「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

大久保崩れて完敗(3.12 0-5北海道日本ハム)

2006年03月12日 | オリックス・バファローズ
オープン戦ということもあって、今日の東京ドームでの日本ハム対オリックス戦は、内野はオール自由席で3000円。
外野もオール自由席で1000円と、このふたつの区分しかない。
ここは安めの外野席で、浮いたお金はビールでも買って…といきたいところだが、何しろ今週末は土曜出勤を余儀なくされてしまい、休みは今日の日曜だけ。
日頃気ままに生きているように見える私だが、一応妻もいる身であって、かつ仕事の疲れも癒したい。
この貴重な休日を生かすべく、少ない小遣いから奮発して内野席券をあらかじめ購入しておいた。

で、スコアはこちら

案の定、午後になって疲れが出てきて昼寝してしまい、家を出たのは5時少し前。
京王線と総武線を乗り継いで球場に着くと、外野席は一杯になっていて、立ち見までいる。
反して内野席はバックネット裏はさすがに人が多いものの、それ以外はどこでも席は選び放題の状況である。
やはり、内野席券を選んでおいてよかった。

日本ハム岩本の引退セレモニーがあった後、プレーボール。
1回表のオリックスの攻撃は、先頭の谷が出塁した後2番平野恵が送りバントというペナントレース仕様のもの。
見事送りバントを決めた平野恵は本職のセカンドでの出場で、さすがに開幕を2週間後に控え、中村監督も気合を入れてきたかという印象を持った。

投げては先発のセラフィニも、ストレートが130キロ台の後半とスピードはもう少しだったが、5回を被安打1の無失点とよく投げた。
吉井、川越、そして今日のセラフィニと、この3人は怪我がない限りローテーション入り確定だろう。

しかし6回に出てきた大久保が稲葉と新庄に一発を食らって4失点。
ストッパーは9回でないと気合が入らないということもないと思うが、去年はシーズン通して1本しかホームランを打たれていない投手が、今日は1回で2本打たれてしまったわけで、これはたかがオープン戦と割り切れるものではない。
菊地原、加藤、大久保と去年のオリックス投手陣を支えたこのリリーフ3人組が、誰ひとりここまで順調に来ていない。
この3人に次ぐのが香月あたりだろうが、その香月も8回にホームランを、再び稲葉に打たれてしまった。

打線も、チャンスらしいチャンスもないままに試合を終えてしまった。
その中で相変わらず中村ノリにはヒットが出なかったが、惜しい当たりはあった。
三塁方向へ大きく弾む当たりや、ライト線への惜しいライナーなど、「ヒット運」のようなものは向いてきつつあるように思う。
もう少しの辛抱だ。
しかし日本ハムの新人八木に手も足も出なかったのは言い訳のしようがない。
左腕で、岩下がちょっと腕の位置を上げたような変則フォームで投げ込んでくるのだが、右打者の足元に落としてくる変化球にどの打者もまともにバットを振ることすらできておらず、清原などその典型だった。
きっと、ペナントレースでもヒルマン監督は八木をオリックスにぶつけてくるに違いない。

新庄の一発も出て球場内はそれなりに盛り上がっていたが、オリックスサイドにはあまり見せ場のない試合だった。
残念。