山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

おじやで心も温めて

2024年03月16日 | 日記とレシピ

 「お昼前、二人で出かけてくる。(夜勤の)お弁当は作っておくけど、お昼ごはんはどうなるか分からない。」

ふうん。いざとなったらカップラーメンってことだね。いいんじゃない。

「あいよ。」

と返事はしていたのだが、出がけに妻と娘にバトルが発生した。

そうして、なにやら険悪なムードのまま出かけて行った。

 こういう場面で余計な口出しをすると、火に油を注ぐことになるので、何も言わずに見送った。

 さて、困ったぞ。

 このまま喧嘩を引きずったまま帰ってきたら、家の外だけでなく内でも嵐になりそうだ。

 これはですね、心が穏やかになる料理を作って待つことにしましょう。

 昨夜、夜更かししてしまったので、日中昼寝してから夜勤に出るつもりだったんだけど、予定変更。

 とりあえず旨いものを準備してから休むことにします。

 台所の食材を調べたところ、

       半端に残っているご飯

 3人分には足りませんね。

 これは、雑炊(実は、おじやというらしい)にしてみましょうか。

 なにも、贅沢である必要はない。

 滋味あふれる料理で、身も心も温めるという手もある。

 早速、調べてみたんだけど、海砂さんのレシピが一番しっくり来たので、これをベースにしましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 使う食材は、先ほどのご飯と、

       ご覧の3つ

・卵2個を解きほぐして、ネギ10cmぐらいを小口切り。カットワカメは後ほど使います

 ・水2カップに醤油6g酒10gと、スープの素小さじ1/2に出汁の素とコショウ適量

 ・沸騰したら溶き卵を濾し入れて軽く混ぜます

 ・ネギも加えてしっかり火を通したら

 ・冷やご飯を入れて沸騰させます

 ※ここで加えるご飯を洗って粘りを抜けば雑炊、そのまま入れればおじやというらしいので、これはおじや

 ・お米がフワフワになったので火を止めて、

 ・カットワカメを2つまみ程入れてかき混ぜたら、二人が帰るのを待ちます

 

 2~3時間ぐらいして帰ってきた二人は、普段と変わらない状態に戻っていました。

 ま、めでたいことなので、お祝いに食べてもらいましょう。

 鍋の蓋を開けたら、ご飯が膨張していたので、水を1カップほど追加して再沸騰させ、

       まずは召し上がれ

 アツアツです。

 原作者が言うように、卵とネギとワカメの組み合わせが非常に美味しいです。

 身も心も温まるってやつだ。

 二人とも喜んで食べていました。

 ここにカップラーメンを追加して、ちょうどいい腹具合ですね。

 1時間ほど仮眠をとって、行ってきます!

 ああ~、笑顔が戻っていてよかった。


今年はいちごチョコサブレ

2024年03月15日 | 日記とレシピ

 ホワイトデイだ。

 先日試作した時に、これで十分という気になっていたんだけど、日が経つにつれてわだかまりが頭を覆い始めた。

 クッキーというかサブレは、そこそこ美味しくできたが、分量や焼き加減に改善点が残っている。

 それ以上に、当初予定していたフィリングを作りもしないでスルーしてしまっていいものか、という気持ちが湧いてきたんですよ。

 で、結局、ちゃんと作ってみることにしました。

 作るのは、最初に予定していたいちごチョコサブレです。

 行ってみます。

 下ごしらえ・調理の部

 まずは前もって、バタークリームを作ってみることにしました。

 いろいろな作り方があるらしいんだけど、マタギでもできそうなやり方です。

 ・無塩バター50,グラニュー糖90に牛乳15gを用意

 ・バターをレンジである程度溶かして

 ・砂糖を投入

 ・それなりに混ぜたら

 ・牛乳も追加してしっかり混ぜたつもり

       いい感じかな?

 しかし、グラニュー糖のザラザラ感が残ってます。

 牛乳が冷たかったため、砂糖が溶け切れなかったと思われます。

 ・オーブンの発酵機能で40℃30分温め直して、よく混ぜたら

       やっとクリーミーになりました

 ※あらかじめ牛乳を温かくしておくとよかった

 これで、第一段階クリアです。

 続いて、サブレの方ですが、基本的には、前回の試作を踏まえていますので、変更点を中心に。

 ・バターとグラニュー糖各100g、卵黄2個分、薄力粉180gにアーモンドプードル20g

 ※前回の倍量。アーモンドはちゃんと入れました

 ・よく混ぜたら半分に分けて

 ・片方は、伸ばしたら、そのまま冷やして使います

 以前作ったジャムサンドクッキーにします(この生地だとサブレです)。

 ・型抜きで準備が出来たら、180℃10分(焼き時間変更)

 ・冷めたらジャムを乗せて

 ・蓋の方にはパウダーシュガー

       一丁上がり!

       二丁目はイチゴジャム

 そして、本命の方なんだけど、

 ・チョコチップス15gにアーモンドスライス10gと、前回より増量

 ・混ぜて、伸ばして、冷やして、型抜き

       焼けたんだけど、ここで終わりにせずに

 ・バタークリームとジャムを挟んで出来上がり

 半分はそのまま、残り半分は冷凍して食べる予定。

 そのままの方を食べてみたけど、サクサクトロ甘すっぱ!!

 甘露甘露!!!

 いやあ、やっぱり、妥協せずに作ってみてよかったですわい。

 

 ところで、これって少々多すぎますよね。

 実は、今回のジャムの材料、職場の同僚から戴いたものだったので、半分は職場にお裾分けします。

 喜んでもらえるといいな。

 家族が喜んでましたので本懐は遂げてますけどね。


やっぱり『親子』で ドンとこい!

2024年03月14日 | 日記とレシピ

 最近楽しんでいるランチで、『丼シリーズ』が継続中。

 ここまで牛丼、カツ丼と来たら、やっぱり続きがありますよね。

 ここまで来たら、歩みを止めるわけにはいきません。

 本日のランチは、『親子』で参ります。

 ただですねえ、ご飯はあんまりないんです。

 代わりに、麺類なら、いろいろある。

 パスタ、蕎麦、そうめん、ラーメン、そして、温麺なんてものもある。

 どれが合うか考えたんだけど、このどれよりも、うどんが合うという気がするんだな。

 で、親子丼ならぬ、親子どんを作ってみることにしました。

 いろんなレシピを眺めてみたのですが、その中でいい所だけ戴いて作ってみることにします。

 下ごしらえ・調理の部

 まずは材料です(3人分)。

 ・鶏もも肉200gぐらいを食べやすい大きさに切って、長ネギ半分は縦横に4つに割って5センチぐらいに、しょうが少々を千切りにしておきます

 ・中華鍋に油を敷いてネギとショウガを強火で炒めます

 ・しんなりしてきたら、鶏もも肉も追加

 ※後で煮るから、焼き色がつけばいいことにしました。ネギの焦げは大歓迎

 ・水750mlと麺つゆを250ml(かけそばレベル)を加えて煮ます

 ※アクが少しだけ出ました

 ・いったん火を止めたら、別の鍋でうどんを茹でる準備

 ・水溶き片栗粉大さじ2+2を混ぜておきます

 ・再沸騰させてとろみがついたら、溶き卵2個分を濾し入れて

 ・別の鍋で茹でたうどんを器に盛ったところにかけます

 皆さん、出来ましたよう!

 片栗粉と卵のトロミが効いて、アツアツウマウマなのは、勿論なんですけど、最初に焼いたネギとショウガが非常に効果的

 香り高く、香ばしい風味が、いいアクセントになっています。

 鶏肉と卵の親子の絆が、更に強まるってもんだぜ。

 ここまで、、カツときたけど、親子どんというのも、大変結構でした。

 勿論、妻も娘も大喜びで食べていました。

 やっぱり親子はいいものですね。

 さあて、牛、カツ、親子ときましたよ。

 次は、どうやって楽しみましょうかね。


お弁当救済!ダイコンとツナとカツオ節炒め煮

2024年03月13日 | 日記とレシピ

 いつの間にか、お弁当他に使う常備菜が底をつきかけている。

 そこで、台所周辺の食材を見回すと、ありましたねえ、燦然と輝くダイコン様が。

 昨秋もM氏とT氏からたっぷり戴いているので、まだまだあるんです。

 温かくなって、”す”が入る前に食べてしまいたいところでもあるので、丁度いいじゃないの。

 ええと、組み合わせるのは・・・。

 ちょうどダイコン様の真向かいに鎮座していたツナ缶が目に入りました。

 このお二人、絶対にお似合いですね。

 早速始めましょう。

 作るのは、ダイコンとツナの炒め煮

 下ごしらえ・調理の部

       この時点で、うすうす感じていたんです

 大根の大きさに対して、ツナが少なすぎますね。

 まあ、とりあえず、やってみれば分かるでしょう。

 ・ピーラーで大根(1/2本)の皮を剥いたら

 ・スライサーで千切りにして

 ・軽く炒めます

 ・ここにツナ缶1缶分を入れたんだけど、

       どう見ても足りません

 ツナ缶の在庫は、もうない。

 何かで補填できないかと探した結果、見つけたのが、

       救世主のカツオ節君

 早速足してみると、

       なかなかいい感じです

 このまま行ってみましょう!

 ・定番の調味料配分、酒醤油みりん各大さじ2:2:2

       水分があらかた飛んだところで味見をしてみると

 もうちょっと、甘みと香りが欲しいかな。

 ・みりん大さじ1と、ごま油小さじ1ぐらいを追加して、もうひと炒め

       はい、出来上がり!

 結果的には、ダイコンとツナとカツオ節の炒め煮が出来上がりました。

 早速、本日のお弁当に入れてもらって食べてみたんだけど、滋味あふれる和のテイスト。だけど、ご飯が進む優れものに仕上がった感じ。

 ダイコンもさることながら、ツナ缶にカツオ節とのコラボなしでは出来ない料理だと思います。アリガトね。

 これで、先日のジャガイモのオイマヨ和えとタッグを組めば、暫くおかずには困らない感じです。

 強いて言えば、お肉系の常備菜が危うい状況なので、近々追加しましょう。

 今回の主役になったのは、T氏からもらった大根。もちろん、M氏からもらった分もあるので、この冬も豊かに乗り切ることができそうです。

 二人とも、ありがと様ね。

 もうすぐ山遊びが始まるけど、その時にも同行よろしくね。


はじけちゃった(さんぽうた217)

2024年03月12日 | いきもの

   はじけちゃった   ふじの みこ

 

ごめんなさい

おどろかせたかしら

 

おもわず

はじけちゃったの

 

でも

ずっと まっていたのよ

このひが くるのを

ずっと ずっと

 

そしたら ゆうべ

やってきたわ

 

ほんとに

わたし

うれしくて うれしくて

 

おもわず

はじけちゃったの

 

       なんだか分かりますか?

       4月に咲いたフジがつけた実です

 昨夜、家の外ですごい音がしました。

 何かが爆発して、飛び散った破片が壁や戸に当たる音。

 翌日、外に出てみると、

       フジの鞘

       だいぶ割れましたね

 地面を探すと、

       おはじきのような種が散らばっていました

 「おはよう。いよいよ始まったね。」

「おはようございます。夕べは、驚かせちゃったかしら。」

「毎年のことだから大丈夫。」

「それならよかった。」

「でも、いつもより早いかな?やっぱり。」

「そうね。雪も少なかったから。」

「じゃあ、花も早いかな。」

「そうね。ハチたちも飛び始めたから、私も急がなきゃ。」

「そう。楽しみにしてるね。」

「どうぞ、お楽しみに。」

 冬の間、硬い硬い鞘に守られていたフジの実が、はじけ始めました。

 その勢いは、正直なところ、怖いぐらい。

 ガラス窓が割れるんじゃないかという程です。

 あの、花房の嫋(たお)やかさからは想像もできません。

 ただ、これも春の風物詩。

 季節の歩みが少しずつ進んでいることの証拠です。

 すっかり実がはじけたら、新しい花房が育ち始めます。

 次の変化を心待ちにしながら、暮らしていきたいと思います。