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これから始めるレザークラフト⑯【ファスナー調整】

2021-08-31 19:56:39 | レザークラフト講座
今回のレザークラフト講座は
【ファスナー調整】のやり方です。

ファスナー、ジッパー、ジップ等、色々な
呼び方がありますが、バッグや小物等に
良く使われています。

手芸店やレザークラフトの工具等を扱う
店舗で販売されていますが、殆どが
長さが決まっている物です。
例えば、15cmのファスナーとか
20cmとかです。
大体、5cm刻み位で様々な長さや
色々なカラーのファスナーが販売
されていて便利なのですが
ファスナーの長さが決っていると
その、ファスナーに合わせて型紙を
作る事になります。
これって、実は凄く難しいんですね。

ならば
自由に作った型紙にあわせて自分で
ファスナーの長さを作ろうっていうのが
【ファスナー調整】です。






では、始めます。
①金具セット
まず、ファスナーはファスナー本体と

スライダー、上止め、下止めが1セットと
なっています。
ファスナーの種類によってこの金具の
形状が変わったりしますが、基本
この3セットとなります。




②務歯を切る。
使いたい長さにカットしたファスナーの
務歯を1cm位、取ります。
(ファスナーについているギザギザを務歯
と呼びます。)

務歯を取る道具は何種類かあるのですが
私はクイキリという道具を使用します。

クイキリに務歯を挟んでカットします。
画像のように布側から切っても金具側から
でも。自分がやりやすい向きで大丈夫です。

◆ポイント◆

務歯を切る時は布と務歯の境目
ギリギリを攻めて下さい。
自分が思ってる以上のギリギリさです。

攻めすぎて布を切ってしまうと
そこにスライダーが引っかかり
ファスナーとしては不良品になって
しまいますが、攻め方が甘いと務歯の頭
だけが取れて根元を取るのに苦労する事に
なります。
(ちょっとやっかいですが、慣れれば
簡単になります。)




③務歯をはめこむ。

務歯を切る時は切り易いように画像の
ような感じにりますが、スライダーを
入れる時はこれをはめ込む必要があります。

はめ込み方は

務歯が重なるように持って、親指と
人差し指で少しずつ、はめていきます。
(力はいりません。)


最後まではまったら完成です。





④スライダーを入れる

スライダーの向きはスライダーの幅の
広い方が上になります。


スライダーの両脇に溝があるので
そこにファスナーの布をはめ込みます。



務歯に当たるまでスライダーを入れたら









⑤上止めをつける
スライダーが入ったらスライダーが
抜けないように上止めをつけます。


◆ポイント◆
務歯は平行ではなく、互い違いに
なっているので高い方から上止めを
つけます。


高い方につけたらその上止めが平行に
なるようにもう片方もつけます。


この時

上止めがスライダーに当たるようでしたら
ハンマー等で軽く叩いて潰します。


上止めが当たらず、スライダーの中に
収まればOKです。




⑥下止めをつける。

下止めにも溝があるのでその溝に布を
入れてはめ込みます。

下止めは上止めより簡単で位置が
決まったら軽く叩いて潰すだけです。
これでファスナーの完成です。



レザークラフトでファスナー式の作品を
製作する時、こんな感じでファスナーが
作れれば自由度が増し、余計なストレスが
軽減するので是非、身につけて頂きたい
技法のひとつですね。









*ここでのレザークラフトの技法は
 あくまでも私個人のやり方ですので
 正解ではありません。



Let's try!













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