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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

マイファニーおでん

2023年02月15日 | 日記

 「これ、あげとくね。」

1週間ほど前に、娘が袋を持ってきた。

       なんとなくおしゃれ

袋を開けて見ると、

       おお、これは!

手作りチョコではありませんか。

 結構ビターな大人の味。ありがとうね!!!

 そして、昨日。仕事から帰ると、家中が甘い香り。台所に行くと妻の声、

「焦がしちゃった。」

なになに?

       こちらも、チョコです(これはこれで旨かったけど)

「レシピ通りの時間オーブンにかけたのに、焦げちゃった。」

「ふうん。このオーブン、気難しいから、よく焦げちゃうんだよね。仕方ないんじゃね。」

 そして、本日。

 マタギは、朝のうちに底をついてきた常備菜の準備を済ませてラングラウフコースへ。

 結果は、すごくくたびれてしまった。

 帰宅後、爆睡。

 夕方、目覚めて常備菜の続き。大体目途が立ったところに妻が来た。

「これからチョコ?」

「いいえ、チョコじゃなくておでんを作るの。チョコは、また日を改めて挑戦します。

 ほう、そうきましたか。

 いいじゃない。あえてチョコに拘るより、この寒空にあった料理。そっちの方が、ずっと身体に染みます。

 気持ちは十分に伝わっています(と思う)。

 バレンタインデーは一年に一度かもしれないけれど、我々夫婦の付き合いは、長く長く続くんだからね。

       本日のメイン料理です

       心も身体も温まる

 これからも、その日その日、その時その時にあった丁度良い暮らしを心がけていきたいと思います。

 いつもいつも、ありがとうね。


天気晴れ晴れ、心さめざめのクロカン

2023年02月14日 | 日記

 本日は、仕事休み。当然、冬場の生業であるクッキングマタギにもなるんだけど、心配なのが自分の体力。自分の日記を読み返してみると、完全に台所に住み着いている感じ。

 雪かきも散歩も、やってるよ。ラジオ体操もやってるよ。だけど、心の中から声が聞こえてくるんですよ。

「もっと動け。春は近づいてるぞ。」

これは、本能の声と言ってよいでしょう。

 よし、1年ぶりに出かけてみましょう、クロカンスキーに

 クロカンは、リフト代も駐車料金もかからないお手軽なアウトドアスポーツ。しかも、体力作りだけでなく、バードウォッチングやアニマルトラッキングも楽しめるから、こんなおいしい冬のレジャーはない。

 ただし、極寒の新雪期には避けた方がいい。理由は色々あるんだけど、その辺は置いといて、楽しむなら雪が締まってきた今でしょ!

 去年使って倉庫にしまっておいたスキーと靴とを車に積んで出発する。天気予報以外は、ろくに考えず、即断即決。ただし、携行用の飲食物は、絶対に忘れません。これは、山の掟。

 さあ、クロカンコースに着きましたよ。

       すごくよい天気!

       ちっちゃい子供たちもたくさん来てました

       ゲレンデを離れると静寂の世界

       木漏れ日の射す雪原を一人行く

 ヤマガラとカケスの声しか聞こえません。そして、青空と白い雲と冷たい風が心地よい。

       この雪原の下に沼が隠れています

 夏場になると、ジュンサイの採れる沼と緑の広場が広がります。今日は、動物の足跡すら見つかりません。安らかな沈黙がマタギの身を包んでいます。

       沼辺の野営場

 この山域で2番目に広い沼です。ここまで来ると、5kmほどのコースも終盤です。遥かな沼の対岸で工事をしている音が聞こえてきました。

 最後の森に入ったところで、子供たちの一団に会いました。聞いてみると、「中学生です。」とのこと。「景色がきれいだったよ。」と告げてすれ違う。

 そして、最後の登り

 ここまで書いてこなかったけれど、今回のツーリングは、去年と勝手が違ったんですよ。上り坂の必殺技、スケーティングがほとんどできない。やろうとすると、バランスが崩れてしまう。

 これは、年のせいか。やっぱり、運動不足が祟っているのかもしれない。

 そして、下り坂。スキー板がコントロールできない

 去年、何回か通ったけど一度もなかった転倒が、本日は、ニ度も。これは、いよいよ運動不足と体力の低下だ。そう思って、上り切ったところで深呼吸。息が整ったところで慎重に最後の下り坂

 かろうじて転ばずに下り切れたけど、息絶え絶え。下り坂でこれはないでしょう。と思うんだけど、現実にそうなってしまっているんだから、それを受け入れるしかない。何とも情けない状態です。

 せっかくの好天なのに、心は曇天。さめざめです。

 これは、相当鍛え直さないと、春以降の山遊びは危ないかも。

 そう思いながら車に戻ってシューズを脱ごうとしたら分かった。

       シューズのソールがべろんべろん

更に、

       先端部も、崩壊寸前

 こりゃあ酷いわ。真正面に向かう推進動作以外は、荷重できないじゃないの。(スケーティングとプルークがアウト)よく無事に帰り着くことができたってことか。

 さて、長年酷使し続けてきたせいか、経年劣化のせいか分からないけど、このシューズは、危険すぎて、もう使えませんね。新しい靴を取り寄せましょう。と思って調べたけれど、製造元はとっくに製造販売を止めていました(天下のAdi●asなんだけど)。中古品もありません。まあ、30年以上前の製品だから仕方あるめえ。

 新しい靴とビンディングは、最低必要になりそうです。でも、クロカンは楽しいし止めたくない。

 これから、ネットで調べて補充することにします。

 用具が整ったら、また遊びに行きましょう。

 冬山の神様、その時は、また遊ばせてくださいね。

 よろしくお願いします。


本日は、まな板メンテナンス

2023年01月20日 | 日記

 日頃、台所仕事をしていてストレスを感じることは多々あります。多分、その殆どが、自分のイメージしていた通りに調理が進まなかったとき。切るとき、加熱するとき、調味するとき・・・。うまくいったときには、大きな喜びだけど、その逆になることも多々あります。その都度一喜一憂しながら、調理を楽しんでいます。

 そんでですな、マタギの場合一番ストレスがかかるのが『切るとき』。自分の思い描いたとおりに、素材がスイっと切れたときはこの上ない快感。そうなるように、日ごろから包丁の手入れは怠らないようにしています。それなのに、時々発生するんですね、事件が。

 イカを切り分けたと思ったら、つながっていた、みたいなやつ。野菜のネギなんかでもありますね。調子よく小口切りをしたはずなのに・・・。盛り付けようと思ったら悲しい事態になっていることに気づいた、なんてことがしょっちゅう起こるんです。

 なんでなんだ!

 よく考えてみたんだけど、これは、包丁のせいじゃないですね。

 犯人は、まな板だ!!

 スイッスイッと切れてるはずなのに、接地面(?)だけが切れずに残る。これは、下に凸凹があるせいだ。

 このことに気づいたのが数年前。しかし、どうしたらいいのか、まじめに考えようとせずに放置してきた。で、まな板の隅っこの方の、あまり使っていないところだと凸凹が少ないからと誤魔化しながら使ってきていたんです。

 それが、昨日、ふと閃いたんです。

 カンナかけりゃいいじゃん!

そうだよ、確かあったはずだよ。物置の奥に放置してあったはずだ。潜り込んで探してみると、ありました。

       これよこれ!

 電動カンナです。何のために買ったのか忘れてしまったけれど、今こそ出番ですよ。相手はこちら様、

       分かるかな?この凸凹感

 改めて見直してみると、かなり苦労をかけてきたことが分かります。善は急げだ。早速やってみましょう。・・・待て。仕上げも必要になるな。近所のホームセンターに行ってサンドペーパーを購入してから、作業開始。

       外に出てジャンジャン削ります

刃の高さを徐々に低くしながら凸凹を消していきます。削る度に綺麗になっていくのが嬉しい。そろそろいいかな?

       第二部はサンドペーパー

 かなりいい加減なんだけど、120番⇒240番⇒320番と、徐々にきめ細かくしていきました。

 さあ、どうかな?

       試し切り ストレスなし

       使い初め 超気持ちいい!

「新しく買ってきたのかと思った。」

と言われてしまいました。満足。

 やっぱり、普段からお世話になっている道具も、頼りっぱなしにならないように、こちらからも世話をしなければいけないんだね。勉強になりました。

 まな板君、これからもよろしくお願いいたします。


新年初、やっぱりお山はいい!

2023年01月13日 | 日記

 去年のキノコ採りが終了して以来、一度も「山」と名のつくところに行っていない(「山形」にはいるけど)。さすがに心身の健康上、芳しくないと思うのだけれど、どうも天候と自分の使える時間との折り合いがつかないまま年を越してしまった。

 そんな中、午前中時間が空いている日に、突然、空が晴れてきたんですよ。

「ほら、行くなら今だぞ。行ってこい。」

天気の神様がささやくのが分かる。

「はい、行ってきます。」

 アクエリアスをリュックに入れて、念のため飴玉をポケットに入れた。多分、登山道は圧雪凍結だろうから、スパイク靴をトランクに入れて出発。

 目的地は、近所の山。標高は低いんだけど、山頂からの眺めがよいせいか、人気のある山だ。

       思った通り圧雪状態

       よく踏み固められているから助かる

       おお、こんな低山でも雪が張り付くのね

 途中、10人とすれ違った。まさに、老若男女、勢ぞろい。

       山頂が近づいてきました

 斜度が上がると、圧雪がアイスバーンに変わってきます。やっぱりスパイク靴で正解。これだと下りが安全安心。

       山の神様、お久しぶりです

 ニ礼二拍手一礼。

       ふもとの景色が美しい

       わが町の市街地を望む

 ああ~、やっぱり山は気持ちいいね。

 山の神様、また遊びに来ますね。

 今年もよろしくお願いいたします。