千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

これから始めるレザークラフト⑧【コバ磨き②】

2021-02-24 18:00:00 | レザークラフト講座
コバ磨き(実践編)

実践編の前に一言。
コバ磨きは好みによってゴールが
変わります。
ツルツルになればいいの
ピカピカになればいいの
どこまでピカピカにすればいいの、、、
こんな調子です

なので、普通という言葉も適切ではない
ですが、普通に光る感じ
適度に光る感じ
てな感じで、初歩的な基本的な
実践編という事を理解して
頂ければと思います。



~~革が1枚の場合~~
まずは、ヘリ落としです。


表と裏のヘリを落とします。
ヘリ落としをする理由としては革の角を
なるべく丸くしたいからです。
1度磨いてからでもいいですし、先に
落としてもいいのですが、効率的に
考えると先がいいかな~って思います。



繊維の密度が細かいヌメ革等は基本的に
水を薄く塗ってコバ磨きをしていきます。
(トコノール等でもOKです。)

そして、画像のようにスリッカーの柄で
コバの表面を軽く左右に擦ります。
コバ磨きはスピードも力もいりません。
優しく、優しくです。



力を入れると水分によって柔らかく
なった革は、簡単に広がったり、潰れたり
してしまいます。
これでは、折角、真っ直ぐに切った直線が
歪んでしまい、台無しになってしまいます。
なので、かる~く、やさし~くです。





柄で磨いていると艶が出て、光ってくる
ので、そうしたら、スリッカーの
溝の部分を使ってコバを引き締めます。
溝を使って厚みを狭くするイメージです。



(革が汚れるのでスリッカーは
綺麗な物を使用して下さい





ここまでを1セットとして、その後
紙ヤスリの番手を上げながら数回
繰り返していきます。
(私の場合は最初に200番位の荒い物で
ヤスってから2回目400番
3回目800番と細かくしていきます。)



紙ヤスリでヤスる目安は

革の表面が白くなり、より、滑らかに
なったらOKです。

繰り返しのポイントとしては、1回目が
終わってから濡れたコバを完全に乾かす
という事です。
季節や室内温度で変わりますが
10分~20分程度だと思います。


私はメイクした事がないので良く
分かりませんが、1セット目は下地を作る
作業で、2回目は化粧水、3回目は
ファンデーションのような感じで思って
頂くと分かり易いかなって思います。
革は同じ動物の革ですので、自分に
置き換えて考えると納得できますよね






この位になると見た目では違いが
分かりませんが、触るとスベスベ感が
違います。

私は通常、800番位まで終わりと
していますが、もっとやりたい人は
もっと細かい番手までやってる方も
いるようです。

終わりがないコバ磨きですので
どこまでを終わりにするかは
あなた次第です

次回は革を貼り合わせた状態での
コバ磨きです。
コバ磨きの前の工程が重要に
なってきます。



*ここでのレザークラフトの技法は
 あくまでも私個人のやり方ですので
 正解ではありません。



Let's try!















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