岡田監督が毛利元就になった

　岡田監督の考えは、戦国武将、毛利元就の『３本の矢』と重なっていた。
　「井川の代わりは１人じゃ無理や。別に３人でやったらいいんやから。井川は今年１４勝やろ。１人５勝でいい」というのだ。

　毎年のように２００イニングを投げるエース左腕が抜けるのは、避けられない現実だ。
　秋季キャンプでも『ポスト井川』は見当たらなかった。
　ならば、あえて後任を１人に絞らず、３投手で補えばいい。
　１人５勝をノルマとすれば、今季の井川を上回る計算になる。

　「プレーオフになら、１２０試合で大体決まる。２００イニングを、全部埋める必要はない。１人が２カ月、がんばってくれたらいいんや」とも語った。

　来季からプレーオフ制度（クライマックスシリーズ）が導入される。
　ｄプレーオフ進出の可否が決まるのは、１２０試合程度というのが指揮官の予想だが、実質的には１６０回程度で済む。
　今季の井川は１４勝９敗。
　調子のいい左腕から使い、合計１５勝１２敗なら十分と読んでいる。

　候補となる左腕は能見投手、江草投手をはじめ、筒井投手、中村泰投手、三東投手、岩田投手、そしてルーキーの小嶋投手と盛りだくさんだ。
　

井川移籍先２９日に決定か

　タイガースの沼沢正二・球団本部長は本日、ポスティングシステム（入札制度）で大リーグ入りを目指す井川慶投手について、最高入札額が通知される２８日中に受諾する意向を示した。

　落札球団が判明する２９日にも、井川も同席して会見を開く予定だ。
　入札額や移籍球団にかかわらず、移籍を認める方針を決めている。
　入札は２８日午前７時（米東部時間２７日午後５時）に締め切られる。

（ゴルフの話題です）ウィー予選落ち

　天才少女ミシェル・ウィー（１７＝米国）が、通算１７オーバーの１００位で２年連続の予選落ちを喫した。
　本日もショット、パットともに精彩を欠き、バーディーなしの６ボギー、１ダブルボギーの８０と崩れ、２日連続の８０台だ。
　それでも「課題がわかったので、オフにトレーニングしてやり直します」と強気に再挑戦を誓った。