室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

オンラインイベントでの気付き

2020年07月26日 | 仕事と経営
室長です。

ポストコロナのニューノーマルに適応すべく、少しずつ慣れていきたいと思っているのがオンライン(リモート)上での活動について。

個人的なまちづくり活動では、オンラインでのミーティングを皮切りに、Zoomを使ったオンラインイベントを開催して、そのメリット・デメリットや可能性・限界について徐々に肌身で感じるようになってきました。

先日は初めてオンラインのウェビナー(ウェブ上でのセミナー)をリアルタイムに受講し、そこでもまた新しい気付きを得ました。

それは、オンラインイベントを主催した時に感じたことと重なりますが、「タイムリーな情報の一方向的な伝達であれば、オンラインは非常に有効」ということです。

というのも、本来(beforeコロナ)であれば、自宅から車で片道1時間程度の宇都宮まで受講しなければ受けられなかったセミナーが、自宅や会社の事務所のパソコンの前で受講できるので、まずは便利ということ。実は今回のウェビナーでは、終了時刻間際に家族から緊急の呼び出しがかかり、途中退席して慌てて家に帰ることとなったのですが、これが宇都宮でのセミナーであればとてもとても間に合いませんでした、、子育て世代にとっての職住近接(=不要な移動時間の節約)のありがたみを変な形で味わった格好にもなりました(苦笑)

また、今回のセミナーは知識伝達型(≒対話不要)の内容でして、オンラインイベント慣れしている講師でプレゼンが上手だったこともあるでしょうが、わりとすんなりと頭に入ってきたので、改めてこうしたタイプのセミナーはオンラインでも十分に事足りると思った次第です。

ただ、一方で少し気がかりに思ったのが、読書と比較した時の知識伝達型のセミナーの相対的な価値の低下ということです。

読書の大きな良さの一つは、自身のペースで読み進めつつ、著者の意見と自身の意見を論理的に対比させながら理解を深めていくというプロセスにある訳です。

これまでの一般的なオフラインでのセミナーでは、質疑応答という機会がそうした理解を深める手助けをしてくれていたのですが、多数の参加者での対話に難がある現状のオンラインでは、ちょっと難しいかなと限界を感じてしまいます。

そうなってくると、書籍をしっかり読み込むこと(ないしは対面でのコミュニケーション)の価値が相対的に高まって感じられてきます。

だからといって、旬の話題をスピーディーにかつ低コストで伝達できるというオンラインのメリットが色褪せることはありません。ですので、その辺での差別化を意識的に図っていく必要があると言えそうですね。

いずれにせよ、これからオンライン上でのコミュニケーションに依存する度合いが増えていくことは必至ですので、そうしたオンライン上でのコミュニケーションに慣れることがまずは重要。オンラインの苦手意識を少しずつ克服していきたいものです!