欲タガリのマタギが、何も採らずに帰ってくるなんてことは滅多にない。昨日の日記では、ストイックに春を愛でながら歩いているところを書いたんだけど、偶然かなあ?なぜかポケットに、レジ袋とナイフが入っていたんです。
で、その時にたまたま出会ったのがこの子。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e1/e95325d198104b2d89faef103ed8b6d8.jpg)
寒そうだねえ。可愛そうに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/dc/1141d4f4d321102e5c2774ff14f26e69.jpg)
見渡せばあっちにもこっちにも。
霜で凍りつきそうなフキノトウが沢山いるじゃありませんか。
そこから物語が生まれたようです。それでは、にっぽん昔話、始まり始まり~。
「おうおう、可愛そうに。しかし、お前達みんなにかけてやるほど沢山の笠はないのう。」
笠こ爺様は何とか暖めてやりたいと思ったげど、無理だっけど。(「かさこじぞう」より)
困ってだ爺様に婆様、言ったっけど。
「そうだわ!ポケットに大きな葛籠があるから、それに入れて持ち帰ってやりましょう。」
欲タガリの舌切り婆様は、フキノトウを袋に詰め込んで持ち帰ったと。(「舌切り雀」より)
ところが、家に帰った婆様は、袋を開けてみて腰を抜かしてしまった。
「ひええ~!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/79/c4c8b66a29a7d2558e2aba3f6f7d2994.jpg)
霜焼けで変色してしまったフキノトウ
「こ、こんなはずじゃなかったのに。」
腰抜かした婆様に、笠こ爺様言ったっけど。
「大丈夫だ。せっかくおめえがこんなに採ってきたんだがら、俺が美味しく料理してける。」
ということで、
≪蕗味噌(冷凍保存バージョン)≫
下ごしらえの部
採ってきたフキノトウは、霜に当たらなくても、切り口から酸化して黒くなります。今回は、それに近い状態だと判断しました。したがって、いつもの「色止め」の過程は不要。省略します。
・暫く水にさらして、アク抜き
・同時進行で、味噌だれ準備
味噌120、みりん80、砂糖40(g)+酒少々と顆粒だし
※今回は、砂糖の量を増やしてます(いつもは40mlを40gに増量)
※顆粒だしも普段は使いませんが、小分けして冷凍するなら大丈夫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/26/b23d33c98be3656af93fc2c3c358b1d1.jpg)
こいづをお酒で溶きほぐすどいいんだ
調理の部
・フキノトウの水気を絞ってみじん切りに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/19/56cd6821f5a93c2912cff3b9e346af3e.jpg)
婆様、見でみろ。悪ぐねえべ。
・ゴマ油大さじ1強を熱した中華鍋で炒めていきます
・一通り火が通って油が馴染んだら味噌だれを加えます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/bd/3ad68f0236b3fd8436227215d98dc336.jpg)
・中火で水分を飛ばしながら和えていくと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/10/45ff48c69de7524c5c3f41a9635042ed.jpg)
いい感じになったべ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/78/9fc28c25ddb4e1c80e73c1fccbad8cd5.jpg)
これくれえ作れば、暫ぐ食えっべな
・余熱を冷ましてから、小分けにしてできあがり
「ほうれ、婆様、食ってみろ。」
「あら、美味(んめ)ごど!」
「採ってきた甲斐あったなあ。暫くお茶請けに困らねべ。」
「ホントだ。」
「いがった(良かった)なあ、婆様。それに、山の神様、こんなに早くからこんなにいい山菜を採らせていただき、ありがとうございました。」
これで、おかしな昔話はおしまい。とーびんさいすけさいざぶろう。チャンチャン
本日も、おまけ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d3/8a088d63e2641548567efd85cb7cc232.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/20/30ca966e2da19ff9f48bb9816792f1b3.jpg)
これもクルミパンに乗せてみました
やっぱり旨い!これまでの経過、前回との共通点等を考えると、・・・蕗味噌がそもそも主食を引き立ててくれるということ。更にクルミが加わるとレベルアップするということ。この辺の法則が段々見えてきましたよ。
で、その時にたまたま出会ったのがこの子。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e1/e95325d198104b2d89faef103ed8b6d8.jpg)
寒そうだねえ。可愛そうに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/dc/1141d4f4d321102e5c2774ff14f26e69.jpg)
見渡せばあっちにもこっちにも。
霜で凍りつきそうなフキノトウが沢山いるじゃありませんか。
そこから物語が生まれたようです。それでは、にっぽん昔話、始まり始まり~。
「おうおう、可愛そうに。しかし、お前達みんなにかけてやるほど沢山の笠はないのう。」
笠こ爺様は何とか暖めてやりたいと思ったげど、無理だっけど。(「かさこじぞう」より)
困ってだ爺様に婆様、言ったっけど。
「そうだわ!ポケットに大きな葛籠があるから、それに入れて持ち帰ってやりましょう。」
欲タガリの舌切り婆様は、フキノトウを袋に詰め込んで持ち帰ったと。(「舌切り雀」より)
ところが、家に帰った婆様は、袋を開けてみて腰を抜かしてしまった。
「ひええ~!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/79/c4c8b66a29a7d2558e2aba3f6f7d2994.jpg)
霜焼けで変色してしまったフキノトウ
「こ、こんなはずじゃなかったのに。」
腰抜かした婆様に、笠こ爺様言ったっけど。
「大丈夫だ。せっかくおめえがこんなに採ってきたんだがら、俺が美味しく料理してける。」
ということで、
≪蕗味噌(冷凍保存バージョン)≫
下ごしらえの部
採ってきたフキノトウは、霜に当たらなくても、切り口から酸化して黒くなります。今回は、それに近い状態だと判断しました。したがって、いつもの「色止め」の過程は不要。省略します。
・暫く水にさらして、アク抜き
・同時進行で、味噌だれ準備
味噌120、みりん80、砂糖40(g)+酒少々と顆粒だし
※今回は、砂糖の量を増やしてます(いつもは40mlを40gに増量)
※顆粒だしも普段は使いませんが、小分けして冷凍するなら大丈夫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/26/b23d33c98be3656af93fc2c3c358b1d1.jpg)
こいづをお酒で溶きほぐすどいいんだ
調理の部
・フキノトウの水気を絞ってみじん切りに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/19/56cd6821f5a93c2912cff3b9e346af3e.jpg)
婆様、見でみろ。悪ぐねえべ。
・ゴマ油大さじ1強を熱した中華鍋で炒めていきます
・一通り火が通って油が馴染んだら味噌だれを加えます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/bd/3ad68f0236b3fd8436227215d98dc336.jpg)
・中火で水分を飛ばしながら和えていくと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/10/45ff48c69de7524c5c3f41a9635042ed.jpg)
いい感じになったべ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/78/9fc28c25ddb4e1c80e73c1fccbad8cd5.jpg)
これくれえ作れば、暫ぐ食えっべな
・余熱を冷ましてから、小分けにしてできあがり
「ほうれ、婆様、食ってみろ。」
「あら、美味(んめ)ごど!」
「採ってきた甲斐あったなあ。暫くお茶請けに困らねべ。」
「ホントだ。」
「いがった(良かった)なあ、婆様。それに、山の神様、こんなに早くからこんなにいい山菜を採らせていただき、ありがとうございました。」
これで、おかしな昔話はおしまい。とーびんさいすけさいざぶろう。チャンチャン
本日も、おまけ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d3/8a088d63e2641548567efd85cb7cc232.jpg)
お弁当に添えると、これだけでご飯が進みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/20/30ca966e2da19ff9f48bb9816792f1b3.jpg)
これもクルミパンに乗せてみました
やっぱり旨い!これまでの経過、前回との共通点等を考えると、・・・蕗味噌がそもそも主食を引き立ててくれるということ。更にクルミが加わるとレベルアップするということ。この辺の法則が段々見えてきましたよ。