あかるいほうへ

       おばあさん魔女への道

暮しの手帖84

2018-04-23 | 読書

一昨日書いた投稿

読み直したら、やになって消しちゃいました。

私の価値観はそこではない。と、思った。

 

嫌いの中に、自分の大事にしていることがあるな。

自分の中の嫌いを、大切にしよう。

久しぶりに、暮しの手帖読みました。

なんだか同居家族が少なくなって、

シーモも、一緒にご飯食べることが少なくなって、

この本は、少し寂しさを感じさせる本でもあったのですが

素敵なご夫婦の話がありました。

 

57年前、暮しの手帖は、

普通の人たちの暮らしという企画があって

57年前に取材を受けたご夫婦がずっとこの暮しの手帖を買い続けてるそうで

その方達の2度目の取材でした。

国鉄に15歳で入ってカマ焚きの猛特訓をし、機関助手に昇進し、

夢の機関士まであと一歩のところで、

外地から機関士が、どっと復員して、

13年間カマ焚きを続けることになったそうです。

そんなころ、奥様と出会い

お互い家族に恵まれなかったもの同士が家庭を築いていくのですが

切り詰めて家を建て、夜勤の続く夫をゆっくり休ませるために、

子供部屋を離して作ったそうです。

今は、二人暮らしのお二人ですが、

身体が弱くなった奥様を支えて、

旦那様が果物を剥いてあげる写真がありました。

お互いを大切にしているご夫婦です。

 

お互いに、家族の縁がなく、学校にも進めなかったけれど

本棚にはたくさんの本があります。

人として賢いとは、こういうことなだなと思いました。

 

人として大事なことを、このご夫婦は教えてくださいます。