が好きじゃないのでコメディだと分かっていてもスルーが基本。ぶっちゃけ試写会が当たらなかったら観なかったと思います。すんません

そんな訳であらすじ…
交番勤務のダメ巡査「菊川玲二」はある日突然クビになり、犯罪組織への潜入捜査官(通称:モグラ)に任命され広域指定暴力団「数寄矢会」に潜り込んだ。
何度も死の危険をくぐり抜けながらもその間にちゃっかり童貞も卒業、何とか身分もバレずに生き延び、更には「クレイジーパピヨン」こと日浦匡也に気に入られ
兄弟の契りまで交してしまう。
そんな中、警視庁組織犯罪対策部のエースとして若きイケメンエリート「兜真矢」が就任。警察官とヤクザの癒着が許せない兜によって玲二は敵視される事に。
その頃玲二に数寄矢会会長の轟周宝からビッグミッションが…それは最近日本で台頭して来た極悪非道のチャイニーズマフィア「仙骨竜」を叩きのめす事。
更に轟周宝とその娘(19歳激美人でまさかの処女!)轟迦蓮のボディガードになる事だった。

まあ、クドカン脚本だなぁ~(ほのぼの)
この人に掛かるとほとんどの話が「小2レベルの糞尿ネタ」か「中2アホ童貞が夢見る激烈エロネタ」のどちらかに振られる訳ですが(苦笑)
今作は後者の「激烈エロネタ」の方向に振り切ってました。
多分本作のターゲットは中高生(夢見がちなチェリー君)~いいとこ30代(彼女いない歴=年齢)なんだろうと推察しますが、間違っても週末の和やかな時間に
生田斗真君ファンの娘(中学2~高校3年辺り)にねだられて家族揃って劇場鑑賞等と言う暴挙に出ないようにお父さん達はくれぐれも気を付けて下さいw

本作封切に際して1作目が地上波放送されたそうですが(自分未見)…1作目は公共の電波に流していい内容だったんすか?
少なくともPart.3が今後作られる事になっても(まあ間違いなく続編作る気マンマンな構成でしたが)本作は流石に公共の電波では流せないでしょ(滝汗)
つーか「まあギリ放送OKなレベルにエロネタカット」したら本作多分30分位しか放送出来ない予感^^;

という訳で…あ、一応内容にも触れるべき?(コラコラ

んーと、今作で新たに投入されたキャラとして警視庁のイケメンエリートとして瑛太君、数寄矢会会長の愛娘役で本田翼ちゃん(可愛い♪)、
日浦の先輩だけど最近組を破門になった「はぐれヤクザ(本作のキーマン)」に古田新太さん、チャイナマフィアの麗しきヒットガールに菜々緒さんが登場。
それぞれクドカンらしい濃いキャラ設定になっていて、三池監督らしいエゲツない「やり過ぎ&盛り過ぎ」なハチャメチャっぷり炸裂。
要するに「組を破門になったはぐれヤクザがチャイニーズマフィアと手を組んで日本で跳梁跋扈しようとするところを元々縄張りにしてた日本ヤクザが
粛清に乗り出す」的な話なんですが、チャニニーズマフィアの裏に何やら他の黒幕の思惑が?…的なちょっぴりミステリアスな展開もご用意。
まあ、登場人物出揃ったところで既にオチが丸見えな訳ですが(コラコラコラ)ぶっちゃけそこは誰も期待していない部分だろうからスルーでOKかと。

まあ後は菜々緒ちゃんが無駄にクソエロな衣装で大立ち回りするのをニヤニヤ眺めたり、仲里依紗ちゃんが無意味にパンチラさせるのを覗き込んだり、
本田翼ちゃんが股間に摺り付けて腰振って来るのを妄想逞しく鑑賞すればいいんじゃないかとw

個人的に気になったポイントは
1.エンケンさんがちょい役で無駄遣いされているのに萌える(モグラの唄の3番、お待ちしてます!)
2.香港が舞台なのにほとんど香港感なし。ロケハンが風景撮影してるだけで後は国内ロケ丸出しなのが安っぽくて逆に面白い
3.古田新太さん相変わらず振り切れたキャラでナイス!
4.瑛太君が無駄に演技が上手くてクライマックスちょっぴりグッ…と来る(本作の役作りはかなり困難だったんじゃなかろうかw)
5.ビル落ちのトラの涙に思わず「三池監督…アンタ遊び過ぎwww」と小さくツッコミ

こんな感じですかね。
この手の作品って評価しようがない、ってのが正直な感想。ハチャメチャバカエロ系に真面目なコメント寄せても意味ないしねぇ。
多分本作の評判如何によっては更に続編作るでしょうね。ほのぼの系ではないから「寅さん化」「釣りバカ化」するにはハードルがかなり高いですが(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー【31作目】

2016年12月19日 | 映画感想
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

スター・ウォーズ(SW)シリーズ最新作…と言うか、本来のSWの話の流れとは別で、いわゆる「スピンオフ」「サイドストーリー」というヤツ。
自分はEP4から劇場で全て鑑賞している「SW粘着ファン」なんだけど…正直、本作の予告編を見ても余りピンと来なかった、と言うかロクに予告編も見なかった。
そもそも監督がSWの本流を撮ってるJJエイブラムスではないし、主軸のメンバーがほぼ出演しなさそうな…サイドストーリーだから当たり前だけど。
だったら何見せるんだ?みたいな、ちょっと懐疑的な部分がありました。まあでもSWシリーズなのだと言われたら観ない訳にはいかないか、程度で(苦笑)

鑑賞前に映画好きネット友さんと忘年会で会った時に「どうやらローグ・ワンはEP4の前日譚、EP4の10分前までを見せるらしいぞ」みたいな情報は
頂いたものの、だったらその10分前って?あのレイア姫が「助けてオビ=ワン・ケノービ!アナタだけが頼りです!」のホログラム作る理由みたいなのを
見せるって事っすか?(ちょっと意味がワカリマセンが…)みたいな。どこまで行ってもへそ曲がりな自分^^;

そんな訳であらすじ…帝国軍は惑星ごとふっ飛ばせる超強力最終兵器「デス・スター」を密かに作っていたが、デス・スターの設計者「ゲイリン・アーソ」は
帝国軍に手を貸すのに嫌気がさして妻子を連れて逃げ出していた。ところが居場所を見つけられて連れ戻される際に妻を殺され、一人娘の「ジン」だけは
何とか逃がして離れ離れになってしまう…それから15年後、デス・スターがどうやら完成したらしいという情報が流れる中、設計者のゲイリンから密かに
「デス・スターの動力の中に巧妙な罠を仕掛けた。それを破壊すればデス・スターは全て破壊出来る。その為にはデス・スターの設計図を盗み出してくれ」
というメッセージが反乱軍に届く。メッセージに懐疑的で弱腰のリーダー達に見切りを付けたジンと少数の仲間達は勝手に設計図を奪うべく
極秘部隊「ローグ・ワン」を結成し帝国軍の鉄壁の要塞惑星「スカリフ」へ向かうのだった。

なんだこれ。面白過ぎるぢゃねーか!!
ぶっちゃけ昨年公開されたEP7よりコッチの方が面白いぞ。わーヤバいなーどーしよー^^;

世の中には自分のような「SWヲタ」がいる一方で、余りにも世界的にヒットしているので今更「SWを全く知らない」と言うのもこっぱずかしい…から転じて
「だったら元々好きじゃなかった、いやこういう荒唐無稽なSF冒険活劇って性に合わない俺カッコイイ!」と自分を納得させた「アンチSW」気取りも多いと思う。
そういうSWにアレルギー反応を起こしているアンチの人にも是非本作を観て欲しい。
本作を観たら、きっとこの話の続きであるEP4が見たくなる。そしてEP4を観たら…後は怒涛の「SWオタ街道」に素直に乗っかればいい。
要するに、本作はSWシリーズを全く観た事がない人にもすんなり入り込める、非常に分かり易い内容になっていて、且つSWの世界観も非常に理解し易く
解説されている「SW入門書」のような作りになっていました。
全く何の説明もなく聞いた事もない惑星の名前とかがキャプションで表示されますが、ご安心下さい。我々SWヲタも全く知らない名前でございます(笑)
SWヲタにもそうでない人にも等しく初めて情報満載ですので同じ目線で本作を鑑賞しています。知ったかぶる必要はお互い全くありません。

そんな訳で、ロクにキャストも調べずに観に行ったら…え、何このイケメン見覚えがある、というか、ディエゴ・ルナ君ぢゃないかっ!(萌)
うわああああ久し振りに見た~!相変わらず可愛い~!
いやいやいやそれよりも…この盲目の僧侶って、、、え、え、え、ドニー・イェン様ぢゃないのぉぉぉぉぉ(絶叫…したいがグッとこらえる)
何よ何よ何よぉぉぉ!私に内緒でこんなイケメン祭り勝手に開催しちゃダメぇぇぇぇ!!(はぁはぁはぁ)
し、しまった。下調べしないで観に行っていきなり好きな俳優がバンバン出て来ると興奮が押さえられないっ^^;

と、自分一人盆と正月がいっぺんにやって来たような興奮のるつぼでしたが(苦笑)内容自体も凄くしっかり作り込まれてます。
何ていうかね、いい意味で「青臭い奴ら」なんですよね。「未来への希望」と「自分が信じた正義」だけで心を強く持って、
そして自らの命を投げ打ってでも未来の平和への為に事を成し得ようとする。もう本当に青臭いんですよ。だがそれがいいw
当然だけどSWシリーズは予算潤沢ですから映像も手が込んでいて、戦闘シーンなんてワクドキが止まらないです。
普通~にワープとかしちゃってますが、ワープシーンが出て来るだけで「うふふ♪そうよコレ!コレ!」ってワクワクしちゃいます。

で、ワクドキしながら映画を観ていて中盤以降いよいよクライマックスの戦闘シーンが佳境に入って来ると、本作で重要な位置付けだったキャラも
1人、また1人と命を落として行く訳です。そもそもがソウが走れないからってその場に残ってジンの行く末を祈りつつ命を落として行くシーンで
ちょっとウルッと来ちゃったんだけど、チアルートが「フォースと共にあれ」とずーっとつぶやきつつ電源スイッチを入れに行くシーンの辺りで
バカな自分はようやく気付いたんです。本作はEP4の前日譚であり、そしてEP4には本作に登場する主要キャラは誰一人出演していないという事を。
当たり前ですよ。だってEP4を制作した頃にはこんなサイドストーリーを後に作るなんて予定はなかったんだから。
こんなに頑張ってる奴らだけど、EP4には登場していないんだから本作で散って行って貰わないといけない訳で(薄涙)
最後、スカリフの海岸で2人が手を取り合って見つめ合っているシーンで「お願いだー!彼らだけでも助けてやってくれえーーー!(号泣)」と
本気で肩入れしまくってましたね。涙なしには観れませんでしたよ。

そして…やっぱり最後のあのシーンには鳥肌立ちましたね!「うわあああああ。コレ合成?だよね?ビビッたぁー!」って声出そうになりましたわw
ま、最後のワンショットだけは元からのSWファン向けのサービスショットでしたが、でも彼女が登場しないとEP4には繋がらないもんね。

ふー。久し振りに我が家の秘宝(謎)「SW:EP1~6コンプリートDVDボックス」でも観直しちゃおうかしら♪やっぱりSWシリーズは最高ネ☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ENOTECA PINCHIORRI NAGOYA(エノテカピンキオーリ名古屋)

2016年12月12日 | グルメ


【ENOTECA PINCHIORRI NAGOYA(エノテカピンキオーリ名古屋)】
  名古屋市中村区名駅4丁目7番1号 ミッドランド スクエア42階
   TEL:052-527-8831


2回目の訪問です。結婚記念日のディナーを食べに行きました。
前回は調べてみたら4年前の自分の誕生日に行っていました。
その際、私がソムリエにお任せで料理に合わせてグラスワインを貰ったんですが…そしたらお会計がドびっくりする事になったそーで(苦笑)
「お前がガバガバワイン飲むからあの店にはもう行けない」とずーっと言われていたんですが、今年の結婚記念日が月曜日でしてね、
月曜日って軒並みレストランがお休みなんですよ。百貨店の中とかホテルの中とかビルのテナントで入っているようなお店じゃないと開いてない。
それで、困って久し振りにこのお店の公式サイトを覗きに行ってみたら…この4年の間にメニューが色々変わったみたいで
平日のディナータイムだけ超格安な「ビジネスディナー」というコースを新しく始めていたようでした。
「コレならいつも行ってるようなお店と値段変わらないじゃん!」という話をして、旦那も「ホントだ安いなコレ!」と同意してくれたので
ようやく2回目の訪問となりました(ぱちぱち)

ではお料理画像バンバン行くぜー!

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

テーブルセッティングとグリッシーニ

前に行った時ってメニュー書いた紙貰ったっけ…記憶にないなぁ。でもコレ後日こーやってBLOGにUPする時に便利だな♪
今回、私は「お皿に合わせたグラスワインが数杯付いたディナーコース@12,000円(税サ込)」旦那は「料理のみ@8,000円(税サ別)」を注文。
旦那はお酒基本飲めないけど乾杯だけは折角だから頂くよ…という事で単品でグラスのシャンパンを注文。まー半分以上私が飲んだけどねw




先付…だけはメニューに名前が書いてない(滝汗)

確かカブのすり流しのような物を衣に含ませた白子の天ぷら。
口に入れるとカブの香りがふわぁ~っと広がる。白子の生臭みは勿論全く感じません。美味しいです~♪




魚のオードブル:コーヒーの香りでマリネしたブリ 知多産原木椎茸のビネガー味とケッパー

「コチラはコーヒーの香りをまとわせましたブリをマリネしておりまして…」みたいな説明されるんだけど、色々意味分からんよね^^;
そもそもブリとコーヒーの香りって普通に組み合わせるモノなの!?全く想像が付かないと言うかさ。
で、食べてみると…確かにほのかにふんわりコーヒーの香りがするんだけど、それがいい感じに食欲をそそると言うのかしらね。
コーヒーの味がするという訳じゃないんだけど本当にかすかに香る程度。不思議です。
原木椎茸は柔らかく煮込んであって物凄く美味しい!そしてお皿の真ん中にあるグリーンのソースがケッパーで作ったソース。
ブリと合わせて食べると更に旨味が引き出る感じ。




パンは3種類か4種類位あったと思う。自分はフォカッチャとベーコンとチーズのパンだったかな?をチョイス。
旦那は全種類貰ってましたね。勿論お代わりも自由。てかパンでお腹膨らませてる場合じゃないっす!




肉のオードブル:ほろほろ鳥のガランティーナ 根セロリとイタリア産黒トリュフ

最近ほろほろ鳥にご縁が深いようだ…先日友達と食べに行ったフレンチでも食べたけど、ココでも登場。
コチラはほろほろ鳥の確か胸肉だったかな?を香草等と一緒にマッシュ状にしてモモ肉?に詰めて低温で茹でた物を冷やして切ったもの。
ネットでググると「ガランティーナ=イタリア風プレスハム」と出る。でもイメージとしてはフレンチで言うところの「ガランティーヌ」に近いね。
根セロリはキューブ状にカットしてあり黒トリュフが添えられていた。ほろほろ鳥との相性も抜群。美味しい一皿。




パスタ:カカオ風味のマルタリアーティ 鶏冠の煮込みとヒヨコ豆のクレーマ

カカオを練り込んだパスタらしい…初めて食べるなーこういうの。
マルタリアーティとはイタリア語で「不揃いに切った」という感じの意味。三角形やひし形に不揃いに切られた平たいパスタは
モチモチしていてとっても美味しい。ニワトリのトサカの煮込みとトサカで出汁を取ってひよこ豆と合わせたスープらしいんだけど…トサカ食べるの初めてだよ。
味って…パスタのソースと一緒に食べるからハッキリ言って「おお、コレがトサカの味なのか!」と感じる程のモノはないです^^;




メイン:北海道産鴨胸肉のロースト スパイス風味のハチミツ ビーツのアグロドルチェ

鴨カモ美味しいかも!(コラコラ)
低温ローストした鴨さんに添えられているのは甘酸っぱく味付けしたビーツ、マッシュ状のナス、そして蜂蜜とカスタードクリームの付け合わせ。
これらをお好みで鴨肉と一緒に添えて食べると味に変化が出て面白い。
この手の肉の付け合わせソース的なモノで蜂蜜やカスタード等の甘い物を添えるのって初めてかも?意外な組み合わせですがほんのりした甘みが美味しかったです。


 

食事も一通り終わってふと窓の外に目をやると…名古屋駅から見える夜景がキレイです(画像はクソですが実際はとってもロマンティック♪)
すると、事前に予約段階でお店の方から「何かのお祝いや記念日ですか?」と聞かれたそーで「結婚記念日です」と伝えたらアニバーサリープレートを
サービスで持って来てくれました。可愛い♪…クソ安いコース食べてサービスプレートまで付けて貰っちゃって何だか申し訳ないよね(苦笑)



口直しのソルベ:何だったかなー(滝汗)

あー、下にラフランスのコンポートが添えられてました!美味しかったです!!ラフランス大好きなので♪




デザート:りんごのトルティーナ コンポート、ソース、クロッカンテ、ジェラート、シナモンのクレーマ

リンゴのコンポートの上にジェラートやソース等を添えた華やかなデザート。見た目も美しい♪




最後にコーヒーとチョコラティーニ
チョコラティーニはワゴンで運んで来てくれて、その中から自分が食べたい物を数種類チョイスする。
ビター中心にトリュフやマカロン等4種程選んでみました。どれもコレも本当に美味しかった!

画像に撮らなかったけど、この日私が飲んだワインは以下の3種
1.ANTINORI NATURE s.a 食前酒(スプマンテ)
2.BIANCO DI PITIGLIANO 2015(白)
3.MUSCHEN 2014(赤)

これだけ飲ませて貰えてこのお料理で12,000円だったら本当にお値打ちだと思う!
旦那も「おー、今回だいぶ安くついたぞ!ぶっちゃけ前回の時のお会計の約半額だよ。コレならまた食べに来れるなぁ~」とご満悦でした。
イタリアンのフルコースって絶対に日本人が食べられない量出て来るじゃん?この程度のハーフコースでちょうどお腹いっぱいで満足出来る量ですよ。
コレはいいコース見付けたなぁ~。これからもずっとこのコースは続けて欲しいワ!エノテカピンキオーリさんよろしくネ♪^^
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランス料理GINKGO(ぎんきょう)

2016年12月03日 | グルメ


【フランス料理GINKGO(ぎんきょう)】
  東京都新宿区下落合3-19-2
   TEL:03-3950-9155

週末、毎年参加してるネットサークル「KOR」の忘年会に行く為に上京しましてね、忘年会自体は夜からなので
せっかく上京するんだから…という訳で、KORメンバーで長らくお友達のMさんのご子息A君がお勤めになっているフランス料理店で
Mさんとランチでも出来ればーと思って打診すると快諾頂けたので、念願叶ってこの度ようやく食べに行って来ました!

場所はJR目白駅から徒歩5分程度の閑静な住宅街の一角。周辺が超~高級住宅街っぽいー!ってか、そもそも目白駅で下車すんの初めて!
目白駅直ぐに学習院大学があるんですねー。はーナルホド、何しろ皇族の皆様の為の学び舎を造るような界隈ですよ、そりゃーおハイソでしょう^^;
雑居ビルやファッションビルの中のテナントではなく一棟建ちのレストランで、しかも少々風変りな…まるで新進気鋭の建築家に建てさせたチャペルのような?
…と思っていたら、Mさん曰くやっぱりこのお店の雰囲気からしばしばレストランウェディングに使われている模様。ですよねぇ~超納得ぅ~!

ちなみに店内の到る所に「アルフォンス・ミュシャ」の絵が掛けられています…全部本物!(ゴクリ
ちょいちょい美術館のキュレーターから貸出依頼が来るそーですが、絵がなくなるとお店のインテリアとして成立しなくなるので
全てお断りしているとの事。という訳で、このお店に絵を観るのも目的の1つとして通われるお客さんも結構いらっしゃるそうだ。

さて、今回はお軽めにランチ…ぶっちゃけ東京の高級フレンチなんて一度も行った事がないので敷居が高過ぎて(薄涙)まずはランチでデビューしようかと。
以下ランチ画像行きますが、何しろ超絶コネで食べに行っているので通常よりも明らかに特別サービスして頂いています(うへへ)
あとお料理の名前はちゃんと説明してもらったんだけど、相変わらずガブガブとシャンパンだのワインだの飲み倒したので記憶がかなり曖昧で…すまぬ(痛恨)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------



テーブルセッティングの飾り皿はお店オリジナルのオーダー品
お皿に描かれている銀杏の絵は(因みに店名の『GINKGO』とはフランス語で「ぎんなん」の意だそうで、しかもスペルがわざと間違えてあるそうです。
なぜわざと違うスペルになっているのかは…お店のスタッフさんに聞いてみるのも面白いかもしれませんが、公式サイトにちゃんと記載してありますw)
彫刻家の佐藤忠良氏(故人)に原画を描いて頂いたそーです。ちゃんとお店の銘も入っていておハイソ感煽るぅ~!




先ずはアミューズに…と言うには余りにもゴージャスな「岩手県産の殻付き牡蠣」

「岩手県産の牡蠣が入ったけどいかがですか?」って事前に連絡貰ったんだけど、「新鮮な牡蠣=酢牡蠣」というイメージが強くて
「牡蠣自体は好きですが生牡蠣と言うか酢牡蠣がどうにもムリで…」みたいな話をしたら「酸っぱくない味付けでちゃんと火入れもしますよ」との
事だったのでお願いしたんだけど…んまぁー美味い!なんだこれプリンプリンのプルップルだわ!
ちょこっとだけトマトベースのソースが塗ってあってそれがいいアクセント。生臭みとか全くないですね。下処理も完璧☆




前菜は色々な季節野菜とコンテチーズのテリーヌ。ハーブブーケを巻いたパルマ生ハムも添えて。

このテリーヌ、何と全てA君が手掛けたそーです!凄過ぎるー!
色んな季節野菜を一つずつ下処理して、それをコンテチーズと野菜を交互にミルフィーユ状に積み重ねて行って周囲はベーコンで巻いてテリーヌにしてある。
こーゆー「通常家庭では絶対に作らない(作れない)超絶手の込んだ料理」が食べられるのがお外ご飯の最大の魅力!!
添えられたソースもテリーヌとのバランス絶妙~!ああ、このソースもA君が作ったって事か?もう色々凄過ぎるなぁ~




スープ:コンソメスープ“クラシック”(スペシャリテ)

どのお店にもそのお店ご自慢の一品「スペシャリテ」があるだろうと思いますが、このお店のスペシャリテはこの「コンソメスープ」だそうです。
自分も大していいご飯食べてる訳でもなく知識もほとんどない貧乏人ですが、数少ないフレンチやイタリアンでのお食事経験の中で
スペシャリテが…ある意味基本中の基本である「コンソメスープ」だというお店は初めてでしたね。

で、その問題のコンソメスープなんですが…今まで嗅いだ事のない香り、味わったことのない滋味深い味がしました。
少なくとも自分が今まで「コレがコンソメスープの味と匂いだ」と思っていたモノとは全く違う一品でしたね。ある意味衝撃的でした。
Mさんと「コレ、どーやって作ってるんだろうね?何が入ってるんだろう?(材料)」ってヒソヒソ話してたんですが
お給仕をしてくれたスタッフさんからの情報によると、何とこの日のスペシャリテ…A君がほとんど作っている(ほとんどと言うか全て?)そーでして!
え、え、そーなん?スペシャリテのレシピを既にA君に伝授しちゃってるの!?と第二の衝撃でしたね。A君やっぱセンスがいい料理人なんだろーなー。
フッ…と思い付いてMさんに「ねーねー、だったらさ、A君がお休みの日に自宅の寸胴にこのスープ大量に仕込んで貰えば、このスープで煮込み料理作ったり
ソース作ったりして最強の家庭料理作れるんじゃね?(薄笑)」と提案すると、流石のMさんも苦笑いしてましたね。サーセン発想がセコ過ぎて^^;




メイン:国産パンタード(ホロホロ鳥)の香草パン粉焼き

ホロホロ鳥ってそもそも日本人にあんまり馴染みがないかもしれないですよね。自分も食べるのコレで人生3回目位だと思う。
でもフレンチ~西欧料理では結構メジャーな食材なんですよね。基本「キジとニワトリの間」位の気持ちでいればいいんじゃないかな?^^;
(そもそもキジとニワトリには共通項がほぼない、というか鳥類以外の共通項がない訳だがw)
コレは岩手県産?だったかな。東北の山奥の方にホロホロ鳥を飼育されている農家さんがいらっしゃるそーですよ。知りませんでした。
衣が付いている皮目はパリッと香ばしく、そして中はギリギリレアじゃない超~微妙~な火入れで抜群の柔らかさとしっとり感!
鶏肉って自宅で焼いたり揚げたりするとなかなか柔らかく仕上げられないんだよね。パサッパサになっちゃう。やっぱプロの仕事って凄いなぁ~




デザート:栗のブランマンジェ(右)とリンゴのタルト(左)

通常ランチのデザートはデザートプレートで何種類か載せたモノが出て来るらしいですが、私達コネコネなので(苦笑)
ワゴンで全ての種類のデザートを持って来てくれて、その中から食べたい物を自分でチョイスさせて貰えました♪
栗のブランマンジェはA君オススメで今の季節限定のスイーツだそーです。これクリーム感バッチリでウマウマですわー♪
リンゴタルトの方は定番のようですが、割とクリスピーで軽め。サラッと食べられるので私のようなアル中で甘い物が苦手な
タイプの人でも美味しく頂けます。

んにゃ~美味しかったなぁ!
やっぱコンソメスープ、スペシャリテだというだけあって本当に今まで味わったことのないスペシャルな美味しさでした。
そして…A君にお会いするのは結構久し振りだったんだけど(多分最後に会ったのは5年程前だったか?)
ちょっと見ない間にすっかり大人のいいオトコになっていてもうおばちゃんドびっくり☆
元々人懐こくてお茶目なイケメンだったけど、男っぷりに益々磨きが掛かって白いシェフエプロンがバッチリ決まってたわー。
このイケメンがまたちょっとはにかみながらお料理の説明してくれたりお店の中の調度品の説明してくれたりしてね…キラー・スマイルだわぁ~(萌)

また是非食べに行きたいワ!本当にご馳走様でした♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする