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追憶の欠片№3・・・・

2017-12-03 08:44:51 | 日記・エッセイ・コラム

今週は3階のバルコニーの再整備作業に取り組んでいます パーマン2号は旅行に出掛け 深夜の帰宅                                                     Monsieurは目が覚めた 1階に降りてメールをチェック 庭に出て 国道のスライド式の門を閉めた                                                       その足で『やんちゃ仲間の夢工房』の見回り⇒異常なし(¡) 施錠 パソコンデスクに戻る時に星空を                                                         眺めた 北斗星を見ながらMonsieurの行き先は極楽は退屈そうに見えた 地獄を選らぶような気がした

Monsieurの母は間違いなく極楽にいる 女学生まで付き人が付いていた家柄である 太宰似の文学青年                                                   に惚れ 恋に落ちた 父の才能では文学の世界では認められなかった 父は臨時教員で生活を支えた                                                     らしい 幾つも渡り歩いたけれど どれも長続きしなかった Monsieurは母の寝姿を一度も見た事が無い                                                              見た時は頸が癌に侵されて病院のベットの上の姿だけである

アルコール依存症の連れ合いの面倒を見ながら 6人の子を育て上げた 連れ合いが結核に成る迄はそれ                                                                なりの生活をしていたらしい 病が進行に合わせるように仕事に有りつけなくなった 地獄生活が始まった                                                         Monsieurが母を敬服しているのは日々の地獄の生活を楽しむように過ごしていたからである Monsieurは                                                           小学4年生の冬から午前4時前の起床 朝日新聞社の朝刊配りを行った時の事である

母が深夜に戻って来た ギギーと引っ掛かる扉の音で目が覚めた 真冬の未明の出来事である 何処に行って                                                    来たの母に訪ねた 今の中央線の高尾駅に行って 時計を見に行って来たと答えた 時計が無かったので母は                                                           中央線の夜行列車が時計代わりであった 寝過ごしたかも 子等を早く起こす訳にも行かないので時間を見に                                                       行ってくれたそうだ 母にしがみついてMonsieurは泣いた

天国に近付いて来ている年齢のmonsieurは極楽も良いけれど 地獄に行きたい 退屈しのぎに鬼を征伐してみたい                                                   何故ならば Monsieurの心を 身体を 頑健に育ててくれた母の恩に応えたい 逢いたいけれど Monsieurは                                                            マグロ人間 地獄の方に性が有っていると思う ベットに戻って 星降る空が見たくなって 3階のバルコニーに                                                                   出てみた 寒北斗の後ろ側に・・・・地獄門が滲んで見え隠れしていた

星月夜 更けて風哭く 地獄門(Monsieur) 2017‐12‐3