CMを見て我が身を振り返る

　時間があったのでちらっとデパ地下を覗いたら、もうおせちの予約受付中の看板が出ていました。は、早っ！私なんか、まだクリスマスの予定だって決まってないのに～。それにしても、デパ地下はどれもこれも美味しそうに見えて、買うつもりないのに欲しくなっちゃいますね無事買わずに出られたけど、かなり心が揺らぎましたよ。
　　
　さて。週末に伊右衛門の新バージョンCMを見ました。モッくんと宮沢りえが出演しているこのCM、長く続いているという事は人気があるのでしょう。私も夫婦で仲良くしているこのCMが好きなんですが、いつも思うのは「宮沢りえが演じている奥さんは、献身的ですごいな～」という事。
　モッくん演じるお茶職人（？）さんは、お茶一筋、世間から見たら少々変わり者です。お姉さんが妻に「大変なところに嫁いで・・・」と言うくらいだから、おそらく本当に良いお茶を求める事に、長い年月をかけてきたのだと思われます。うだつの上がらない時期もあった訳で、その間、きっと暮らしも楽ではなかったのでしょう←（非常に勝手な妄想）。
　それでも、そんな夫の才能を信じ、愛し、支える妻。今回妻はお弁当を用意して、仕事でなかなか外に出ない夫を連れ出します。外に出て、夫は季節が秋になった事を五感で感じるのです。夫はお茶作りに一生懸命で、女目線で見れば、少々自分勝手のようですが、妻はそんな夫がむしろ愛しかったりしているのです。
　　
　何と言うか（多少殿方の妄想も入っていると、変にひねくれた意見も言いたくなりますが）・・・まぁこういう夫婦は、理想の1つなのであります（時代設定が今ではないので、女性のあり方も違うでしょうが）。でもねぇ、現実に自分があんなにひたむきになれるかというと・・・（我が身振り返り中　）・・・ねぇ。
　もちろん私だって、相手の力になってあげたい気持ちはあるのです。彼が苦労するなら私も共にと思わないわけではないのです。でも、どこか冷静な、冷めている、自分本位な部分が無いとは言い切れなかったり（うーん、自分に分が悪い話だと歯切れ悪くなるなぁ ）。そんな部分を相手に指摘されちゃうと、否定は出来ないわけです。
　なんつーか、その、そんな訳で（？）少々落ち込み気味です（と言っても、そんな私の言動に、彼の方が落ち込んでいるでしょうが）。まだまだ心の修行が足ないのかなぁ、私。