「こんにちは、母さん」試写会
映画と全然関係ないんだけど、ぷち久し振りにBLOG更新しようと思って編集画面(と言うか記事入力画面)開いたらかーなーりーアグレッシブにレイアウトが変わっていて面食らってしまった…一旦落ち着こう自分(滝汗)
と、そんなこんなで今回はぷち久し振りに試写会当たりましたー!(ぱちぱち)
本作は山田洋次監督×吉永小百合さん主演の『母』シリーズ三部作のラストを飾る3作目の作品なんだそうです!そして…非国民なのを承知で告白しましょう…ワタクシ、過去2作品未見でございます!申し訳ございません今からでもアマプラで過去作を見る事は可能でしょうか(恐る恐る)
あらすじ
大企業の人事部長として気苦労が絶えず、家庭内でもさまざまな問題に頭を悩ませている神崎昭夫(大泉洋)は、不意に母・福江(吉永小百合)が暮らす東京の下町の実家を訪ねる。久々に会った母の様子は以前と違っており、地味だったはずの母は華やかないでたちで生き生きと活動し、さらに恋愛までしているようだった。実家にも自分の居場所がなく複雑な思いを抱く昭夫だったが、親切な下町の住民や母の意外な一面を知る中で、これまで見失っていたことに気付かされる。(Yahoo!検索情報から丸パク)
先ずさ、色々思うトコロはあるけど、吉永小百合さん(お婆ちゃん)→大泉洋さん(息子)→永野芽郁ちゃん(孫)という三世代よ。コレどーなんよ!?
ま、コレに関しては劇中でも散々イジられてて「隔世遺伝だね」ってバッサリ斬られてた洋さんドンマイ!
話は隅田川沿いの墨田区向島界隈が舞台。都内の地理に疎い人には「フーン」程度だろうけど、都内では山手線の円からちょい東寄りの…まあ昔ながらの風情を残している所謂「THE・下町」という地域ですよ。いかにも山田洋次監督が舞台に使いたがるであろう地域ですわな。そもそも「寅さん」も東京の大いなる下町・葛飾区柴又が舞台ですしね。
で、ね。
映画冒頭から吉永小百合さんの口調に凄く違和感があってさ…何と言うのか彼女のキャラに似合わない「ぶっきらぼうな物言い」と言うのかな?
それが、話がちょっと進んできて「あ、そっか」と思い当たった、と言うのか。上にも書いたけど舞台は東京の下町。彼女はこの街で生まれ育って嫁いでほぼ人生の全てをこの下町で生きて来た、という設定なんですよね。だから下町らしいチャキチャキッとした「江戸っ子下町言葉」で話さなければいけないのだろうと。
まーねー、コレ正直ちょっとムリあるよねー。だって吉永小百合さんよ?何処をどう切り取っても「山の手の深窓の奥様」感がダダ漏れてるじゃないですかーそんなの当たり前ですよーだって吉永小百合さんなんですものー
ま、この根本的な違和感は置いといて(←置いとくんかい)
話的にはもう思いっクソ「山田洋次監督MADEの【麗しき昭和の世界】を令和の今を生きるアナタへ!」的人情話てんこ盛りですよ。
勿論ネタ的には「大手企業の大規模リストラ」だったり「ホームレスへの炊き出しと声掛けボランティア」だったり、昭和の頃にはなかったWORDのネタ(いいとこ平成ネタかな)目白押しなんですが、その一方で「家に鍵なんて掛けない、ご近所さんが勝手に上がり込んで来て勝手にお茶飲んでる」昭和の下町(もしくはド田舎)ルールを令和の向島界隈にねじ込んで来ている。コレはなかなかのパワーだと見た✨
もしコレが本当なら…次回上京した際に向島界隈に出張って一軒一軒玄関に鍵が掛かってないかチェックしてみようかなと思いましたわ割とマジで(マジなんかい)
まあ、そんなファンタジーも交えつつ(←勝手にファンタジー認定w)
本作の吉永小百合さんの孫娘役を演じた永野芽郁ちゃんがまた有り得ない風体だったと言うかね^^;
とりあえず「ヘソ出し」ね。コレ今流行ってましたっけ?誰の趣味?て言うかコレは山田洋次監督の思われる「令和ギャル像」なの?つーか、そもそも親に反抗的という「遅まき思春期キャラ」ではあるものの、言ってる事やってる事全くGAL感ないよね。ただただ髪型と服装だけがアタオカ案件になってる感じ?
ただね…永野芽郁ちゃんのウエストが細過ぎる件!むっちゃスタイルいいんだけど!ただ痩せてるだけじゃなくて腹筋の縦筋見えてたからね!彼女のスタイルが良過ぎる!!
そして…安定の大泉洋さんのおふざけ(←絶対に台本にないアドリブやりまくってる保障する)、そして今回「+クドカン」というタチの悪さw
この2人なんかさーーー組ませたらもう分かってるやーん遊びまくるに決まってるやーーーん!(ウッキウキ
それでなくても洋さんだけ、クドカンだけ、の単体でも相当やらかしまくるのにw、それを掛け合わせるとは山田洋次監督も懐が深過ぎる!!
この2人、ぜっっったい吉永小百合さんとの絡みでもやらかしまくってるに決まってるからね!!ところどころ(つーか、ちょいちょい?)クスッと来るシーンあったけど、あれの何割かは絶対にヤツらのアドリブだと思ってるからね自分はっ!^^;
1つ…ちょっとウェットなシーンで思うトコロがあって。
吉永小百合さん演じる「福江」が孫娘から「(寡黙な人だったと聞かされていた)祖父とどういういきさつで結婚したの?」と聞かれて答えていたシーンが結構印象的で。自分の足袋のサイズを計って貰った事がきっかけだったと話していて(その際孫娘にその様子を実演している)。その後福江は自分の思い人(近所の教会の牧師先生・寺尾聰さん)の為に手作りの室内履きを作ってあげるんだけど、それを牧師先生に渡した時に牧師先生が「サイズピッタリだよー♪」と喜ぶんだけど、その時に福江が「だってサイズちゃんと計りましたから」って答えてるんですよ。コレって…すっごく遠回しな彼女なりの「逆プロポーズ」というか「愛の告白」だったんじゃないかな?って。
と、色々と仕掛けの多い…「山田洋次監督らしいホッコリする日本の人情モノ」だったと思います。
ぶっちゃけると、試写会当たらなかったらこのシリーズに触れる機会なかったと思うので、今回試写会当たって本当に良かったと思いました。吉永小百合さんフォーエバーな方、今昭和の古き良きシリーズにどハマりした平成世代諸氏、洋さんクドカン推しさんはたまた永野芽郁ちゃんの「美ウエスト」を見逃したくないそこのアナタ!是非是非劇場でご堪能下さいませませオススメ致しますヨ!^^