ニュースでは、散々、見ていたが、この映像は、色々な意味で参考になる。
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=Cys8581RSXE&feature=endscreen
経緯:(石巻郵便局の映像)
17:23 船が停留している場所の堤防は、はっきりと見える
18:01 沖にある堤防を写し、手前の風景に引くと、船が停留していた堤防が海水で見えない。
18:14 画面に写っている対岸の場所(クレーンが置いてある)は、見る見る海水で見えなくなる。
19:12 堤防にいる赤い服を着たおじさんは、津波の様子を立って見入っている。
19:35 対岸の場所は、ほどんど海水で見えなくなる。
19:46 赤い服のおじさんは、未だ、堤防の上で見入っている。
20:11 赤い服のおじさんは、堤防を降り、車を動かす。
20:54 赤い服のおじさんは、また、堤防の上に上がって、見ている。
21:42 川を津波が上流に流れ始めている。
22:53 川の堤防近くまで、増水している。
22:53 郵便局に避難した誰かが「越える越える」と叫ぶ声。
23:21 映像では、まだ堤防を越えていない。
23:27 「あー、越えた」の声
23:58 轟音(多分、津波が建物を壊し始めた音)
24:32 津波が押し寄せ、車が流され始める
24:44 海岸に近い民家の側面に津波が当たり、水柱がでえきる
24:47 家が流される
24:55 一気に流される
25:15 殆んどの家が津波に飲み込まれ、上流に流される
26:13 避難者が、「わーーー」と嘆いている言葉
28:24 郵便局の職員が、「大丈夫、大丈夫」と言っている
28:36 職員が、「ここは、大丈夫だから」と言う
28:40 職員が、「ここは大丈夫だから安心してね」と言う
28:07 職員が、「命が助かったんだから」と言う
28:21 職員が、「ここで我慢してください」と言う
29:13 津波が海に引き始めた
43:14 船が停泊していた岸辺を歩いている人を発見し、「人が歩いている」の声
43:33 人が歩いている映像
43:55 その人に、拡声器で呼びかけ
→ その後、川沿いに走り、郵便局の近くを歩く映像があるので、多分、助かったと思われる
45:26 津波の第二波が来る
47:10 川は、引き潮
48:24 郵便局員らしい発言、「相殺(そうさい)されているんだね」
→ 津波の第二波と引き潮とで、川の流れがゆっくりとなったことを、思わず金融用語で表現している
50:38 第二波の津波
53:56 付近は、第二波の津波で水に埋まる
59:43 第二波は、引き潮になる
私の感想:
・人は、初めて見るものに惹かれ、見入ってしまう(赤い服のおじさん)
わたしも、この映像に見入ってしまった
・あるがままを、受け入れ、冷静な判断ができないと感じた
・沖の防波堤に波がきているが、その大きさが、どの程度かわからないので、普通の対応をしている
・津波の兆候が見える前から、対岸の陸が見えなくなるまで、50秒(17:23→18:14)
・津波の兆候が見える前から、川の堤防を越えるまで、5分30秒(17:23→22:53)
・津波の兆候が見える前から、建物に津波が当たるまで、6分53秒(17:23→23:58)
・建物に津波が当たってから、一掃されるまで、1分17秒(23:58→25:15)
・最初は、大したことがない雰囲気だったと考える (赤いおじさんは、20:54までは、湾内の状況を見ていた)
・大変なことに気づいてから、津波が建物に当たるまで、4分23秒(19:35→23:58)
直ぐに避難しないと助からないのが分かる。
こういう映像は、調査すると色々なことが分かる貴重な映像。
一度は、見る価値あり。
あなたも、思わず見入ってしまう。