山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

春を先取り、コゴミ料理2種

2024年03月02日 | 山菜料理

 3月弥生でございます。

 当地では、先日降った雪が、まだだいぶ残っていて、冬の気配も感じられるのですが、明らかに違ってきたのは、日差しの強さ。

 これまで、低く地平近くを移動していた太陽が高く上るようになりました。

 同じ日光なのに、降り注ぐエネルギーが違います。

 どういうわけか、植物よりも昆虫よりも、野鳥たちが色めき立ってきているのが分かるのです。

 まあ、マタギも身体の内側から得体のしれないパワーが満ちてきて色めき立ってきているのは同じだわな。

 さて、こうなると、この心のほてりを癒すためにも、保存食材の調理でしょう。

 お待たせしました!

 ほぼ1年間、冷凍庫で眠っていた山菜の出番です。

 本日は、コゴミを解凍して戴こうと思います。

       真空パックしておいたコゴミの軽塩漬けを戻しましょう

 ・ぬるま湯(40℃ほど)にちょっとつけると色が戻ってきます

 ・塩抜きも兼ねるので、取り出してそのまま浸けておきます

 ・解凍しているうちにゴマダレを作っておきましょう

 

 ・炒り胡麻28gに砂糖9g、出汁醤油40gを和えてみることにしました

 ・炒り胡麻は、自分がいいと思うまで摺って

 ・小鉢に残った胡麻がもったいないので

 ・出汁醤油で洗い落とすようにして

 ・摺り胡麻と合流。砂糖も混ぜて出来上がり

 ちょっと興味を引かれたレシピを見つけたので、試してみます。

 こちらは、梅おかかだそうです。

 ・梅干し(大きめ)の果肉を刻んで

 ・鰹節1パックと、みりん5gに白だし20gを加えて

       和えてみました

       コゴミの解凍も完了したので

 ・軽く絞って、食べやすい長さに切ります

 ああ~、春だねえ!!

 ここからは、好みの味付けで戴きましょう。

       試食用に2種類とも準備

 食べてみると、どっちも旨いんだけど、やっぱり、定番の胡麻和えの方がコゴミの旨さを引き出している感じ。

 梅おかかも美味しいんだけど、主張が強すぎて、コゴミの旨みがかすんでしまってます。

 これはですね、コゴミのおひたしは、いつも通り胡麻和えで戴くことにしましょう。

 そんでもって、梅おかかは、直接ご飯に乗せていいんじゃない?

 妻の意見では、ダイコンの千切りなんかに合いそうとのこと。 同感です。

 春薫るコゴミを胡麻和えで楽しむとともに、梅おかかは、別の道を歩んでもらうことで決定ですな。

 それにしても、この料理は、色めき始めたマタギの心を更にくすぐってくれるみたいです。

 さあ、いよいよ動き出しますよ。

 命溢れる季節のスタートです。