魔球完成

　渡辺亮投手（２４）が昨日、鳴尾浜球場でブルペン入りを果たし、必殺球のナックルボールの完全マスターに手応えを見せた。
　ナックル捕球用ミットを用意する狩野恵輔捕手（２４）とも初コンビを組んだ。２月８日の紅白戦初戦から、隠すことなく魔球を前面に押し出す構えだ。

オーナー会議で北京五輪への全面協力を決定

　プロ野球のオーナー会議が東京都港区の新高輪プリンスホテルで行われた。

　北京五輪を目指す日本代表について、１２球団が「金メダル獲得のため、全面的に協力する」ことで一致し、１球団あたりの制限枠や、期間中のシーズンの扱いについて今後の実行委員会で協議することにした。

　前回のアテネ五輪時は、１球団２選手の制限枠があり、銅メダルに終わった。
　昨年、野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）」で日本が初代王者になった後、野球への注目度が高まったことから、五輪での金メダル獲得で、さらなる人気拡大につなげるため、制限枠について「その辺を乗り越えて金メダルを目指すべき」（横浜・若林貴世志オーナー）など撤廃すべきとの声も相次いだ。

　代表監督には２５日の日本代表編成委員会で、阪神・星野仙一シニアディレクターの就任が正式決定する見通しで、宮崎恒彰オーナーは「（偏らないよう）星野氏が考えると思うが、１チームから５～６人も選ぶことはないのでは」との見解を示した。

　このほか、実行委では＜１＞シーズンを中断できるかどうか＜２＞中断期間はどのくらいかが妥当か＜３＞中断期間中の代替イベントなどについて話し合われるという。

Fリーグ

　日本フットサル連盟は、初の全国リーグ、日本フットサルリーグの愛称が「Ｆリーグ」に決まったと発表した。
　Ｆはフットサルの頭文字で、Ｆｉｇｈｔ（戦い）Ｆｕｎ（楽しさ）Ｆｒｉｅｎｄ（友達）Ｆｕｔｕｒｅ（未来）の思いも込められているという。

　開幕節は９月２３、２４日で最終節が来年２月１６、１７日だという。
　ともに東京・国立代々木競技場で全８チームにより集中開催される。
　その他の節はホームアンドアウエー方式で行われる予定だ。

　チーム名称は８チーム中６チームが変更された。
　昨年の全日本選手権を制したプレデター浦安は、スペイン語で船と竜を意味する言葉を組み合わせて「バルドラール浦安」となった。
　湘南ベルマーレと日本初のプロチーム、名古屋オーシャンズは変更がなかった。

ヤクルト首脳がノリ獲得拒否を名言

　ヤクルトの堀澄也オーナーは、オリックスを自由契約になった中村内野手について「（獲得を希望する）古田監督には申し訳ないが、希望通りにはできない。現段階では（取る気は）ありません」と明言した。

　多菊球団社長も獲得を否定したほか、中村の獲得に興味を示していた古田監督はこの日、「（進展は）何もない」と口を閉ざした。

ヤンキース首脳が宜野座に来る

　タイガースは、沖縄・宜野座キャンプで米大リーグヤンキース首脳から表敬訪問を受けることを公表した。
　酒井清史広報部長が「ヤンキース側があいさつにこられるので、（牧田球団）社長以下フロントが応対する。２月２日に入って、３日に帰る予定と聞いている」と話した。
　ヤンキースはランディ・レバイン球団社長、ブライアン・キャッシュマンＧＭらが１日に来日し、キャンプ地の沖縄でタイガース首脳と会談する予定だ。

ノリを獲得直訴

ヤクルトの古田監督はサードがいないチームの現状を考慮し、オリックスを対談した中村内野手の獲得を直訴した。
1500万の年棒が予想されるとしている。
確かにヤクルトに中村内野手が入団すれば岩村内野手の代役の一端は担えるかもしれない。
しかも年棒も買いたたけるならば悪い話ではない。
ノリにはラストチャンスかもしれない。