起きた時には雲の中だった富士山
一仕事終えて見たら
きれいな姿を見せてくれました
2011.11.11 8:15
最近小銭を持ち歩くようになったマゴ
なかなかいい小銭入れがないというので
見つかるまでの間に使ってもらえるよう
小銭入れを作ってみました
以前作った手提げ袋とお揃いの布で
残り布はあとわずかだったので
2センチ幅くらいの短冊状に切って
パッチワークで仕上げました
この布はこれですべて使いきりました
何十年かぶりに作ったので
適当にもほどがあるくらい適当ですが
何とか形になりました
実はこの小銭入れには思い出があります
今の私の基盤になったと言っても過言ではないかもしれません
36歳、ひょんなことから大腸がんが見つかり
すぐに入院、手術となりました
1か月ほどの入院でしたが
その時に教わったのがこの小銭入れでした
『病室でできる』数少ない楽しみでした
ただ針を動かしていると余計な事を考えないので
それはそれは楽しい『お仕事』でした
ここで自分の動ける範囲で楽しむ術を学びました
再発したら対症療法になるとのことでしたので
再発に怯えるのではなく
『いつ再発して(死んで)も悔いの無いように生きよう!』
と主人と誓いました
あの時死んでいたら・・・と思うと
1分1秒も貴重で有難い毎日です
お義理で嫌なことはしない
自分ができる楽しいことを探す
私がいなくても困らないようにと
『自分のことは自分でやる』を徹底させたおかげで
私の力などなくてもしっかりやれるようになりました
そもそも大したことはしてませんでしたけど
あの時10歳だった息子と8歳だった娘
せめてあと10年生きたいと
そんな時ばかり神頼み
それが10年どころか20年を過ぎました
考え方が変わっただけで
楽しい人生になりました
心配をかけた家族には申し訳ありませんが
病気もまんざらではありません
自分の生活を楽しみつつ
これからは人の為になることができたらいいなと思っています
そんな初心(?)に帰った小銭入れの思い出でした
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます