highdy の気まぐれブログ

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関東最大の石舞台化も?

2023年12月03日 | 日記



灯台下(もと)くらし?
 highdy は歴史研究者でも学者でもありませんが、単なる興味で縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良と古い時代の遺跡を沢山観てきました。
地元埼玉県 さきたま玉古墳群をはじめとして、青森県 三内丸山遺跡、長野県 尖石遺跡、静岡県 登呂遺跡、奈良県 丸山古墳をはじめとする随所の遺跡、山口県 柳井周辺の遺跡、佐賀県 吉野ヶ里遺跡など、リタイヤ後に全国各地の大学や遺跡観光で遊んできました。
 ところが、「灯台もと暗し」とはよく言ったもので、埼玉県に40年以上も住みながら、自宅から車で25分のところにこんな素晴らしい八幡山古墳はちまんやまこふん行田市)があるとは知りませんでした。
毎月初めの恒例の昼食会を終わり、気になっていた遺跡に立ち寄ってびっくりしました。


八幡公園の右奥に見える石舞台古墳


3室に構成され奥の方が少しずつ高くなっています。



 


2室目の中から外が環に向かう

関東最大の石舞台?
 殆どの皆様は「石舞台」と言えば、一般的には奈良県明日香村にある古墳時代(後期:7世紀前半頃)に造られた巨石を使用した飛鳥の石舞古墳国宝ではないが国の特別史跡) を思い浮かべられることと思います。
ところが、それに仇敵するような巨大な横穴式(推定全長16.7m)の石室(玄室)を持つこの時期県内最大規模の八幡山古墳(県指定遺跡)があるのです。昭和9年(1934年)に墳丘が崩されて石室が露出、復元されて現在に至っています。
古墳時代も後半になると、関東各地では急に古墳に埴輪を置かなくなり、且つ古墳も前方後円墳が築かれなくり、古墳自体が小型化していきます。
この地域の若小玉古墳群も同様でした。にも拘らず、この時期にさきたま古墳群を凌ぐほどの直径80mもある円墳の八幡山古墳の石室は驚きです。飛鳥の石舞台は大きく1室ですが、こちらは3室から成っているようです。
それに奈良のものほどの巨石は使われていませんが、内部の石組みから中世の城造りの石垣造成技術を彷彿させるような素晴らしさが見受けられます。、




正に後世の石垣造りに似た技術です。

なお、観光を予定される方は、玄室が解放されるのは土・日・祝日の10時から16時のみですのでご注意ください。平日は外観のみ楽しむことができます。
問い合わせ先:行田市役所 文化財保護課 048-553-3581


こぼれ話
 公園内の端っこで石舞台を見ながらコーヒーを入れて休息しているとき、目の前にちょうど大人の掌ほどの平らな石がカップを置くのに好都合でした。
半分地中に埋まっていましたが、復元工事の際に玄室壁面の修復に利用した石の端材を業者が廃棄し忘れたと思しきもので、同じ材質ながら台形形状の一辺のみに明らかに機械による人為的な加工面を有するものでした。
玄室内部を見ているとき、学者らしき方々が「これは元からの岩石、これは修復用に他所から持ち込んだ石」などと鑑定されているのを耳にしましたが、その他所の石に間違いないものと確信しています。
というわけで、勿体ないのでこっそり記念に持ち帰ってきました!




本日もご来訪いただきありがとうございました。

 
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コメント (2)
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