今日の阪神タイガース

毎日の阪神の各選手の動きを分析し様々なマスコミの情報を紹介して行きます

井川惜別のスピーチ

2006年11月19日 22時07分02秒 | Weblog
 ポスティング制度を利用しての米大リーグ移籍を、球団から容認されている井川慶投手(27)が昨日、甲子園球場で行われたファン感謝デーで、予定外の惜別スピーチを行った。
 岡田彰布監督(48)のいきな計らいで実現した“サプライズ”に、3万8000人のファンも大喜びで、虎の代表として海を渡るエースに万雷の拍手を送った。

 ざわざわしていた甲子園の空気が静まった。
 マウンド付近で行われていた、岡田監督のあいさつの途中だった。
 「長年エースとして活躍してくれた井川が、阪神の代表として大リーグにいくことになった」と、指揮官に促され、マイクを握った渦中の男に観衆の目は集中した。
 感謝を込めた“サプライズスピーチ”は、縦じまのユニホームを着ての最後のけじめだった。

 緊張と照れと決意の入り交じった複雑な表情は、心の中身を映した鏡だったのだろう。
 人前に出ることが苦手な“シャイガイ”は「阪神での9年間を無駄にすることなく、アメリカでも頑張ってきます。9年間の応援ありがとうございました」と、心を込めて話した。

 もともと予定はなかったという。
 式次第にも井川投手のスピーチは記載されてはいなかった。
 事実、岡田監督から“指令”を受けたのは開演直前だったという。
 それでも「“呼ぶから”って言うてた。ファンの前で話をする機会もないし、するほうじゃないから」という指揮官の意図を理解すると、井川投手は素直にファンの前に立った。


 井川投手にとって最後の慣れない挑戦だった。
 ファンにとってもサプライズなら、最も驚いたのは井川投手自身だっただろう。
 堂々とスピーチを成功させたとはいえ「ないと思っていたら、急にあるといわれて…。あれが精いっぱい」と心中はヒヤヒヤだったという。

 イベントの中ではセ・リーグ奪三振王の表彰を受け、ファン参加型のアトラクションにも加わった。 
 今後は球団主催の行事に参加予定はなく、虎戦士としては最後の公式行事となった。
 仲間、ファンと過ごした時間は「阪神・井川」の思い出へと変わっていくのだろう。

横山投手と契約

2006年11月19日 18時34分50秒 | Weblog
 本日、新潟市内のホテルで高校生ドラフト4巡目で指名した横山龍之介投手(18=日本文理)と交渉し、入団への仮契約を結んだ。
 契約金3000万円で年俸480万円、背番号は未定だ。
 ドラフト会議直後は指名に戸惑いをみせていた横山投手だが「プロ野球は自分の夢。阪神で一生懸命やると決めた」と決断した。
 タイガースはこれで高校生ドラフトで指名した3選手すべてと仮契約を結んだ。

(陸上の話題です)土佐礼子 高橋を制する!

2006年11月19日 18時26分53秒 | Weblog
 2006東京国際女子マラソンが本日昼、東京・国立競技場発着の42.195キロのコースであり、アテネ五輪5位の土佐礼子選手(三井住友海上)が、シドニー五輪金メダルの高橋尚子選手(ファイテン)を終盤振り切り、2時間26分14秒(速報値)で大会初制覇した。
 高橋選手は終盤失速し、結局3位に転落した。
 なお2位には39キロ過ぎに高橋選手を抜いた尾崎朱美選手(資生堂)が入った。

 スタートからトップを快走していた土佐選手は31キロ過ぎにペースを上げ高橋選手を振りきり、そのままの独走態勢でゴールした。

 冷たい雨の中、前半は速いペースで展開した。
 土佐選手がレースを引っ張り、その後ろを高橋選手がぴたりと追走した。
 折り返す手前でアシャ・ジジ選手(エチオピア)が遅れだし、優勝争いは土佐選手と高橋選手のふたりに絞られた。

 レースが動いたのは31キロ過ぎだ。
 土佐選手がペースを上げ、背後をひた走る高橋選手を引き離しにかかったのだが、二人の差はじわじわと広がり、横殴りの雨の中、独走態勢に入った土佐選手は最後の上り坂も快調に飛ばし、先行逃げ切りの見事なレース展開で優勝を飾った。