「F1(R) エフワン」
ブラピが「トップガン/マーヴェリック」のスタッフとタッグを組んで、正に「陸のトップガン」を撮った…という作品。
個人的にはブラピも勿論好きだけど、共演者のクレジットにハビエル・バルデムの名前があったのがテンション上がるぅ~⤴⤴⤴
あらすじ
元F1レーサーのソニー(ブラッド・ピット)は、最下位のF1チームの代表を務めるかつてのチームメイト、ルーベン(ハビエル・バルデム)に誘われて現役に復帰を果たす。伝説的カリスマF1レーサーだったソニーの型破りなやり方に、新人のジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメンバーたちは反発する。しかし弱小だったチームは、傑出したソニーの才能と実力に導かれて変化を始める。(Yahoo!検索情報から丸パク)
That's 王道スポ根✨
イマドキこんなベタな話作るぅ~?
いや、だがそれがいい。と言うかここ最近ハリウッドの勢いがなくなってハリウッド映画が全然面白くない!と腐っていた昭和脳の自分に思いっきりぶっ刺さるヤツだった!
トムちんとかブラピってやっぱ世界のハリウッド映画ファンが何を求めてるのかよーく解ってくれてる。自分の見せ方を心得てるよなぁ~♪
で、昭和脳のBBAワクドキのブラピですが、流石に寄る年波には勝てません。
遂に「令和に出張ってくんなよこのファ○キンジジイ」扱いです(薄涙)
だけどブラピ演じる「ソニー」は周囲の冷たい視線なんてまるで意に介さない飄々っぷりで「俺様流」を貫いていく…ように見せていて実はめっちゃチームの事を考えていて、自分が敢えてのヒールみたいなポジションを取って新人レーサーのジョシュアを前に押し出してやろうとサポートして行く訳です。
ソニーが違反スレスレの接触プレイでレースを引っかき回す戦法は正直「いやコレはやり過ぎだろ流石に」と思ったけど(ていうかコレって主人公チームのやる事ぢゃねーだろ💦)
まあ、こういう無茶振り詰め込んで来るのも「栄光のハリウッドアクションなんだから何でもアリ」なゴリ押し感が逆に清々しいまであるw
本作映像も本当に凄くって!
先ず映画冒頭のデイトナシーンのカッコ良さよ!レースシーンは車載カメラとレーサーから見た視点、俯瞰映像などいくつもの視点を駆使して物凄い迫力と臨場感を演出しています。
本作はF1が公認してバックアップしてくれているそうで、レースシーンは実際のF1の開催されるサーキット場で撮影されているというこだわりようで、レース場のあの熱狂的な雰囲気も実際のF1のレースの様子を撮影して劇中で使用しているのだそうです。(ネットで検索したら昨年のF1のサーキット場で映画撮影している場面に遭遇したという人の記事がHITしたのでガチ中のガチらしい!)
必ず自分が出場するサーキット場を自分の足で走ってコース状況を体感しておく、左右違う靴下を履く、トランプのカードを1枚抜き取ってポケットにしのばせておく(敢えて何のカードだったのかは確認しない)等、ソニーには沢山のルーティーンがあって、こういう「験担ぎ」も昭和スポ根っぽくて好感持てるし親近感も沸く。
何より…常に命と隣り合わせの現場に身を置いている人の「ギリギリの精神力」をまざまざと見せ付けられている感じがいい。
それから若手レーサーのジョシュアとの確執(と言うかジョシュアがソニーをハナっから煙たがって厄介者扱いしているのもお約束♪)だったりスタッフの冷えた目線だったりマスコミのクソ意地悪なツッコミだったり→からのー1戦1戦ポイントを重ねていく内に観客の視線が集まるようになって、ファンが付くようになって、チームも段々一体化していく…もう本当に王道過ぎて!だがそれがいい!!
ジョシュアが途中でクラッシュして戦線離脱して~からの、あの怪我の原因をジョシュアが自分で悟っていく…ソニーの言っていた事が正しかったんだあの時自分がイキッて功を焦ったのがダメだったんだと気付いて改心していく感じとかもうね、自分ジョシュアのママン目線でスクリーンに向ける自分の目から「慈愛パワー」が炸裂しちゃったわ!
と言う訳で、余りにも王道ど真ん中過ぎるクライマックスシーンまで何もかもが予定調和なド直球スポ根!
いやぁー2025年の今コレが作られたという事に感謝したい。ブラッカイマーやりおったなw
そして…これこそ映画館の大スクリーンで体感しないとお楽しみ半減ドコロの騒ぎじゃーない!絶対に絶対に絶対に映画館で体感して欲しい✨