山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ひとりだち(さんぽうた62)

2021年03月16日 | いきもの

  ひとりだち  つぐみ あおば

ながいたびがおわると
ちちがいった

よく ついてきた
あとは ひとりで いきろ

ははもいった

だいじょうぶ
できるはずよ

そうして
ぼくをおいて
とびさっていった

ぼくは
ひとばん ないた

でも
わかってるんだ

はるになれば
また あえる

いっしょに
たびだつひがくる

そのひがくるまで
いきぬいてみせる

へいきな かおをして
たくましい かおをして

「ひさしぶり」って
わらってみせるんだ



 雪が消えた芝生にツグミがやって来ました。餌が獲れるからなのか、日当たりがよいからなのか、この所、しょっちゅう姿を見せます。

あっちを向いたり



そっちを向いたり



こっちを向いたり


 複数見つけることもあるのですが、基本的に単独行動です。
 秋に見かけるようになった頃には群れでいたはずなのに、冬以降は単独行動が目立ちますね。

雪降る日にもお一人でした



 調べてみると、ツグミは冬鳥で、シベリア北部で夏場を過ごし、子育てを終えると南下して日本などで冬を越すそうです。日本に来ると群れは解体して、単独行動をとるようになるとか。自分が観察していたツグミの生態にピタリと当てはまるので納得です。
 ただ、少し考えてみると、この数千㎞の旅をしてきた中には、去年の初夏に卵から孵ったばかりのヒナが混じっているはずなんですよね。
 これって、とんでもない試練だと思うんです。超のつく長旅を終えたと思ったら育児放棄(?)。その洗礼を乗り越えた者だけが、ここで平和に餌をついばんでいる。感動です。というか、爪の垢でも煎じて戴きたい感じ。
 人間の成長に要する時間は、野鳥よりも遙かに長いのは分かります。だけど、何十年も生きていながら未だに自立できていない自分を省みると、恥ずかしくなってきます。少しは、「あおば」君を見習って生きてみようと思います。
 さて、日ごとに春の気配が増してきました。「あおば」君達の旅立ちも間近でしょうね。どうかお元気で。そして、また秋になったら元気な姿を見せておくれよ。


今年はタルトでいってみましょう!

2021年03月15日 | 日記とレシピ
 さあ、美味しい年中行事、ホワイトデイがやってきましたよ。行事の由来みたいな細かいこと、難しいことは抜きです。大事なのは、家族の笑顔です。
 さて、今年は何を作りましょうかね。

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪タルト色々≫

 ここ数年、色々なクッキーを焼いて喜ばれてきたつもりなんだけど、ちょっと引っ掛かっていたことがあります。それは、単品で終わってしまうということ。その点、タルトだと生地を焼いたらトッピングが色々出来るから面白そうじゃない。この辺が選んだ理由です。
 それでは行ってみましょう!

 生地の部
 ・バター60gを30℃でレンチンして半個体状にします
 ※絶対に時短できます
 ・同量のパウダーシュガーを混ぜ込んで塩ひとつまみ、卵黄1個分、アーモンドプードル30g、さらに、薄力粉100gふるいかけてよく捏ねます


これは、アーモンドプードルを混ぜてるところ

 ・粉っぽさがなくなったらラップで包んで休ませます


涼しい廊下に放置

 ・麺棒で薄く(3~4㎜ぐらい)伸ばして、型に貼り付けます
 ・フォークで穴を開けます(理由不明)


これで半量です

 ・オーブン170℃で10分焼くと


既に十分美味しいはずです


 トッピングの部

  ≪レモンタルト≫
 ・レモン汁、バター各50gとハチミツ大さじ2を熱しながら混ぜる
 ・ボールの溶き卵1個分に和えてから鍋に戻して再加熱、粉ゼラチン2gを混ぜたら、タルトの型に流し込む
 ・冷めるまで待機


一丁上がり

 食べてみたら、やたら酸っぱい。レモン汁多すぎたかハチミツ不足かも(^0^;)
 上からグラニュー糖を回しかけちゃった。

  ≪生チョコタルト≫
 ・生クリーム100mlを沸騰させる
 ・市販のチョコ120gを加えて混ぜる


こんな感じ

 ・型に流し込んで冷めるまで待機


さあ、出来ましたよ



チョコの方にはココアパウダーもお好みで

これが結構難しかった


 レモン汁過多は手痛かったんだけど、リカバーできたみたいだし、生チョコと並べると結構いいバランスでした。したがって、いいことにしましょう(次回に生かせるしね)。何よりも、みんな喜んで食べているから良かったじゃないの。

 ああ、面白かった。
 やっぱり美味しい行事は外せません。大いに楽しまなくっちゃ。
 次は、何かな?

カリッ、トロッ、ホックホク

2021年03月14日 | 日記とレシピ
 タコ飯にタコ刺、旨かったあ!続いての料理は、これですね。


タコ料理と言ったらこちら


  ≪たこ焼き≫

 この料理、タコを味わうと言うよりも、焼く過程を楽しみたくて作るというニュアンスの方が強いかもしれない。とにかく、「たこ焼き」と決めた時点からマタギの顔がほころんでるんです。

 下ごしらえの部
 揚げ玉その他
 ・薄力粉10gを水30ml+酢少々で溶きます
 ※酢を加えるのはカラッと揚げるため
 ・中温の油で、泡立ちがおさまるまで揚げます


こんな感じ

 ・タコは乱切り、紅ショウガとネギはみじん切りに、アミエビも入れましょうね


胸が高鳴ってきます


 生地
 ・卵二個に長芋のすり下ろし100gを加えて混ぜる
 ・だし汁500mlと醤油小さじ1、みりん大さじ1も加えて
 ・薄力粉120gを網じゃくしから振り掛けて少しずつ馴染ませていきます
 ※雑にやるとダマだらけになるから要注意


さあ、準備できましたよ


 調理の部
 ・たこ焼き器にしっかりとサラダ油を塗って中温で加熱
 ・まずはタコの切り身をジュワッと入れて
 ・生地をたっぷりと流し入れます
 ・準備しておいた具材をケチらずに振り掛ける


こんな感じ

 ・つながっていた生地を区画ごとに切り分けて
 ※動くかな? = 外側が固まってきたか
 ・固まった順にクルリと半回転


ここまで来れば出来たも同然

 ・次々と皿に移していきましょう
 ・お好みの味を付けます
 ※今回は、鰹節と中濃ソースとマヨネーズに青海苔


こんな感じ

 この後、取り分けてからお好みで調味料を足します。それでは、戴きます!
 、これはミニチュアの地球みたいなものです。プレートに覆われているけど、中心は高温のコア。
 用心しながら食べてみると、カリッ、トロッ、ホックホク。たまりません。家族曰く、
「(山形で唯一だった)Oデパートがなくなったので買えなくなったけど、こっちの方が美味しいかも。」
だって。
 それならば、また釣ってきてご馳走して差し上げましょうという思いが湧いてきます(そんなに甘くはないけど)。
 ・・・記録を辿ってみたら、タコの収穫がなかった去年は、5月に一度タコを買ってきて作ってました。10ヶ月ぶりということになります。
 その時との違いは、言うまでもなく『獲ってきた』か『買ってきた』かなんですけど、レシピとして見比べると、長芋を増量させているところが一番の違いみたいな気がします。
 だから、トロッとしてホックホクに仕上がっているんだと思います。
 更に増量させたらどう変わるのか。やってみる価値がありそうです。次回の楽しみが増えましたよ。

タコ料理と言ったらこれ

2021年03月13日 | 日記とレシピ
 釣ってきたタコだけど、下ごしらえが出来ましたよ。


美味しく料理してね

 さあ、どうやって戴きましょうかって、何はさておきこれでしょう。

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪タコ飯≫

 調理の部
 ※お米4合を使いました
 ・タコの頭を寸切りの短冊切りに
 ・少々足りなかったので足も加えました(薄切り 総計250gぐらい)
 ・ショウガ1かけをみじん切り的な千切りに
 ※米をといで吸水させてる間に準備


スタンバイOK

 ・お米に水3カップ、酒醤油各大さじ4、みりん大さじ2と顆粒だし小さじ1強ぐらいを入れてから、水位を4合に合わせます
 ・そこに準備しておいたタコとショウガを加えてスイッチON


こんな感じ

 暫くすると、タコとショウガと醤油の混じったいい香りが家の中に広がり始めます。
 ああ~!久しぶりっ!!
 普通、買ってきたタコでこの料理は、やらないんだよなあ。
 釣れたときしか楽しめないタコ料理。
 もちろん、家族みんな大好きです。
 ええと、タコ飯が炊きあがる前に刺身を用意しましょうか。
 こちらは、下ごしらえの段階で、あまり長時間茹でていないので、中心部が生だこに近い状態です。
 ※タコのサイズとお好みで茹で時間を変えます。


こんな感じ

さあ、出来上がりましたよ。まずは、こちらに。


去年食べることなく逝ってしまった



 私たちも戴くことにしましょう。

 いただきます。

 ・・・旨えええええ!!!

 海の神様に感謝です。 

タコは下ごしらえが大事

2021年03月12日 | 日記とレシピ
 二年ぶりに連れ帰ったタコちゃん。連れ帰れたことは、すごく嬉しいけど、どうやって食べ切るかということが、ある意味でもっと大切なのだ。言い換えると、この段階を疎かにしたら釣ってきた意味がなくなってしまうと思うんですよ。

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪下ごしらえをきちんと≫

 変なレシピだけど、ここさえきちんと押さえれば、タコちゃんはたいていの料理に使えるし、日持ちもするのだ。で、その辺の留意点を確認しておきたいと思います。

 下ごしらえの部

 ※まずは、タコちゃんに付いたヌメリと汚れを落とすんですが・・・


元気いっぱいでした

 釣ってから何時間も経ってるんですけど・・・。
 こういうときには、

 ・目打ちを眉間の間に刺してグリグリ(可愛そうだけど仕方がないのだ)
 ※息の根が止まったら
 ・強塩をまぶして、よく揉みます
 ※表面の汚れを洗濯するつもりで


こんな感じ

 ・頭の皮を裏返しにめくって、内臓や目玉を外します(今回は目玉を忘れた)
 ※キッチンばさみか包丁使用
 ・もう一揉みして、汚れを洗い落とします


だいぶきれいになりました

 ※タコしゃぶや生の刺身にする場合は、ここから別途のレシピあり
 ※今回は全面的に茹でます
 ・番茶を入れて沸かしたお湯に潜らせます(以下の画像参照)



足先から入れると



 ・外側に向かって巻き上がります
 ※丁寧にやると形が整います
 ・その後、全体をお湯に潜らせて2~3分


茹で蛸あがり!

 ・ザルにあげて自然に冷まして出来上がり

 ここまで来たら余裕です。このサイズだと、三日ぐらいで食べ切れそうですね。
 どうやって食べるか、これからじっくりと作戦を立てたいと思います。