豊かな森には、豊かな川が流れる。森が水を守り、守られた水が大地を潤す。流れた水は再び森に帰り、生き物たちを育む。
マタギの狩り場も、この循環する自然の中にある。
最下流の滝を釣る
ここは、中間部の滝壺
最上部の滝壺 神様が住むらしい
大体、マタギの猟場はこの区間になるんだけど、奥に行くほど良いキノコに出逢える確率が上がる。だって、奥ほど人が入らないんだから。
途中までは登山道があります。そこを離れても、暫くは踏み跡を辿ることが出来ます。更に奥に行くと、
絶景が広がります
この豊かな空間には、豊かな恵みがいっぱい育つんですよ。ただ、ちょっと困るのが、
こういうものが転がっています
人の世界を離れるにしたがって、野生の世界が広がってくるんですね。そんでもって、人が通らないものだから、倒木や藪を切り開いて進むことになります。そういう世界で必携となるのがこれ。
ナタです
人の入らない奥山に分け入るときには、なくてはならないものです。藪を切り開いて行く時に使います。もしかしたら、クマさんと対決するときにも使えるかもしれません。
ただ、様々な状況で使うし、なんと言っても、豊かな水の世界で使うものなので、刃こぼれや錆は当たり前です。そこで、用具のメンテナンスは欠かせません。砥石を使って丁寧に手入れしておく必要があります。そうでないと、いざという時にクマと戦えないというのは冗談だけど、藪の枝払いが大変になります。
自己流ですけど、刃を研ぐと、
吊した紙がスパッと切れるようになります
これで安心。だけど、困った事態が発生しました。(ここからが本日の中心内容になります)
腰紐への接続部が切れそう!
これでは、いつ切れてもおかしくない。そもそも、お侍さんの脇差しのように身に付けておかないと、クマさんとの対決には使えない代物。・・・これは、世代交代ですね。
多分、昔のマタギは、自分で獣の皮や蔓を使って接続部分を作り直したと思うんですよ。
でも、平成のマタギは、ホームセンターで、鞘だけ売っていないか調べに行くんですね。
このナタを買ってきたお店に行って調べてみたんだけどありませんでした。ナタ全体の価格は数千円ですけど、鞘の値段はずっと安いから、わざわざ仕入れたりしないんだと思います。さて、困った。
ここで、令和のマタギは思いつくんですね。ネットで、です。早速試してみます。
やっぱり売ってました。
AMAZ●Nで検索したら、一発で見つかりました。刃渡り165mmのナタが収まる鞘、800円ほど。明日の朝には届けられるって。
当然買います。カートに入れて、ポチッとENTERキーを押したら注文完了。
翌日、山から帰ってきたら、もう届いていました。
サイズピッタリ、文句なし
なんと便利な世の中になったのでしょう。これだと、令和のマタギは、手作りの必要も、買い物に出掛ける必要もなくなったというところか。パソコンの画面を検索して、ポチッとボタンを押すだけで目的達成です。
ありがたいとは思うんだけど、なんとなく違和感も覚える。
この程度の修理なら、自力で解決する努力も試みるべきだったかな。便利な世の中になったからと言って、甘えすぎてはいけないと、ちょっと反省。
壊れつつあった古い鞘は、捨てないで、目に入る場所に置いておこう。何とか出来そうなアイディアが浮かんだら試してみることにしよう。
ただし、クマさんとの対決に使えなければ意味がないからね。本気で考えますよ。
100均の物で 完全復活?
出来ると思います。
チャレンジ して見てはいかかでしょうか!
コメントありがとうございます。
なるほど!であります。
100均なら、色々な材料が揃いそうですね。
これは、行ってみる価値あります。
ナイスアイデア、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。
革細工用の物が あるので
色々 使えると思います
ナイロンのベルトを加工しています
リュック はけご などにも応用が利くので
意外と見栄え良くできますよ!
早速行ってみますね。
手芸関係みたいなコーナーを探して、当たってみたいと思います。
返す返すも、ありがとうございます!