ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

西表島/石垣島紀行 その5 カタグロトビ カンムリワシ ムラサキサギ ズアカアオバト インドハッカ シマアカモズ

2018-03-19 | 琉球地方

3月19日石垣島(続き):海岸沿いを走っていると、道端の木にカンムリワシ若鳥が止まっていました。ツアーの一行が近づいても飛び立とうとはしません。おかげで、随分と間近でカメラに収まってくれました。



続いて、ポイントの牛舎にインドハッカ。台湾で外来種として増えた後、どうも、自然分布拡大で、石垣島にやってきたようです。九官鳥によく似た風貌です。

再び、カタグロトビのポイントへ移動。不思議な事にガイドで案内してもらうと、ちゃんと目指す鳥がいるのです。今回は、運良くペアでいました。

そして、飛びましたが、こちらの様子を見に来たのかもしれないほど、割と近くを飛び回ってくれました。目が赤く、黒い縁取りが、歌舞伎の隈取りのようで、やはり、南方系の鳥は派手です。





木に1羽が止まっていると、飛んでいた方が、やってきて、樹上で交尾。


バンナ公園のダム湖で、カモ(ハシビロガモなど)を見ていると、ズアカアオバトがやってきて、初めて、枝どまりの写真を収める事ができました。

日が少し傾きかけた頃、田園地帯で、ムラサキサギを遠くに見つけました。よく見ると何か咥えています。驚いた事に、大きなネズミです。どうするのかと見ていると、頭から丸呑み。ちゃんと入るのかと心配になりますが、すっーと入っていきます。それにしても、どうやって捕まえたんでしょうね。やっぱり、大きなくちばしで、一突き、でしょうか。


亜種シマアカモズは、本当によく見かけます。この個体は、♂のようです。

次回は、石垣島/西表島紀行の最終編です。

西表島/石垣島紀行 その4 リュウキュウヨシゴイ カンムリワシ ズグロミゾゴイ リュウキュウコノハズク シロハラクイナ等 

2018-03-19 | 琉球地方

3月18日西表島後半:丸一日かけて西表島を巡りました。南西諸島のハシブトガラスは、亜種オサハシブトガラスで、声も違って、体が少し小さいです。そのせいか、カラスにしては、ちょっと可愛いです。

そして、夕刻になり、宿に戻ってくつろいだ後、夕食に向かおうとすると、近くの田んぼにリュウキュウヨシゴイが出ているとのこと、この際夕食は置いといて、慌てて、カメラを取り出し、駆けつけました。もう夕闇が迫りかけていましたが、なんとか間に合いました。近距離だったせいでしょうか。いたのは、♂のようで、コッ、コッ…と鳴いていました。目の金色の虹彩がC字状になっていて、ちょっと滑稽な感じです。


ライファーのさらなる追加で、嬉しい夕食。そして、今夜もナイトツアーです。ガイドのNさんのおかげで、今夜もちゃんとリュウキュウコノハズクに会わせていただきました。そして、オオコウモリにも会わせていただきましたが、写真は間に合いませんでした。





翌19日は、午後には西表を後にして、再び石垣島です。朝食前に、近くの田んぼに昨日のリュウキュウヨシゴイがいないかと出かけましたが、残念ながら、遠くで声がします。田んぼには、シロハラクイナが出てきてくれました。


昨日と同じ個体でしょう、虹彩の黒い、なんとも言えず可愛い感じのカンムリワシもいました。

朝食後、出発。昨日会えなかったズグロミゾゴイを探しにポイントの集落に向かうと、今日は、ちゃんといました。民家の裏庭なので、遠慮がちに(気持ちは)写真に収めさせてもらいました。ヌッと立っていて、なんとも言えません。

植え込みの赤い実と亜種リュウキュウサンショウクイです。

集落の裏はすぐに森で、センダンの木に花が咲いて綺麗です。理想的に、カンムリワシが止まっていました。

そして、森から、ウッ、ウッ…と低い連続した声が聞こえてきます。あれが、キンバトの鳴き声との事。姿は簡単に見えないようで、またの機会にとっておきます。写真はそのヤシの生えた熱帯風の森です。この中のどこかにキンバトが潜んでいるはずです。

上原港から船に乗り、西表島を後にします。ジャングルを遠くに見ると、40年前の記憶が蘇ってきます。それにしても、あんなジャングルの中をよく横断したもんだと、今更ながら感心、ではなく、呆れてしまいます。
さて、再び石垣島に到着。まずは、クロサギの白色型です。気が強いのか、コサギをおっかけていました。


こちらは、川平湾近くでのクロサギ黒色タイプです。


次回は、19日石垣島の続きで、カンムリワシの若や、カタグロトビをたっぷりアップします。