天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【女子ネタ】イトコバコのオリジナルキット「松編みのガマ口バッグ」を編みました

2019年07月31日 | 趣味・ペット


先日HRC京都店のGOに行った際、ついでに久しぶりに「イトコバコ」さんに寄ってエコアンダリアで編むバッグのキットを買ってきました。
…ハマナカの紙袋が妙にレトロで可愛かったので開封する前に思わず記念撮影してしまったw



開封するとこんな感じ~↑
ハマナカエコアンダリア3玉、ハマナカのガマ口とバッグチェーン、そして編み図
底は市販の革底に編み付けるタイプではなく、鎖編みの両側から目を拾ってグルグルと細編みを編んで底を作って立ち上げて行くタイプです(←この説明で分かるかな?)

本品、指定のカギ針が7号で。
前回エコアンダリアのサークルバッグを編んだ時もレシピの指定が7号で、自分の手が甘くてすんげーデカくなっちゃって6号に落として編んだ、という経緯があり(滝汗)
今回もまたゲージが合わずにガバガバになるのでは…と心配しつつ、ギッチギチに締め上げて底編んだら…今度は小さすぎて撃沈 Ω\ζ°)チーン
一旦また全部解いて今度は心持ち手を締めつつ編んで行ったらちょうど指定通りのサイズで底が出来上がって一安心w



↑途中経過(画が汚くてすんません。いつもPCデスクに座って編み図広げて編んでるので色んなモノが周囲に散乱しまくってまして)
松編みって結構久しぶりに編んだかも。どうしても手が緩くなりがちなのであんまり松編み得意じゃないんですよね… ←なら何故このキットを買ったのかと^^;



ボディ完成☆
…ところで、自分長編みの足が短いのかな?(どうしても緩くなるのが怖くてちょっと引き締め過ぎたのかもしれません)
指定の段数まで編み上げた所で丈を図ってみると圧倒的に丈が足りません(滝汗)
でも幅はちゃんと出ているのでやっぱり長編みの足が若干短めだったんだろうと…仕方ないので2段編み足しました。
2段編み足すとちょうどいい具合になったので、まあコレはコレで良しとするか。



ガマ口に編み付けて行きます。
実は自分、ガマ口に編み付けるの初めてなんですよね。
ニッターさんのブログを巡回してるとちょくちょく100均で買ってきたガマ口に編み付けて可愛いポーチとかお財布編んでるのを見掛けて自分もやってみたかったんだ~(^^♪
100均のは必ずしも編み付ける用には作られていないけど、コレはハマナカさんのオリジナルガマ口なのでガッツリ編み物用!
…ところで、固いモノに編み付けるのって案外大変なんですね…針が思うように抜けなくて慣れるまで四苦八苦しました。



という訳で完成~☆

…と言いたいトコロですが、ガマ口を編み付けてからが結構大変でした。
実は編み付けてから形を整えて~…整えて~……整わない!←は?

うーん。多分なんですが、底を編んでる時にちょっと底が歪んじゃったんだろうと思うんですよね。増し目のバランスが悪かったというのか?
自分でも編みながらちょーっと違和感があったし。でもレシピ通りちゃんと編んでたつもりなんだけどなぁ(ブツブツ
でもそれが後々の出来上がりに響いてですね、なんだかカバン全体の形が歪んじゃうんですよ(涙)
いっそ全部解いてまた最初から編み直してやろうか…とも思ったんですが、帽子と違ってカバンはもっと目立つアイテムだから余り編み直しするのもよろしくなかろうと…
という訳で、中に新聞紙を割とギッチギチに詰め込んで半ばムリヤリ成型したトコロでアイロン糊ターップリ付けてアイロンして乾燥させました。
コレで結構形がカッチリ決まったので、多分使うのには問題なかろうと思います。

ま、平たく言うと「アイロン糊で固めて誤魔化した」というトコロですね(はははっ)

あともう一つ…
コレ、エコアンダリア3玉必要って書いてあるんだけど、自分キッチリ2玉使い切りで完成してしまいました(滝汗)
だからやっぱり手がキツ過ぎたんだろうなーと。実際はもーちょっと…一回り大きいサイズになるのが理想なんじゃないかと思います。
でも不思議…一応コレでも出来上がり寸法ほぼほぼ同じに仕上がってるんだけどなぁ。うーん。

…いいのいいの、自分が使うんだから自分が納得出来れば無問題!^^;
この形とデザインってお洋服でも浴衣やお着物でも使える万能デザインですよね!ま、自分和装する機会ほぼありませんがw
コレは結構気に入ったので、次回は市販の革底使って編み付けるタイプのガマ口バッグを作ろうかなーと♪(そしたら歪むリスクも減るしね!)
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【映画】「アルキメデスの大戦」@35作目

2019年07月29日 | 映画感想
「アルキメデスの大戦」

週刊ヤングマガジンで現在連載中の三田紀房氏著の同名タイトルコミックを実写映画化。因みに自分は原作未読です。
メガホンを取ったのは「永遠の0(ゼロ)」も手掛けた山崎貴氏。この方「ALWAYS 三丁目の夕日」等も撮ってますが…ノスタルジックな時代モノがお好きですか?

あらすじ
昭和8年(1933年)、第2次世界大戦開戦前の日本。日本帝国海軍の上層部は世界に威厳を示すための超大型戦艦大和の建造に意欲を見せるが、海軍少将の山本五十六(舘ひろし)は今後の海戦には航空母艦の方が必要だと主張する。進言を無視する軍上層部の動きに危険を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を軍に招き入れる。その狙いは、彼の卓越した数学的能力をもって大和建造にかかる高額の費用を試算し、計画の裏でうごめく軍部の陰謀を暴くことだった。(Yahoo!Movieから丸パクしました)

映画冒頭からいきなりクライマックス☆
戦艦大和が総攻撃食らって正に沈没していくシーンから映画が始まるという…かなり刺激的な始まり方。
本作、時代背景からして思いっきり「戦争モノ」ジャンルではあるんだろうけど、既存の戦争モノとは全くアプローチが異なる、かなり変わった作品でした。
ぶっちゃけ、劇中で戦争シーン(戦闘シーン)があるのは映画冒頭のこの大和が沈んでいくシーンのみ。
映画の主軸は「如何にして卓上の理論構築で巨大戦艦(大和)を建造させないように阻止するか」という頭脳戦を描いたサスペンス。
原作はコミックらしいですが、映画の展開的に推理小説を読んでいるような既視感を覚える…本好きさんには本作かなり「刺さる」んじゃないかなーと。

それにしても、菅田将暉君は本当にスゴイな!
正直自分特に好きな役者さんという訳でもないんだけど、彼の演技はとにかくスゴイ。若手ではこの人がピカイチなんじゃないだろうか。
ただ単に「上手い」役者さんならいくらでも居ると思う。でも彼の演技は上手いだけじゃなくて「魅せる」「惹き込まれる」
菅田君がスクリーンに出てくると目が離せない。不思議な雰囲気の数学の天才を演じていたんだけど、彼の醸し出す空気感とキャラクターが凄くハマってたと思います。
それから菅田君演じる「櫂」と嫌々バディを組まされる「田中少尉」を演じた柄本佑さんとの組み合わせも絶妙だった。
鼻持ちならない櫂に最初は嫌悪感バリッバリだったのが、櫂の天才っぷりを目の当たりにして心を開くとみるみる心酔して行く姿が滑稽でもあり微笑ましく描かれていたなーと。

大和建造推進派に対して「これからの時代は空戦がメインになっていくからアホみたい金が掛かる巨大戦艦作るより空母作った方が得策だろ」という主張の山本五十六チーム。
櫂は山本五十六にスカウトされて「大和の建造見積金額が絶対におかしいから精査して推進派のインチキを見破りぐうの音も出ないように論破せよ」というミッションを貰う。
ココで誰もが思う。そもそも映画冒頭にもあったけど…戦艦大和が建造された事、そしてあっちゅー間にコテンパンにやられて沈没した事は周知の事実。
だったらこのミッションが失敗に終わった、という結論は分かっている訳で…じゃあ今から何見させられるねん自分ら(苦笑)、ってなるじゃないですか^^;
それが本作の正にキモと言うかねw

分かっている結論に向かって話を進める、というのはずっと観客の興味を惹き続けるのが至難の業だと思うんですが、本作はそのハードルをヒョイと乗り越えて来る。
この部分が本作が戦争映画のようであって戦争映画ではないトコロで、序盤からクライマックスの会議シーンまでは櫂達の奮闘をサスペンス仕立てに見せる。
ところどころ「クスリ」と思わず微笑んでしまうようなシーンも盛り込み(この辺りは菅田君と柄本君の掛け合いが絶妙)観客も巻き込んでハラハラドキドキ楽しませる。
物語はクライマックスの会議シーン以降一気に大きなうねりを持ってガラリと様相を変えて「大どんでん返し」に向かって突き進む。
コレが凄く衝撃的だったと言うか…正に大和から波動砲食らった気分になりましたわね(←それはヤマト違いやでw)

櫂にはあたかも「開戦反対派」のような顔で近付いていた山本五十六が実は…というのもなかなかシャレてた(このシーンの國村さんの表情がまた何ともいいんだよねぇ)

という訳で本作は「戦争映画はチュドーン☆シーンのド迫力が最大の魅力!」という方にはいささかオススメし難い手合いですが、推理小説好き、サスペンスやミステリー好きという方には是非観ていただきたい。今までになかったアプローチの戦争映画です。
ラストシーン、菅田君が大和を見つめて語るシーンには何とも言えない気持ちになりますよ…いやぁ~ホントこの人の演技には魅せられました。
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【女子ネタ】ハマナカエコアンダリアでサークルバッグを編みました

2019年07月21日 | 趣味・ペット
 

「かぎ針編みの袋もの」ブティック社
P12~13 作品NO.09「サークルバッグ」コチラを今回編みました。

今年、この形のバッグが凄く流行ってますよね!
雑貨屋さんや百貨店でもチラチラ見掛けて気になってたんですよ。
こういうモノこそ手作りするのに最も適しているんじゃないかなーと。



という訳で、早速編み始めてみた訳ですが…
コレね、本の指定であるかぎ針7号で編むと、自分の手が相当甘いのかなんだか本の指定よりもかなり大きくなりそうな予感…
正直言って、7号で編むとちょっと編み目がダレる、とでも言えばいいのかな。なんだかシャキッと仕上がらないんですよね。



で、とりあえずボディの片側を指定の7号で編み終わったトコロで、意を決して2枚目は6号に針の号数落として編んでみたんですわ。
(↑画像は先に7号で編んだボディの上に6号で編んでいる途中のモノを載せて撮影)
まだ編み掛けとは言え、この画像撮った段階で相当編み進んでいて後2~3段で編み上がるレベルのところまで編んでますからね。

相当大きさ違うよね。
因みに先に7号で編んだボディ、寸法計ってみたら本の指定の出来上がりサイズよりも直径が5㎝も大きいんですよ。自分手が甘過ぎだろ(薄涙)
それで6号で編んだボディ寸法計ったら…なんと、ピッタリ本の指定のサイズだった罠^^;
…だったら、7号で編んだヤツ全解きしてまた6号で編み直せば無問題ぢゃねーかw
つーかさ、思ったけど…コレ、本の記述が間違ってんぢゃねーの?本当は7号じゃなくて6号指定しなくちゃいけないんじゃないの?

ま、そんなこんなで今回も1度編み直しはあったものの、6号に針の号数落として無事解決したのでその後はサクサクと編み進み



完成~☆
出来上がりはバッチリ本の指定の寸法通り~
一応細かい修正点があります。先ずは先程から書いていますが「指定の号数より1つ下げて7号→6号にして全て編んだ」事。それから~



カバンのマチ部分↑
指定では「細編み8目、幅4㎝」という指定になっていましたが、自分の荷物の量と大きさ考えて「細編み10目、幅5㎝」に変更しました。さらに…



本レシピでは開き口の部分には何も付いていないのですが、開き口が開きっ放しなのはちょっと心許ないなーと思ったのでボタンとそれを留めるストラップを編んで付け足しました。
ボタンは輪から細編み8目編み入れ、2段目で16目に増し、3段目は16段増減なし、4段目8段に減らす(その際20mmのボタンを中に入れました)
最後は編み糸を針に通して編み目にグルリと1週糸を渡して引き絞って出来上がり。
ストラップの方はボディの最後の段を編む時に片側の中心に鎖編み24目を途中に入れて編み込みました。
このボタンとストラップの留め具を付けるか付けないかで使い勝手がグッと変わると思います。ご参考までに。

結構透かし編み多めのデザインなので中身が透けて見えるんですが…今中袋を付けようかどうしようか思案中。
最初は付ける気マンマンだったんだけど、案外中身がすこーし透けて見える方が夏らしくていい気がして来たんですよね。
あんまり見られたくないなーと感じるようだったら別でこのカバンに合う色の布でバッグインバッグ(巾着)とか作ってもいいかな?とか…

これから梅雨が明けたらこのカバンの出番もいよいよ増えそう!今年の夏はこのカバンでモリモリお出かけしまーす(^^♪


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【映画】「天気の子」@34作目

2019年07月19日 | 映画感想
「天気の子」

深海誠監督最新作。
最近はSNSでネタバレレビューが直ぐ目に入っちゃうから先入観なしに鑑賞したくて公開初日の朝イチ上映で鑑賞。
自分が散々ココでネタバレしまくってるクセに他人のネタバレは見たくないのですよ…という訳で、本レビューも本作未見の方は以降スルーでお願いしますねー(薄笑)

あらすじ
離島から東京へ家出して来た高校一年の少年「森嶋帆高(醍醐虎汰朗)」は、船内で知り合ったオカルト誌のライター「須賀圭介(小栗旬)」の元に身を寄せ雑用を手伝うようになる。
異常気象で雨が降り止まない日々が続くある日、不思議な少女「天野陽菜(森七菜)」と出会う。陽菜は「100%の晴れ女」で彼女が祈れば確実にその場所が晴れると知り、帆高は陽菜と共にウェブサイトを立ち上げて「晴れを売る」商売を始めたのだが…

絵が凄いキレイ。
まーコレは「君の名は。」の時も思ったけどさ、セルアニメ感とCGアニメ感をすごく上手に融合してあるなーと思う。
ピクサーやワーナーのフルCGアニメもそりゃキレイだし質感とか凄いなーと思うけど、やっぱ自分はコッチのジャパニメーション系の方が圧倒的に好きだな♪

話は結構単純で、家出少年がひょんな事で不思議な能力を持った少女と出会い、いつの間にか恋に落ちて、でもその少女の能力には問題があって使い過ぎると…という。
思いっきり「ファンタジー」なんだけど、世界観がとにかく凄いわ。
2人が巻き起こした事が日本(と言うか関東だけか?)の姿すら変えてしまう事態に発展するんだけど、それが当たり前のように受け入れられてて「はえぇぇぇ」って感じ←ナニコレw
まーそれ言ったら「君の名は。」だって高山方面の地形ガラリと変えてるから似たよーなもんじゃん!って気がしなくもないけどさ^^;
いやでも高山と東京じゃー都市規模が違い過ぎるから影響度が全然比較にならないじゃんね。

という訳で、本作東京が舞台になってて、実際の風景を割と忠実に再現してるんだけど、忠実に再現しつつ…実際よりも確実に魅力的に描いていたと思います。
本作は既に海外140の地域で公開が決まっているそうで(それにしてもすげーな)、本作を観た海外の人はかなりの確率で「東京ってこんな美しい都市なんだ~♪」と思うだろうな。
「雨=陰鬱、暗い」みたいなイメージがどうしても付き纏いますが、本作の雨の映像がとても美しく、雨に煙る東京の街がむしろ雨があるからこそ魅力的に映ったりします。
更に言えば、雨で洗い流された東京が陽菜のパワーで一条の光を射しながら晴れていく様子がもうたまらなく美しい映像に仕上がっていました。
花火大会の様子なんて本当にため息モノですネ

公開前に本田翼さんのアテレコが壊滅的に下手過ぎると某所で話題になっていましたが(苦笑)、最初は「ん?」と思ったけど意外にハマってたと思いますよ。
むしろ小栗旬君の方が個人的には違和感があったわ。いや声の演技は申し分なかったけど声が特徴的過ぎてどうしても小栗君の顔が思い浮かんじゃって^^;
あと平泉成さんが物凄くこれ以上なく平泉成さんだった!(笑)

アニメ作品に物凄い大上段に構えた啓蒙とか思想とかぶっ混んで来る傾向って、多分ジブリからの影響だと思うんですよね。
それが悪い事だとは決して思わないけど…自分は正直そういう難しい事は求めてないんだよな。
昔はそーじゃなかったけど細田守監督の作品も段々ジブリ化していってるなーと感じるし。ちょっと残念な傾向だなーと思ってた。
で、新海監督はどーなんだろ、前作ちょっと色々匂わせてる感あるかな?って思ったりもしたんだけど、本作素直にファンタジーとして楽しませてくれたなーと。
世界観凄いんだけど、話の内容は実は「ただのアオハルかよっ!」って感じで(薄笑)、それが気に食わないと思う方も多そうな気はしますが個人的には圧倒的にコッチの方がいい。
うん、もしかしたら「君の名は。」よりも自分は本作の方が好きかもしんない!

そうそう…
映画上映前にソフバンの前振りがあって、劇中に白戸家のおとーさんが2回登場するから探してみてね!ってアナウンスがあったんですが…
ぜんっぜんどこに登場してるか分からなかったわ!しかも1つは事前に映像見せてくれてるのにそれでも見逃してる自分orz

も、もう1回は最低でも観に行って、今度は「おとーさん探し」中心にスクリーンくまなくチェックするっきゃないかしらね(滝汗)
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【映画】「トイストーリー4」@33作目

2019年07月17日 | 映画感想
「トイストーリー4」

全世界ご存じ、ピクサースタジオのドル箱シリーズ「トイストーリー」の4作目
どーでもいい事なんですが…実は自分、本シリーズを劇場で鑑賞するのが今作で初めてなんですよね(滝汗)
1作目は友達んちでDVDで鑑賞、2作目は機内上映、そして3作目は先日の地上波放送を録画しておいてつい先日慌てて鑑賞した次第で^^;
…そんな訳で、今までトイストーリーに関してBLOGにレビューを書いた事が一度もなかったわ。はははっ

さて、以下あらすじから前作の決定的オチバレ書き殴りますので、トイストーリー3を未見の方は以降絶賛スルー推奨します。
それどころか本作の重要なオチバレすれすれ(いやバレバレw)な記述満載ですので、当然ですが本作を未見でオチを知りたくない方も絶賛スルーでお願いします!!

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あらすじ
遂にアンディの手を離れ新たにボニーの物になったおもちゃ達…だが、ウッディはボニーの「一番のお気に入り」ではなくなり最近は出番がなくて戸棚の中にいる事が多くなった。
そんなある日、幼稚園のプレ入園に行ったボニーが工作で手作り人形「フォーキー」を作って持ち帰ってきた。ボニーにコッソリ着いて行ってフォーキーの成り立ちを理解したウッディは他の仲間達にフォーキーがボニーにとってとても大切な今一番のお気に入りである事を説明して紹介するが、当のフォーキーは自分がただのゴミでしかないと思い込んで自分がいるべきゴミ箱に戻るべきだと家出してしまう。ボニーの気持ちを思うウッディはフォーキーを連れ戻す為に追い掛けるのだが…

なんだか…物凄くモヤるわ。
正直、自分本シリーズに大して思い入れがなかったんだけど(だから劇場鑑賞も今までして来なかったし)でも先日「3」観た時は自宅で思わず涙出たもんね。
あんなに人生の相棒だと固く信じていたアンディと遂に遂に決別する事になったウッディ。これがおもちゃの宿命だと分かっていても、それでも尚切なく苦しかった。
あの終わり方して更に話を続けるって…もしかして、何か事件が起こってやっぱりまたアンディの元に戻る事になったりするん!?…位に思ってたんですが^^;

何がモヤるって、今まで過去3作でずっとウッディが守り続けて来た「オモチャは持ち主の子供の為に寄り添う」という信念を捨てさせた事。
それからこのシリーズの最も根幹のルール「オモチャは人間がいない時だけ動ける」という大前提をまるっと本作捨てて来たのがどうにも理解し難い。
車をパンクさせたり、そればかりかカーナビの声当てをしたり勝手に車を暴走させたりというのは余りにもルールから逸脱し過ぎていると思うわ。
この脚本で誰からも文句が出なかったのがちょっと信じ難い…それほど本作は今までのトイストーリーの成り立ちをぶち壊す設定に改悪されているという印象でした。

そもそもボニーはアンディからウッディを譲り受ける時に「ずっと大切にしてくれると約束」したハズ。
子供だからそんな事3歩も歩けば忘れるわー、ぢゃねーよ!(怒)
なんかね、本作ウッディとバズはともかく、ジェシーやブルズアイ他今までの仲間達全部の扱いがめっちゃ軽いというか存在感ほぼなくて添え物程度の扱いなのが悲しいわ。
まあ、今作は話を引っ張るのが主役のウッディと新キャラのフォーキー、そして9年前に別れて再会したモリー(アンディの妹)の玩具「ボー・ビープ(&ヒツジ達)」
そしてアンティークショップでウッディが出会う…誰からも愛された事のない、声帯の壊れた人形「ギャビー・ギャビー」
後はバズが遊園地の射的景品としてとっ捕まった時に出会ったフワフワぬいぐるみコンビの「ダッキーとバニー(割とどす黒いキャラw)」
この辺り…おーっと、あともう1人アンティークショップでウッディ達を助けてくれるカナダ人スタントマン人形の「デューク・カブーン」
カブーンの声をなんとキアヌ・リーブスが担当したという事で凄く話題になりましたね!…という訳で、実は本作キアヌの吹替聞きたさに字幕版で鑑賞しましたー(^^♪

まーNEWキャラ紹介はともかく
先ず再会したボーが「数年アンティークショップの店頭に並んでたけど、そこから逃げ出した」と言った段階で「え?」と思ったわ。
いや人間のいない時に動けるのはそーなんだけど、人間がそこに置いていた場所から勝手に自分の意思で永久に(戻る体でなく)逃げ出すってアリなん???
それってもう自分は子供達と遊ぶオモチャじゃなくてもいいって事じゃん。本シリーズの主題からズレズレですやん!!
ま、そこは百歩譲っても(←譲るんかいっ)…ウッディがギャビーに声帯を取られそうになった段階で…その後の展開がもうあり得ないと思ったわ。
自分を大切にしなくなったらもうオモチャとしての存在意義がなくなってしまうではないかと。

そして最後の選択…言っちゃアレだけど、そもそも誰からも愛されなかったギャビーを「ボニーだったらきっと君の事も受け入れてくれるよ!」という話で連れ出したのでは?
だったらボーだってひつじ達だって受け入れてくれるでしょうよ。どうして一緒に連れて行くという選択肢にならなかったんだろう???
誰かのオモチャになって、その持ち主に忠誠を誓い持ち主の幸せと成長を願いながら共に遊んでもらう、それこそが「トイストーリー」だったのではないか?
とにかく最後のあのウッディの決断を見てクチ( ゚д゚)ポカーン とするしかありませんでしたよ。

これでいいのか?トイストーリーよ
既にオモチャではなくなってしまったではないか…このシリーズ、一体今後どうなってしまうんだ?まさか本作でラスト???
正直言うと…なぜ「3」でシリーズ完結させなかったのだろうと思う。「3」は完璧なラストシーンだったではないか。それなのにこんな事になるだなんて…(薄涙)
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Hard Rock Cafe Kyoto(ハードロックカフェ京都店)Grand Opening

2019年07月12日 | 旅・おでかけ


【Hard Rock Cafe KYOTO(ハードロックカフェ京都店)】
  京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町 67番地 TEL:075-533-7771 (RESTAURANT) 075-533-7789 (SHOP)

遂に、遂に、日本人HRC(ハードロックカフェ)ファン待望の「Hard Rock Cafe Kyoto」がグランドオープンしました!
場所は祇園白川の伝統的建造物群保存地区、白川沿いの美しい京町屋をリノベーションした世界でも多分唯一の「ネオン無し、看板無し」の店舗です!
看板の代わりに藍染めのロゴ入り暖簾でHRCファンをお出迎え。何とも風情のある店舗です。

日本で一番外国人観光客が訪れるであろう京都にHRCの支店がないのはおかしいだろー!と常々話題になっていたのですが、HRCは元々出店条件がとても難しく…
例えばですがカフェの敷地面積が何平米以上なければいけない、とかギターのネオン看板を出さなければいけない、だとかとにかく小うるさいんだそーでw
京都の景観条例でネオン看板を出してはいけない事になっているので「そりゃーHRCは未来永劫京都に出店はムリだわねぇ~」というのが定説でした。
ですが、近年HRCの親会社のオーナーが変わったらしく方針転換をしているみたいで、ここ最近は歴史的建造物のリノベーション物件に出店するケースが増えてきました。
なので街並みに溶け込んだネオンなしの店舗もどんどん出店させているようです。
例えばですが…

 

昨年の夏に行ったポーランドのHRCブロツワフ店↑
ブロツワフの中心部、旧市庁舎広場のど真ん中にある歴史的建造物をリノベーションした店舗。ブロツワフ店は2018年の春にOPENしたばかりです。
一応ハードロックカフェのロゴマークは掲げてありますが、シンボルの「ギターネオン」はありません。



ギターネオンの代わりに↑こんな小さなギターの看板が店舗の横にコッソリと付けられていましたw



↑コレは同じくポーランドのHRCクラクフ店(あーまだ旅行記UPしてなかった…画像だけフライングでUPしちゃいましたw)
コチラもクラクフ一の観光地、中央市場広場のど真ん中の、しかも聖マリア教会の真隣にある歴史的建造物をリノベして出店しています。

 

コチラもロゴマークこそ掲げてありますがNOネオン、ギター看板もありません。
因みにクラクフ店は2010年にOPENしています。近年はこんな感じで街の景観に溶け込んだ形で出店しているケースがとても多いんです。

ま、ちょっと脱線しましたがwそんな感じでようやく念願だった京都にHRCの支店が出店出来たという訳です。

 

店の前の通りはこのような川沿いでとっても風情があります。結婚式の記念フォト撮影隊が4~5組位来ていました。
この日、グランドオープン初日はGOピン(Grand Opening PIN)狙いで日本中のピンコレクターさんが大集結するので公式Twitterで「午前8時から整理券を配布します」
というお達しがあったので…自分元々は7時台の新幹線で行って、大体8時半頃お店に並びに行く予定をしていたんですが、前日夜にたまたま公式ツイート見つけて慌てて
急遽朝一の新幹線に変更して朝7時半前辺りにお店に辿り着きました。



整理券番号21番でした。まあまあかな(^^♪

整理券を貰ったら一旦店から離れてみんなで祇園のスタバへ移動。
スタッフさんから「10時半頃また戻ってきてねー(11時OPEN)」というお達しがあったので、10時過ぎにお店に戻ってきました。



最初公式サイトやマスコミ向けにスタッフさんや関係者の記念撮影等があって、にわかに周辺も騒がしくなってきました。



↑柴犬コロちゃん(10歳・美魔女)
列に並んでいた関東のコレクターさんのお知り合い(京都在住)がワンコちゃんを連れて会いに来てくださったそーです。
この柴犬ちゃんめっっっちゃくちゃ可愛かった!!誰にでもなついてお行儀が良くてすごくお利口さん(^^♪
「コロちゃーん♪」って呼ぶとちゃんとカメラ目線くれるんですよ。もう可愛すぎて萌え死にそう!!!



いよいよOPENしましたー!
スタッフさんとハイタッチしながら整理券番号順に入店していきます。



ちょうど人がいなくなったところで入口の暖簾と提灯を撮影しておきました

整理券番号21番だったから直ぐ入店出来るだろーとタカ括ってたんですが、店舗小さいしそれこそ朝早くから並んでるコレクターさん達なので買物量が皆さん半端ないんですよね
結局開店して30分以上待ってようやく入店、しかもレジ列モリモリなので更に待たされて結局お買い物するのに1時間近く掛かっちゃいました。
お買い物待ちしてる間に先に並んでた仲良しコレクターさんが「カフェ来る?席とっておくよ」と声を掛けて下さったので、有難く席取りをお願いして…



2階のカフェに突入~♪
カウンターバーと、窓際にカウンター席もありました。
店内は…既存のHRCに比べるとかなり狭いです。まあ京町屋のリノベーション物件なのでコレでもかなり広い方なんだろうけどネ
因みにHRCの前は高級しゃぶしゃぶ料亭だったそーで。



店内の様子↑
言わなきゃココがHRCだとは誰も気付くまい…



とは言うものの、ちゃんと壁面にメモラビリアも飾って最低限HRCらしさは演出していますよー♪



2階登ってきた階段踊り場もちゃんとギター飾ってるしネ!



天井の梁がいかにも古い町屋をリノベした風情を醸し出し…と思ってたら、なんとこの古い梁はワザワザ後付けで取り付けたものだそーでw
だから実際の梁の役割はしていないんだそうです。雰囲気作りの演出ですよ。なかなかやりよるなw

さて、HRCは全世界共通のグランドメニューと、そのお店だけで提供しているご当地メニューもあります。今回せっかくなので京都店ONLYメニュー全部注文してみました!



先ず、HRCと言えばやっぱりレジェンダリーバーガーですよね!
という訳でご当地レジェンダリーバーガー「味噌わさびバーガー」2180円

地産地消という事で、京都らしくバーガーの中にはなんと千枚漬が挟んであります!コレがすごくいい食感♪他にはアボカドとかトマト等の野菜、チーズもたっぷり。
甘めの味噌とわさびを利かせたソースは外国人観光客にも食べやすいようにわさび風味はかなり抑えめでほんのり感じる程度。
肉パテがジューシーで噛むとジュクジュク肉汁が飛び出て来て激ウマー(*^▽^*)



「ベジタブルロール」1380円
京野菜と京漬物をたっぷり使ってチーズと一緒に巻き巻きしたお寿司
皆が「全然お寿司っぽくないよー酸っぱくないし。おにぎり位の感じ~」と言うので1つつまんでみました。いやちゃんと酢の味しますやん(滝汗)
まあ「すっぱ!」と言う程ではないです。むしろ寿司好きには物足らないレベルかと。皿の周囲にバルサミコソースが掛けてあって好みで酸っぱさを調整出来るようになってます。



「焼きとりウィング」1280円
串に九条ネギと交互に刺してあるんだけど(ねぎまだね)、焼き鳥ってか手羽先と手羽元がまんま串刺しになってるんだ。結構ボリューミーなので串から外して手で食べたw
甘辛タレ(辛みはほぼないな。甘み全面押し)が照りっ照りの手羽先。不味い訳がない。
外国人にはこの照り焼きソースだけでイケるだろーけど、日本人向けに一緒に七味と粉山椒も提供されます。お好みでピリッと味変させて食べるとまた食欲進ム君♪



「レインドロップケーキ アイスクリーム添え」980円
和スイーツもご用意。コレは画像では見難いんですが、透明のレインドロップケーキというのが…水信玄餅みたいな感じですね。中に金平糖が入ってます。
アイスクリームには別添えで抹茶ソースが付いてきます。お好みで掛けるとこれまた味変。
実は…自分は酒飲みなのえこのスイーツは食べませんでした。画像だけ撮らせてもらって後はお友達がペロリw



先程入った入口の真反対にも出入り口が作ってあります。
こちらの暖簾の方がちょっと丈が短いのね。



提灯をよーく見ると…ちゃんと手描きで「ハードロックカフェ」って書いてあるんだよ。職人さんにオーダーして作ってもらってるんだってさ!カッコイイ!
浅草店の時も思ったけどー、このロゴ付き暖簾商品化して欲しいよーマジでー絶対に需要ありまくりだってばー!
そー言えばネ、大阪のコレクターKさんがHRCのロゴ入れた法被と手ぬぐい手作りして持って来てたんだけど、これがまたすげークオリティなんだわw
手ぬぐいはHRC公式でも販売してるんだけど、そーゆー職人さんの伝統芸が云々~じゃなくて、実際に使う人の使い勝手考えたロゴの入れ方してんのね。アイディアが凄い!
公式もKさんのアイディア盗用して「実践用手ぬぐい」売ればいいのにー。Kさん優しいから盗用してもきっと怒らないよー^^;



ところで、HRCの後でせっかく京都まで行ったんだから…という訳で「イトコバコ」まで足を延ばしました。
(イトコバコはハマナカ毛糸のアンテナショップです)
HRCからイトコバコまでどーやって行ったらいいのか分からなくてアタフタしてたら京都在住の仲良しO氏が「今日は暇だから俺連れてってあげるよー」と言ってくれて
一緒にバスに乗って連れてってくれました。Oさん本当にありがとー!マジ助かりましたー(^○^)
イトコバコで買ったものについては…ネタが違うのでまた後日記事にしまーす。
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【映画】「Diner ダイナー」@32作目

2019年07月09日 | 映画感想
「Diner ダイナー」

平山夢明氏著の同名タイトル小説の実写映画化。原作小説は第13回大藪春彦賞を受賞されたそーです。ちな自分は原作小説未読で鑑賞。
で、監督は「さくらん」「ヘルタースケルター」などのメガホンを取った蜷川実花。
そして殺し屋専門のダイナーのシェフ「ボンベロ」役を蜷川実花さんのお父様・蜷川幸雄氏の秘蔵っ子だった藤原竜也さんが演じられています。

あらすじ
孤独な女性オオバカナコ(玉城ティナ)は、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。
重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。
そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。(Yahoo!Movieから丸パクしました)

主人公のカナコは幼少期に両親の離婚に伴い母親側に引き取られる事になったものの、母親は姉だけを連れて出て行ってしまいカナコは母方の祖母の元で育てられる。
母親に捨てられた事がトラウマになっていて自己承認意識の低いカナコは「誰も信用しなくなり、誰も信用しなくなったら誰からも信用されなくなった」と独白している。
そんなカナコが自分の存在意義、自分の存在理由、自己承認、そして自分の生き方と生き場所を見つけていく…というのが主題なんですがー。

実は自分、蜷川実花監督作品を鑑賞するのが本作で初めてなんですよね。「さくらん」も「ヘルタースケルター」も未見です。
何故かと言うと…なんとなく「この人の作品は肌が合わなさそうだな」と思っていたので。ロクに観もしないで勝手に決め付けるのもいかがなものかと思いますが(苦笑)
元々(今もか?)蜷川実花さんってフォトグラファーじゃないですか。で、彼女の写真作品を以前雑誌か何かで見た時になんとなく…鼻に付いた、というか^^;
黒背景に極彩色の色とりどりの花が画面全体に散らばっていて、女優さんだったかな?被写体もその極彩色の一部に溶け込んでいるような写真だったんですけどね。
何ていうか…物凄くナルシスティックなオーラが写真全体からムンムンに感じられて正直あんまりいい印象じゃなかったんですよね。
…だったら何故本作観たんだよ!と思うよね。うん、キャストが物凄いイケメン祭りじゃないですか!こんなの見逃すの余りに惜しいわいっ!!w

という訳で、キャストはダイナーのシェフ・ボンベロを演じている藤原竜也さんはじめ、窪田正孝さん、斎藤工さん、本郷奏多さん、小栗旬さん等錚々たる顔ぶれ(^^♪
主人公のカナコ役を演じているのは玉城ティナちゃんという若手のモデル上がりの女優さんらしい。多分初見。
雰囲気がちょっと杉咲花ちゃんに似てる美女ですね。映画序盤で全裸になるシーンがあるので男性諸氏は大いに期待して観に行きましょうw

で、想像してたとーりちょーっと演出過多なんですよね。それとアクションシーンの演出ちょっと古過ぎ^^;
全体的にいかにも蜷川実花MADE!をプンプンに匂わせる極彩色のめくるめく映像世界の目白押しなんですが、余りにもゴチャゴチャし過ぎて内容が頭に入って来ねえ(苦笑)
花もゴチックもメキシカンで不思議ちゃん風味のオブジェも、何もかもが盛り過ぎなんだよなぁ。
「ほら、ほら!見て!見て!物凄い映像美でしょー!コレぞ蜷川実花の世界!真骨頂って言うかさぁー!(ドヤァ)」感がゴリッゴリで観てて疲れるっつーか。
それに加え、アクションシーンは20年前に流行った演出なんだよね。スローモーション+ワイヤー多様の合わせ技。
コレ撮るのってウォシャウスキー兄弟(今は姉妹かw)かロバート・ロドリゲス位のもんだろ^^;

とブータレまくってますが(苦笑)、先程にも書きましたが出てる役者がとにかくいいので演技はすっごくいいんですよ。
藤原竜也さんが上手い&カリスマ性バリバリなのは言うまでもなく、窪田正孝さんもめっちゃ良かったんだよなぁ~(^^♪
すごーく優しい口調でセクシィ~な目線で話してたかと思ったら、突然スイッチ入って超絶キチっぽくなったりしてゾクゾクしましたわ。
それからキングダムから引き続きイッちゃってるヒール役で登場する本郷奏多君のイキッぷりが潔くて突き抜けてる感凄い!
そして映画冒頭からいきなり斎藤工さんがガムくちゃ~とかやらかしまくってなかなかエログロいwwwそして…小栗旬君の無駄遣いは止めてー!(号泣)

ボンベロと時間を共にする内にカナコとボンベロの間に微妙な連帯感と言うか「運命共同体感」みたいなモノが生まれていくのですが…
どうして恋愛風味にしてしまったのでしょう?そこが物凄く勿体無い気がしましたね。本作の内容だったら恋愛感情に持ち込まない方がカッコ良かったと思うんですが。
性別を超えた「人×人」の信頼関係を描いた方が良かったのにな。ワンコの「菊千代」とカナコが仲良くなってるシーンとか自分好きだったし。色気いらねーんだよなw

まあ、でも多分本作の一番の見ドコロは「1年前に事故死した先代ボス・デルモニコ」の肖像写真なんでそ?流石にアレにはコーヒー吹いたわ^^;
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【映画】「ダンスウィズミー(DANCE WITH ME)」試写会@31作目

2019年07月03日 | 映画感想
「ダンスウィズミー(DANCE WITH ME)」試写会

ひっさしぶりに自力で試写会当たったーん(^^♪
公開は2019年8月16日だから結構先なんだなぁ。もしかしたら地方(名古屋)では最速試写会だったのかも?
…という訳で「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」等を手掛けた矢口史靖監督の記念すべき10作目の作品なんだそーだ。
今↑コレ書くために矢口監督のプロフィール調べたら、なんと矢口監督って自分の兄貴と同じ大学出身だったわ。ビックリ~

あらすじ
ミュージカルが大嫌いな一流商社勤務のOL「鈴木静香(三吉彩花)」は、ひょんなきっかけで「音楽を耳にするとミュージカルスターのように歌って踊らずにいられなくなる」という催眠を掛けられてしまう。心療内科で検査して貰ったが余りにも催眠が強過ぎる為に「催眠を掛けた人に解いて貰うしかない」と言われるものの、当の催眠術師(宝田明)は借金を踏み倒した状態でトンズラしてしまい行方不明。一先ず催眠術師の助手をしていた千絵(やしろ優)を相棒にして催眠術師の行方を捜すのだったが…

予告編で「矢口監督初のミュージカル」というフレコミだったんだけど、従来のミュージカルとはちょーっと趣が違う。
それこそミュージカルというのは劇中で主人公の静香が超ディスっていた通り(苦笑)セリフが突然歌になって踊り出す…という手合いですよね。
本作の場合は「音楽が鳴ると勝手に体が動いて歌い出してしまう」というルールなので、先ず「音ありき」なんですね。むしろミュージカルを延々裏ディスってる系って言うかw
それに加えてやしろ優さん演じる「イケメンに目がなくて色々いい加減でお調子コイた、よくコメディ映画に有りがち設定な相棒」とバディ組んで旅するロードムービー仕様。

うーん。決して悪くはないんだけどさ、色々設定が甘々って言うのがな。ちょーっと鼻に付くと言うか^^;
先ずオフィスでミュージカルやりまくって(バックダンサーさんは要するに主人公目線の妄想な訳ですね?)オフィス中にゴミ撒き散らした状態で逃げて許されるモノなん?
まあ流石に高級レストランでの乱闘は許されなかったみたいだけど(て言うか、あそこまでやらかす前段階でレストラン側も音止めるか本人取り押さえろよw)
一番「イラッ」と来たのが…金がないのでストリートミュージシャンで訳アリな女子(chayさん)を見つけて一緒に歌って踊る事でチップ貰って稼いで移動する、という展開。
いやぁ~ストリートミュージシャンの事ナメ過ぎちゃうか?この程度のパフォーマンスでそんな金稼げるんだったら近所の駅前にいるあのパフォーマーさん達今頃大富豪よ?^^;

色んなエピソードが大体「静香が音につられて歌って踊る」から派生するか「相方・千絵のお調子コイた態度」から派生するかの2パターンなんですが…
まあ静香は催眠に掛かってる状態だからしゃーないとして、千絵の方がな。なんていうか「やらかしまくるけど結局憎めない子(ヘテペロ」な役回りでしょ?コレ。
うーん全然呪いたくなるレベルにイライラするんすけど。どーすればいいですかね?(滝汗)
あとムロツヨシさんもなぁ。相変わらずソツなく役に溶け込んでるんだけど、この人に来るオファーが大体似たようなキャラですよね?^^;
なんだか段々お気の毒になって来るって言うかさ。もーちょっと違うアプローチの役も演じないと…ちょーっと見飽きて来たと言うかさ(ムロさんごめんね)

まあでもね、主人公を演じられた三吉彩花さん?多分初見の方だと思うんですが(と思ってフィルモグラフィ調べたら自分が見てる映画に既に出てたしw)
歌もお上手だしダンスも凄く上手でしたね。映画序盤でクルクルーッとターンした時にスカートがパーッと開いておパンツが思いっきり見えてましたけど(^^♪
アレは「見せパン」だったんですかね?そうですよね?でもフツーの下着っぽく見えたので男性諸氏はこのシーンを拝む為だけに映画館に足を運ぶがよいw
あとchayさんの乱闘シーンは鬼気迫るものがあったなー。目が完全にイッちゃってる人のヤツでしたよ^^;
それとー、個人的に三浦貴大さん好きなんですよねー♪今回「笑顔が嘘くさいエリートリーマン役」でしたが(←ナニコレ)この人やっぱ昭和系正統派イケメンだよなぁ。
今作で「あれ?」って思ったのが…ちょっとお父様と声が似て来た気がするんですけど…貴大さんもいい感じに今後も役者の王道突っ走って欲しいわ♪

劇中使用楽曲のほとんどが、矢口監督の年代~OVER辺りなんですよね。いわゆる「バブル前後から上」
以前どこかのコラムで読んだけど、バブル世代とその少し上の層が一番日本で金ばら撒いてるんだってさ。だからこの層にウケるコンテンツが一番金になるんだと。
そういう色気を出してこの選曲だったのか、はたまた監督ご自身の趣味の楽曲選んだらこーなっちゃったのか、それとも今「バブル時代再燃ブーム」ちょっと来てるから乗ったのか?
どれが正解なのか分かりませんが、本作のターゲットは…やっぱりこのバブル年層、という事なんでしょうかね?
イマドキ世代の若者のデートムービーに使うならイマドキ世代の子に刺さる楽曲か、王道ミュージカル楽曲かディズニーメロディー辺りの方が無難だった気はしますが^^;

まあ、試写会で観れて良かったかな。若者のデートムービーに向くか?と問われるとちょーっと答えられないんだけどwバブル世代のご夫婦が「夫婦50割」で本作観に行って、
んで帰りに「ねえ、久しぶりにカラオケでも行かない?」「あ、今俺もそれ言おうと思ってた!」(THE☆ホッコリ)みたいな展開は充分想像付きますw
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【映画】「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」@30作目

2019年07月02日 | 映画感想
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ3を締めくくる本作は「アベンジャーズ/エンドゲーム」の直後からの様子を描いています。
5年振りに失った半分の人達が戻ってきた地球で、5年分の年齢差を生みつつもまあまあ強引に元の生活に戻そうと混乱している様子が見て取れます。
ところで映画冒頭いきなりエンドゲームのオチバレから始まるんですが、本レビューもエンドゲームのオチバレなしではどうにも何も書けなくなってしまうので(苦笑)
以下、未だエンドゲームを観ていない方、エンドゲームのオチを知りたくない方はスルー絶賛推奨です^^;

あらすじ
高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みを迎え、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパへ旅行に行く。
ところが、ピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、彼にある任務を与える。(Yahoo!Movieから丸パクしました)

あ、実はですね、スパイダーマンの前作(ホームカミング)未見なんですわ(滝汗)
なので前作からのお約束?みたいなモノがあったとしたらそこは自分気付かずにスルーしちゃってたと思います。すいません。
…という前提での鑑賞ですが、少なくともサム・ライミ版観た事がある人ならスパイダーマンの概要は分かってるので本作をいきなり観ても何ら違和感はありません。
サム・ライミ版と設定が違う部分は、親友のネッドにはピーターがスパイダーマンである事がバレてるという部分くらいかな?

で、今回は夏休みで学校主催の研修旅行に行く事になっていて、舞台がアメリカから飛び出てヴェネチア→プラハ→ベルリン→(一部オランダ)→ロンドンと目まぐるしく変わります。
それでピーターはこの旅行に乗じてMJに自分の気持ちを告白したいと思って色々計画を練ってるんだけど、ある脅威が迫って来ていてフューリーから「手伝って」と頼まれてしまい、自分の旅行(MJへの告白)プランと地球平和の間で揺れまくります。
てか、ピーターお前自分の恋愛事情と地球平和が天秤に掛かるレベルなんかいっ!^^;

これは次へのフェーズ4に移行する為の重要なテーマでもあるんだけど、「トニー様亡き後のアベンジャーズをどう運営していくのか」
誰がアイアンマンの穴を埋めるのか、または新たなアイアンマンを迎え入れるべきなのか、という問題が本作の主題にもなっています。
周囲の大人達がピーターにその役割を担って欲しいとアプローチを掛けて来るんだけど、ピーター自身にはまだその覚悟を持てずにいる。
余りにもトニー・スタークという人物が大き過ぎた。だからまだまだ子供のピーターにはとてもじゃないけどその重責を担えるとは本人にも思えない訳です。
まあ、正直スクリーンで観てるコッチも「うんー、今のスパイダーマンでは流石にアイアンマンの穴を埋めるのはキッツイだろー(苦笑)」と思いますw

で、本作で新たなヒーローが別の時空の地球からやって来ます。(エンドゲームの際にタイムトラベルとかやりまくって時空の穴が開いたらしいですw)
その別時空の地球人(ヒーロー)を演じているのが我らがジェイク・ギレンホール!(キャーキャー)
正直言って、前作のホームカミング観てなかったから本作も一瞬スルーしちゃおーかなーと思ってたんだけど「エンドゲーム後の世界」がテーマだったというのと
あと…ジェイクの名前がクレジットに入ってたのが決め手で鑑賞したんすよね~(^^♪
この人本当に上手い!どんな役でも本当に自在に自分のモノにして「この役はジェイク以外考えられないよなぁ」と思わせてくれる。
まあ、このネタは後にどんでん返しがある訳ですが、どんでん返し後の展開がスピード感もあって益々面白くなる!

自分のプライベートも大切にしたいけど、ヒーローになる事を周囲から請われ、それに応えるべきなのか(いや応えなければならないだろう)と葛藤を続けるピーター。
ジェイク演じる「ミステリオ」がピーターに「スーパーヒーローになるという事は普通の人生を諦めるという事だ」というような事を言います。
それから個人的に本作でお気に入りのシーンは、ピーターがハッピーに連絡を取ってオランダに迎えに来て貰うんだけど、そこからロンドンに移動する間にハッピーが用意しておいた「スパイダーマンの装備メイクマシン」でピーターが色々こねくり回してウエアをメイクしている姿をハッピーが生温い表情で眺めているところ。
きっとピーターの様子にかつてのトニーの姿を重ね合わせているんだろうなーと。そしてピーターならきっとトニーの穴を埋めてくれると信じているんだろうなーと。

それと本作は様々な「擬態」が出て来るんだけど、その中でピーターに「真実を見極める目を持て」というテーマを与えています。
これもきっと今後のフェーズ4で重要なファクターになっていくのだろうと思います。

ところで、本作は映画が始まる前に「ラストのスタッフロールの後におまけ映像がありますから最後の最後まで席を立たんないように」というアナウンスがわざわざ入るのですが、ラストのスタッフロールが始まって直ぐに1度おまけ映像(コレはおまけ映像ではなくて次回作への超重要な布石)を挟み、その後スタッフロールが続くのですが、この途中のシーンが終わった段階で席を立って出て行ってしまった人が結構いるんですよね…この方々認知症なんでしょうか?それとものっぴきならないレベルでウ〇コ漏れそうだった?^^;
だーかーらー「スタッフロールが終わった後に」って最初にアナウンスあっただろーが!記憶力ニワトリレベルかお前らっ!!

という訳で、最後の最後に「えええええ!」という超どんでん返しオチがありますのでちゃーんと本当に最後の最後まで観るよーにネ!
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