天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】美女と野獣【12作目】

2017年04月26日 | 映画感想
「美女と野獣」

ディズニーの名作アニメーションを遂に実写化!
しかも主人公の「ベル」を演じるのがエマ・ワトソンと聞いたら観ない訳にはいかないだろうよ!!
今回日本語吹替版にするか字幕版にするかも迷ったわ…だって野獣の声をミュージカル王子・山崎育三郎さんが吹替えてるでしょ♪
迷って迷って~…とりあえずオリジナルの楽曲聞きたいってのもあって結局字幕版にしましたけどね。

あらすじ…いります?余りにも有名ですけどね
フランスの片田舎の村に住む「ベル」は村一番の美女と評判だが読書好きで外の世界を夢見るちょっと変わった女の子。ある日父親が仕事で出掛けて
迷子になった末に辿り着いた森の奥の城で、バラを1輪手折った事を見咎められて幽閉されてしまった。ベルが父親を探して城にやって来るとそこには
恐ろしい「野獣」がいて、結局ベルは父親の身代わりに自分が城に残る事になった。実はこの城は容姿は美しいが人を思い遣る心がない王子が魔女によって
醜い野獣に姿を変えられ、召使い達も食器や家具等に姿を変えられていたのだ。城の西の塔にある魔法のバラの花の花弁が全て落ちるまでに野獣が誰かを愛し、
そして誰かから愛されなければ永遠に元の姿に戻る事が出来なくなってしまう。召使い達はベルこそが「運命の人」に違いない!と歓待するのだが…

アニメの方もちゃんと観てるんだけど、劇場公開時…何年前だよ(滝汗)
だから細かいディティールとか忘れちゃってるトコロも多いんだけど、なんとなーくザックリは覚えてるし印象的なシーンは何度も色んな媒体に出てくるので
アニメ版をきちんと観ていない人でも「あー、あのシーンねー」位は記憶に残っているでしょ?ま、私もそれ「プラスα」程度の感じですw

そんなクソいい加減な状態での鑑賞でしたが…コレはすごいなぁ~!映像スゴイわー!
実写の映像処理技術っての?もう本当に今ハリウッドで作れない映像なんてないんじゃない?その内役者もいらなくなるんじゃないかと心配になるわ(苦笑)
断片的に記憶にあるあのシーンこのシーンがアニメ版にクリソツ…を超えてアニメ以上にリアリティと臨場感を持って再現されてるって本当に凄いわぁ~!
まず映画冒頭のベルが小さな村の中を歩き回るシーンからワクドキするわね♪セットも衣装も小物も何もかも細部に至るまでキッチリおとぎ話を再現。
その後もめくるめくディズニーファンタジーワールドの満漢全席状態!ベルがお城でディナーをもてなされるシーンなんて「ほえぇ~」って声出ちゃったワw

そして…あの有名な「2人きりの舞踏会シーン」(うっとり)
ベルのドレスの裾にに金刺繍が空から降り注いで、そしていよいよ美しく着飾ったベルの全容がスクリーンに映し出されると、映画館内全体から「ほぅぅ~」
と溜息のような吐息が漏れているのを感じましたね。もうエマちゃんめたんこ可愛い~!(←お前ただのファンやんけw)

ところで、本作公開前にロシアとかマレーシア等で「劇中に同性愛シーンが出て来るので上映禁止にする」とかどーとかニュースになってましたよね?
ちなみに日本公開版はその問題の同性愛シーンはカットされずに上映されている…んですよね?あれ?本作ってレイティング付いてたっけ???
て言うか…もしかして、世界中でやいのやいの問題にしてた同性愛シーンって、ガストンの腰巾着キャラの「ル・フウ」の事…だよね?
え!?いやアレ同性愛シーンなんすか?マジで?ミュージカルシーンで決めポーズ辺りでちょっと後ろからガストンがル・フウにハグするような形になっちゃって
「コレってやり過ぎ?」『んーそうかな?』程度の絡みとか、椅子でまったりしてるガストンにル・フウが肩とか耳を揉んでマッサージしたり、その程度よ?^^;
あんなんで上映禁止だの言ってるよーじゃ、日本の学園モノアニメなんて女子高生同士が手繋いだりハグしまくってるやんか。アレはどーするんぢゃ?

そもそも…今年のアカデミー作品賞取った「ムーンライト」はコレでニュースになった国では確実に「存在しなかったモノ」扱いになってるんですね(苦笑)

まーそんなこんな。
あ、そう言えば…ベルはアニメ版も「父と子の2人暮らし」だったと記憶してるんですが、本作も同じ設定になっていて…ただ母親が何故いないのか?という
クエスチョンが本作には残されていて、それが野獣と2人で魔法の旅をするというシーンで謎解きがあったんですが。コレはアニメにはないネタだよね?
全然記憶になかったんだけど。もしアニメにもあるシーンだったらすんません…何となく、こういう小さなエピソードで野獣の「実は繊細で優しい」性格を
上手く引き出すように工夫されていたなぁ~と思ったので。

本作、少なくともディズニーファンだったら間違いなくツボるでしょ?て言うかディズニーファンがまず観に行くよね?^^;
あとエマ・ワトソンちゃんファンとか。ミュージカルファンも本作好きだよね!それから当然だけどデートムービーとして絶品。
でもね、男の人1人で観ても楽しめると思うなぁ。普遍的テーマだし、映像は間違いなくピカイチだし、本当に老若男女どの世代の方でもイケると思いますけどね!
コメント (2)
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【映画】3月のライオン(後編)【11本目】

2017年04月25日 | 映画感想
「3月のライオン(後編)」

前編のレビューは←コチラをクリック

と言う訳で後編です。
川本家の3姉妹と交流するようになって1年。二女・ひなたのいじめ問題がきっかけで零は川本家の為に自分が何か助けになりたいと強く思うようになる。
時同じくして優勝者は名人・宗谷と対局が出来る「獅子王戦」のトーナメントが始まった。予選で師匠である義父・幸田柾近が頭に怪我をして入院した事を知る。
幸田の怪我には家族の確執が絡んでいた。一方香子と不倫関係にあった後藤は予選対局中に寝たきりだった妻が急変して死亡するも気力を振り絞り
予選突破を果たし決勝へ駒を進めた。そんな中、川本家にある日フラリと3姉妹の父親が帰って来た。再婚した妻と子供と共にこの家に戻って同居したいと言う
父親の様子に不穏な物を感じた零は川本3姉妹を守ろうと遁走するのだが…

前作の息詰まる対局シーンの気迫からは一転、後編は前編で色々提示されていた人間関係を1つずつ消し込んでいく…という言い方も変だけど、まあそんな感じ。
だから割と淡々とエピソードが続いて行く印象はありますが、個人的にはコレはコレで面白かったです。
あ、前編から引き続き原作コミックは1㎜も見ていないので本作だけを鑑賞した印象になります。
どうやら噂では原作の熱烈ファンの方々から本作は酷評されているそうですが、映画だけを観た自分は「かなり面白かった」が率直な感想。
何しろ原作には全く思い入れがなく、自分に思い入れがあるのは神木隆之介君だけですから♪やっぱ神木君の演技は「神」だわーこの人ホントスゴイわー♪

それよりも、後編になって俄然光っていたのは伊藤英明さんだなぁ。
彼はもうすっかり「イケメン若手俳優」ではなくなったわね。CXの海猿で「ウキーッ!」ってやってた頃の彼は遠い昔、すっかりベテランの風格が出て来ました。
対局中に妻の急変を知らされて、2時間長考の体で離席して必死に病院に駆けつけ、妻の死を見届けるとトイレで1人声を振り絞って泣く姿にはジーンとしたわ。
それより何よりクライマックスの獅子王決勝戦で零と対局した時の表情…最後「泣くな。みっともない」と言って対局終了後フッと頬を緩めた表情なんか
昨日今日のポッと出の若手では出来ませんよ。いい役者さんになったんだなぁ~

本作とにかく出てる役者の質が高くて、それだけでも観る価値あります。これは前編からもずーっと言ってますけど、ホントに素晴らしい!
前編の時にはちょっと吠えたけど…香子役の有森架純ちゃんは後編になってちょっと持ち直しました。
個人的に父親から子供の頃に零と対局して負けた際の対局面の再現を見せられて諭されるシーンは香子の心の浄化を感じさせられましたね。いいシーンでした。

個人的に違和感があったのは…そもそもになっちゃうんだけど、長女のあかりって何歳の設定なんでしたっけ?(←よく分かってないw)
父親が伊勢谷さんで長女が倉科カナさんって結構な違和感なんですが。伊勢谷さんも老けメイクしてましたが、それにしても…歳の差カップルか兄妹にしか見えない^^;
それより、まあこのシーンは予告編にも出てましたが3姉妹の父親に向かって零が「ひなたさんと結婚したいと思っています!」って宣言するくだり。
ひなたは中学3年、零が高校3年。まあ大人の3歳差だったらフツーに恋愛対象なんだけど、この年齢の男女でしかもこの和やかな空気と距離感のお付き合いで
「え、零って川本3姉妹と疑似家族を味わってたとは思うけど…ソッチ(恋愛)方向の家族として考えてたの!?」というのにビックリ。
何と言うのかー…このお話に、この川本家と零との関係に色恋沙汰は似合わない気がするんだけどなぁ~

まーとは言えとは言え、上手い具合にまとめ上げていたと思います。
それぞれが何となくふんわりいい方向に向かって1歩だけ足を向け始めた…そんな予感を感じさせる終わり方は良かったと思います。
ラストの名人・宗谷との対局に向かうシーンは絵も美しいし、あのタイミングで幕を閉じるのは予定調和でしたが余韻が残るいい〆方だったんじゃないかなと。
…って言うか、この監督さん「るろ剣」の時もそーだったけどラスト主人公の「一番のキメ顔アップ」で〆るのお上手ですよね♪

久し振りにボリュームがあって満足度の高い邦画を楽しませて貰えました。
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夏の旅行の事とかね…

2017年04月18日 | 旅・おでかけ
他にもネタがあるんだけど画像処理が面倒だからしばらく放置中…(コラコラ

あ、昨日国友さん(←携帯アプリゲー『ケータイ国盗り合戦』でお知り合いになったお友達の事)からメッセージが来てて
どうやらまたしても小笠原旅行を計画しているのかな?ネットで「おが丸(おがさわら丸)」の事検索しててこのBLOGがHITしたらしいすわ。
つーか、国友さんが大挙して検索掛けたみたいで今このBLOGの人気記事1位が自分が0泊3日で行った小笠原旅行な訳だが(滝汗)
…国友の皆さん、有益な情報は何一つ書いていませんので本当に絶賛スルーでお願いします(ペコペコ

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さーて、そんな訳で今現在我が家が絶賛計画中の「今年の夏の大型旅行」
まあココに記事にする位なので最低でもAIRは押さえて「行く事は決定した」のでこーして書いている訳ですが。
とりあえず7月上旬、多分7泊9日?で行きます!

毎年毎年「何処に行くか」で旦那とモメまくる。
ここ数年ずーっと行き先筆頭候補に挙がっているのに行けていないのが「ドイツ」
そしてコレも数年前から2番手位で「行きたいねぇ」と言っている「ロシア(モスクワ&サンクトペテルブルグ)」
更に更にもーっとずーっと前から行きたいと言い続けている「ペルー」
今年1月にメキシコに行けたのでちょっぴり熱は下がったもののまだまだ候補から外せない「アメリカ(ヨセミテか、はたまたフロリダ辺り)」

ある日旦那が(←どうやらTVの旅番組?か何かで取り上げられていたらしい)
「なーなー、イビサ島っていいよな!」と言い出した。

私『いいねぇ~イビサ島!前から行きたかったよ~♪ハードロックカフェもあるしね。確かホテルもあったんじゃないかな?』
旦「え!イビサ島にもハードロックカフェあんの?」
私『あるある~♪ビーチリゾートには結構支店あるんだよー』
…すいません、基本私の旅の基準は「行き先にハードロックカフェ(もしくはホテル)があるか・ないか」なので。
たまーにハードロックカフェのない国や街に行くと、大抵その翌年~数年以内にそこに支店がOPENするんだよね(チッ
ちなみに「イビサ島」はスペイン領のリゾートアイランドです。ヨーロッパの方を中心に人気のある島です。

てっきり今年はスペインにするのかと…イビサ島滞在を目玉にして後は前回行ってないミハス~南部方面中心に攻める感じ?
と思っていたら、どうやらイビサ島から端を発して「だったらもっとメジャードコロで行けてない島いっぱいあんじゃん?」みたいな感じになって
「離島に行く」→「いやいっそ島巡りとか!」→「クルーズツアーとかあるんじゃね?豪華客船とか♪ウハー♪」という思考展開になったらしく。

数日後、「ギリシャに行こう!そしてクルーズツアーを申し込んで島巡りをするのだ!」という結論に達したらしい(旦那が)

私『ふーん。アテネにも勿論滞在するんだよね?』
旦「そりゃそーだよ。アテネ見ないのは流石にないっしょ」
私『それだったらギリシャでいいよ。アテネにハードロックカフェの支店あるし(←もう本当にコレばっかw)』
旦「あ、やっぱアテネには支店あるんだー。クレタ島とかサントリーニ島にはホテルとかカフェとかないの?」
私『私の記憶ではギリシャはアテネにしかなかったよーな。後で調べておく(ギリシャは今の所アテネにしかありません)』

ところで、ギリシャは島巡りだけでなく本当に世界遺産が豊富な国で。
首都のアテネは勿論の事、国中到る所が世界遺産祭り。そしてギリシャは案外国土が広く、そして案外移動が不便(苦笑)
旦那は「きっと今回ギリシャに行ったらもう多分一生ギリシャに行く事はないんじゃないか」と言っていて(まー他にも行きたい国が山程あるしな)
だからこそアテネ以外に「メテオラ」だけは絶対に外せない!と旅先をギリシャにロックオンしてからずーっと言っていた。
因みにメテオラはアテネからかなり距離がありましてね、公共交通機関で行くと大体片道5~6時間前後掛かるらしいんですね。
そしてギリシャは公共交通機関が非常にルーズで遅れまくるらしい。だからアテネから日帰りで行くのはかなり厳しい。
するとメテオラに1泊して…という話になるんだけど、旦那の休暇が取れる日数と行きたい場所に掛かる日数を計算すると
(はっきり言ってクルーズツアーを最重要視すると)どうしてもメテオラに1泊で移動して見に行くのは難しい。

調べてみると一応「現地発着日帰りバスツアー」みたいなのも出てるらしいんだけど、それにしても日帰りでは多分実質観光時間2時間も取れないのでは?
それにメテオラ入れると肝心のアテネすら観光する時間がまともに取れなくなる可能性が非常に高くなるしね…等とスケジュール考えて考えて最終的に
「メテオラは今回諦めよう(と言うか諦めざるを得ない)」という結論に達し(←私の中で)
「とりあえず初めてのギリシャだからアテネと島巡りONLY、きっといつか必ず再訪して、その時はメテオラ他北部・西部の遺跡を見に行く!きっと!!」
という事で(旦那を)納得させた。

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日本からギリシャに行くに当たってAIRも結構悩ましくて。
去年利用して散々な目に遭った(薄笑)ターキッシュエアも勿論ギリシャ便があるんだけど、何がどーなったのか?ターキッシュめちゃ高い。
名古屋から出発しようと思うとルフトかフィンを使うのが王道なんだけど、やはりどちらもクソ高い。
そこそこのお値段だけど成田発のエミレーツか、もしくは羽田発のカタール辺りがお値段と移動時間の兼ね合いがまあまあ…
おーっと!セントレア発のギリシャ行きならもっとお値打ちなのを発見!エティハドがセントレア就航しててドバイ経由でギリシャ便がある!
しかもかーなーりーお値打ちじゃん♪なーんだ、だったらエティハド一択…ん?飛行ルートは?え?北京経由?ん?ん?

クチコミ調べましたらね、エティハドのセントレア便は名古屋発(ガラガラ)→北京(中国人団体てんこ盛り)→ドバイというルートらしく
どうやら日本人向けではなく、もっぱら『日本~ヨーロッパに観光に行く中国人団体ツアー向け』の専用機のようになっているらしく
たまたま出張や激安ツアー等でこの機を利用した日本人達の悲痛な叫び声がアチラコチラから…orz

旦「なーどー思う?タイムスケジュールもそこそこいいし、安いし名古屋発だし…中国人団体の存在だけ無視すればエティハドが一番条件いいんだけど」
私『中国人団体と同梱は多分5~6時間が限界だと思う。ネタにしたいなら敢えてエティハド使うのもアリなんじゃない?』
旦「ネタなんだ(薄涙)…要するにお前はエティハドはいくら安くてもムリ、という事だよね?」
私『いや、私にムリはないよ。全てが【ネタの為】だと思えば敢えてチャレンジするのもアリだと思うし。ただそーなるとギリシャ旅行ではなくなるよねw』
旦「…旅の最大の思い出が中国人団体の奇行体験になるのは流石になぁ~、と言うかまず俺が中国人ムリだわなぁ~」
     ※某国(←今更w)の団体観光客に対してのあからさまな偏見表記がありますのでご注意下さい

と言う訳で、結局お値段とタイムスケジュールとクチコミ等を色々鑑みた上で成田発のエミレーツを選択。
そんなこんなでー…今年の夏はギリシャ行きます!島巡りします!! ぶっちゃけですが既にクルーズツアー【アテネ発着4泊5日】も申し込み済み!
ちな、日本の旅行代理店で「ギリシャ島巡りクルーズツアー」調べると殆どがお一人様50万円超ですけどね、個人手配すれば半額以下で済みますよ(ボソ

今現在はアテネのホテルで更にモメている最中。
ギリシャ何だかんだで治安悪いんだよね(ザックリ語っちゃって悪いけどw)
しかも当然ながら夏がギリシャのトップシーズンで、この時期はホテルの物価も唖然とするほど高くなる。
なるべく治安のいい&観光や移動に便利な地区に滞在したい、しかもクチコミも良くてなるべく安く…そんな都合のいい宿ある訳ねーわっ!^^;
まー、そんなこんなですが、今年は帰国難民とかテロ被害とかギリシャデモ被害とか、そーゆーオチだけは避けたい。マジで!
コメント (4)
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【映画】パッセンジャー、ムーンライト【9~10作目】

2017年04月12日 | 映画感想
「パッセンジャー」

予告編をチラッと見て「お!コレ面白そう♪」って結構楽しみにしてた作品。それなのにもう少しでスルーしちゃうトコロだったわ。危ない危ない^^;
監督は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』等を撮ったモルテン・ティルドゥム氏。
登場人物が極端に少なくて、基本は男1:女1なんだけど…それにあともう1人男性と1体の人型アンドロイドが加わって「3人+1体」という構成。

あらすじ…近未来、地球は人口増加と物価高騰、資源不足等の様々な理由から他の惑星に移住する事になり超豪華宇宙船「アヴァロン号」に
クルー250余名、乗客5,000人を乗せて地球を飛び立った。移住地まで120年掛かるので完全自動制御運転でクルーと乗客全員が「人工冬眠ポッド」に入って
いたのだが、何故か到着90年も前にジム(クリス・プラット)とオーロラ(ジェニファー・ローレンス)の2人だけが目が覚めてしまう…

☆☆☆CAUTION☆☆☆
ココから先、何を書いても本作のオチに関わるネタバレになってしまうので、本作未見の方 or オチを知りたくない方は読まない事をオススメします!


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さて、ではいきなりオチバレから書くので本当に要注意ね









まずさ、何に驚いたって…最初に目が覚めたのはジムだけだったのかよ!って事。てっきり「たまたま2人が同時に目が覚めた」とばっかり思っててさ。
だから映画冒頭からのジムが1人で色々試行錯誤してるシーン見ながら「いつオーロラは目が覚めるんだろ?更に事故が起こるって事かな?」位に
ハナホジ状態で見てて。だから個人的にはこのパターンは結構衝撃だったかも。
だって…劇中オーロラも絶叫してたけど、やった事は確かに「殺人と同義」だもんね。
コレ多分本作観た人はほぼ全員考えると思うんだけど…もし自分がジムと同じ状況に陥ったら自分だったらどうするか?
ある意味究極の選択だよなぁ~本作はラブファンタジーっぽく仕上げてあるけど実は結構エグいと思うんですよね、この問題は(苦笑)

まー後は優雅且つ豪華なオデッセイ観てるって感じでしょうかね(薄笑)
そもそもが「豪華客(宇宙)船」に乗ってる訳だから、飯から娯楽から何でもござれなのに変わりはない。
ま、結局は…故障するハズのないジムの冬眠ポッドがぶっ壊れたという事は他にも誰か同じ状況になるヤツいるんちゃうん?そもそも故障の原因て何だったん?
という核心部分に最終的にはネタが進む訳ですが、まあうーん…こんなもんなんですかね?^^;
話が段々失速して行く感は否めませんが、デートムービーとしては程良くまとまってるかな?ってトコロですか。
ラストの「オーロラの選択」も「ま、そーでしょうねぇ」という感じですか。



「ムーンライト」

今年のアカデミー賞作品賞受賞作。おめでとーございましたー!
…という訳で、一応作品賞だから押さえておくべきだろうとは思っていたものの、オスカー予想してる時にちょっと本作のあらましを調べていて
あんまり自分の得意分野ではない方向のお話っぽいな、という事は分かったので「正直如何なものか」と不安になりつつ鑑賞。

あらすじ
マイアミの貧困層地区に住むシャロン少年は痩せっぽっちで小さな男の子。学校でのあだ名は「リトル(チビ)」で同級生達からいつもいじめられている。
おまけに母親はドラッグジャンキーな上にネグレスト。そんなシャロンにとって心休まるのはたまたま学校帰りに苛められている所を助けてくれてから
何くれとなく気にかけてくれるようになった麻薬の売人のフアンとその恋人テレサ、そして唯一シャロンが気を許せる友人「ケヴィン」の存在だった。

んー。コレはねー、なかなか日本人には難しいんだなーテーマがなー。
「黒人ド底辺」「ドラッグ」「セクシャルマイノリティ」のトリプルコンボですがな。コレに「宗教ネタ」が加わったら「日本人苦手ネタフルコンプ」する所でしたw
話はシャロンの成長に合わせて「1.リトル(幼少期)」「2.シャロン(高校生)」「3.ブラック(青年期、成人後)」の3つに分かれていて
それぞれのパートでシャロンを演じる役者さんを変えています。まあそーだよね。
それにしても小さな小さな「リトル君」が成人したらいきなりゴリマッチョになっててドびっくらコイたわ(笑)
しかも歯が総金歯だぞ(被せモノだけどな)金のゴツイネックレスとか金ゴッテゴテ腕時計とか悪趣味過ぎて吹くわマジで^^;

まーなんちゅーかね、「環境が人を作る」って言うと何か感じのいい事言ってるみたいだけど要するに「ド底辺スパイラルからは結局人は抜け出せない」つーね。
ドラッグジャンキーだった母親を嫌っていたのに結局は自分も麻薬の売人になって行くというね。経済的にのし上がろうと思ったらド底辺の皆さんは
この手の事に手を染めないとやって行けない、という事なんでしょうなぁ。
それにしてもアメリカってそんなにドラッグが身近なの?もうココら辺の感覚が全く日本人とは違うんだよな。正直共感には程遠い環境と言うのかね。

それでなくても共感出来ない環境の話なのに、この映画の主題はこの「ド底辺スパイラル」部分よりもむしろ「セクシャルマイノリティ」の方に軸があるというね。
コレがまたなー。正直コッチも自分苦手なんだよなーもー(滝汗)
リトルが苛められてた原因の一つに「オカマ」呼ばわりされてた部分もあるんだけど。小さな頃はチビっこくて痩せてて歩き方もナヨナヨしてたから
からかわれてオカマ呼ばわりされてたんだろうけど、ある日気付いたら自分が本当に同性愛者だった事に行き当たったというね^^;
いや、割と早い段階で自分のマイノリティに気付いてて、幼少期(小学校低学年?8~10歳程度かと推察)の段階で既に仲良しのケヴィンに対して
ほんのり恋心抱いているのが見て取れますから、もう筋金入りのゲイなんですなー。
またケヴィンがカラリと明るくていいヤツなんだけど女も抱くけど男もイケるよ!みたいな感じで(薄笑)

結局ずーっと孤独だったシャロンが、ただ1人気持ちをぶつけられる相手がケヴィンだったんだなぁ、と思うとちょっと切ない。
成人してから久し振りにケヴィンと再会した時に、ケヴィンがシャロンに「相変わらずうつむくクセ直ってないんだな」みたいな事を言うんだけど
その時のシャロンの一瞬の表情に何か「キュゥーーーーン」と来ちゃったわ。見た目ゴリマッチョで総金歯だけど(←しつこいってかw)

正直…で?だから?みたいな、切ないだけでフワッとした感じで話は終わるんだけど…ごめんやっぱこの手のネタ苦手だから寄り添えないんだよー自分なー(滝汗)
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スキー2017・8回目@めいほうスキー場

2017年04月02日 | スキー


4月に入り、世間はお花見のニュースがチラホラ…と言うよりも、例年に比べ今年は桜の開花が随分遅れているようですね。
この週末は本来なら最も「お花見最盛期」になるハズだったと思うのですが、3月下旬になってもちっとも気温が上がらず→桜がなかなか咲かず、で
きっとこの週末お花見宴会を予定していた皆様におかれましては、非常に不本意な結果になってしまったのではなかろうかと、云々…

どーでもええわい! ←いきなり何を乱暴な…(滝汗)

という訳で(だからどんな訳だよw)我が家はスキーなのです!毎年GWまではスキーなのです!!
まーそれにしても、今年の雪の多さったらどーよ?嬉しくて嬉しくて小躍りしまくりだわよ♪
毎年岐阜県内のスキー場は軒並み3月末で営業を終了するのが常なのですが、今年に限って言えばこのたっぷりの雪を前に流石のめいほうさんも
「営業延長しても…みんな来てくれるぅ?」と譲歩して下さって、なんと第二週(4月9日)までスキー場OPENしてますよ!
春雪というのは重たくてシャーベット状になっているので、実はド下手くそ初心者さんや「目指せ!モーグラー」なコブ練習中のヘタレさんに
最もうってつけなんですよね。簡単に言えば「雪が重た過ぎて板が走らないのでスピードが出難いし転んでも大して痛くない」のです!



はいはい~
先の三連休でコブコース攻略のカギを見つけた!?かもしれないA嬢は今日もやる気マンマンですっ!

ところで激重シャーベットスノーは板が走らないからスピードが出難い代わりに板が回し難くなるので膝に負担が掛かる。
絶賛ボーゲン練習中の方には都合がいいのですが、フツーにパラレルで圧雪ルートをスイスイと滑りたい御仁にとっては地獄でしかなくなります(薄涙)
我々も朝イチでいつものよーに頂上ゲレまで登って記念撮影したらさっさと中級コースを下りて隣峰のβ300~β1000のルート確認にGO!



↑β300上部から見下ろしてみた…うふふ♪雪モリッモリ☆
それにしてもβ300上部がブッシュも全く出ずに完全な状態でこの時期まで残ってるって本当に奇跡的だと思うんですけど!!
通常なら3月中旬にもなるとあちらこちら彫り込みの深いコブ底はブッシュや土まで出て来ちゃうのがデフォルトだと思っていたんですが
今年って本当に雪が沢山降った&気温がなかなか上がらずにいるという事なんでしょうねぇ~

と言う訳で、いつも通りβ300~1000ルートのコブと人工モーグルコースでコブ練!コブ練!

…ところで、β1000ゲレリフト乗り場直近の「βレストラン」が3月最終週で営業を終了してしまいました。
もっと言うとこの「β300~1000」の中腹ルート自体がこの日を持って営業終了してしまうというね(号泣)
こんなに雪タップリあるのに…こんなに練習し易いコブコース、他にないのに…



と、絶望していたらー
何と今年多分初めての試みなんじゃないかな?(少なくとも自分の記憶の中にはなかったな)
めいほうのメインゲレ、α5000の中腹(第4ゲレ)辺りに「コブ道場」という人工モーグルコースが1本登場しているではありませんか!!
何でもこのコース、全長220m+コブ数102個という本当に意味不明な長さの1本コブ!(公式でも『ギネスに挑戦!』って謳ってたわw)
実はA嬢はコブ練したくてもβ300~1000ルートに作ってある人工モーグルコースではコブの彫り込みが深過ぎて厳しいと言っていて
この「コブ道場」のコブなら場所を選べばコブも浅くピッチもそれほどキツくない箇所が結構あるので練習にうってつけ!だというので
午後からしばらく「コブ道場」で練習しまくる事に…

確かにβ300~のモーグルルートに比べて滑ってる人の人数も少ないので彫り込みは大した事ないし比較的滑り易いと思う。
だがしかし…コブ道場に辿り着くまでの激重初級者コースで体力削られまくる+ルートが長過ぎても結局コースアウトして休憩取るからほぼ意味無し!^^;
何本かこのコースで練習したんですけどん…頂上ゲレからの湿雪で靭帯やらかしてるヒザに負担が掛かり過ぎてマジ泣きそうでしたよorz
自分は大体このコースを3~4回に分割して滑ってましたね。このコースをノンストップで滑り切ろうと思ったら相当の体力が必要だと思いますわ。

A嬢はかなり頑張ってはいたけど…一皮剥けるにはもうあと1歩何かが必要なんだなー。もうあとは反復練習するしかないわね。



そんなこんなですっかりお疲れモードです。
重たい雪のお陰でヒザだけでなくモモやらケツやら二の腕も筋肉痛になって来た…うぐぐ

そんな疲れた体を癒すのはやっぱりスイーツ!
帰りに「明宝ジェラート」に立ち寄って、今回は「ピスタチオ+ティラミス」をチョイス。
今回で多分今シーズンのめいほうは滑り納めになると思うので(お気にのβ300~1000コースがCLOSEされたので)
…明宝ジェラートさん、今シーズンもお世話になりました!
また来シーズンも変わらず美味しいジェラートを、そして新作ジェラートの開発もジャンジャン頑張って下さいね!応援してますよー♪

さて。
来週末、土曜日の天気が良ければもう1回GW前に何処かに滑りに行こうかなーと思ってますが…それより季節はやっぱりお花見?^^;
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