山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

初市だあ!

2020年01月11日 | 日記
 山形市民なら誰でも知っていて胸躍るイベントがいくつかある。「花笠祭り」とか「日本一の芋煮会」みたいなもので、名前を聞いただけでもワクワクしてしまうのだ。
 そのトップバッターが、1月10日の「初市」。400年以上続く伝統のお祭りだ。お祭りといっても、踊ったり歌ったりするわけではなく、通りに並んだ屋台の品物を見て歩きながら、良いものを品定めするイベント。マタギ風に翻訳すれば、「福袋の中身を公開した初売り」といったところか。更に別の言い方をすれば、「品質に自信あり。見てくれ、買ってくれ。」という感じ。
 以下の写真を見てもらえば分かると思うのだが、山形市周辺の伝統工芸店が立ち並ぶのだ。

蔓製品・木製品


臼と杵(普通売ってません)


さすが山国 木工品が多いです


実は山形市は金属加工も盛んです

縁起物もいろいろと売られています。

カブも縁起がいいとか(春の七草だけど+αもあるらしい)


山形では『だんご木』と呼ばれています

 このごったがえしたお祭りムードの中に引き込まれてしまうと、何もかもが良いもののように思えてくる。危ない危ない。
 ここで、心をリセットして、本当の欲しいものを再確認する。
  ポクポクポクポク チ~ン
 柔らかい食材の水切りに使う竹製のざる。今、家には、大鍋用があるけど、中鍋に合うサイズがない。必要な実用品はこれだけだ。
 一番丈夫そうなやつを選んで交渉。30円値引きしてもらえた。ラッキー。
 あとは、家族が喜んでくれそうな食べ物なんですけど、こちらは、実用品にも増してすごく種類が豊富で、再び誘惑の渦に巻き込まれてしまう。
「ハリ・、愛じゃよ、愛。」
どこからか声が聞こえてくる。
 そうか、虫歯治療に苦しむ女性陣に、その心配がいらない旨いもの。そして、ちょっとだけなら心配のいらない甘いもの。それだけを考えて選べばいいんだ!そうすれば、あの人の攻撃をはねのけられる。よし、もう迷いはない!
 ありがとう、ダ・ブルドア先生!

本日の買い物の全て

 使った総額は1550円。・・・何しにいったの?と言われそうだが、答えは明らかだ。「お祭りを楽しんできました!そして、楽しさのお裾分けをどうぞ!」
 やっぱりいいものですね、年に1度の賑わいに触れるってのは。
 山形の伝統行事、絶やさずに続いていってほしいものです。っていうか、作る人がいて、それを使う人がいれば絶えないはずだと思います、この行事は。


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