ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

西表島/石垣島紀行 その6 ズグロミゾゴイ シロハラクイナ カンムリワシ キジ ツルシギ クロサギ サルハマシギ等

2018-03-20 | 琉球地方

3月19日石垣島後半:日の傾きかけた田園地帯の川にツルシギがいました。今年は内陸性のシギチが少ないとの事で、ほかにはタカブシギを見たぐらいです。まだ冬羽でしたが、木々の緑を映した川面に浮かび上がります。


3月20日石垣島:YBツアーの最終日、宿近くの田園地帯から、海岸、ヤツガシラのポイント等を巡りましたが、残念ながら、ヤツガシラはお預けでした。まずは、田園地帯で、シギチを探していると、HMさんが後ろのヨシ原にいたリュウキュウヨシゴイを発見。逆光でしたが、明るい時間帯に見る事が出来ました。首を伸ばしているのは、多少でも擬態しているのでしょうか。こちらも、西表島と同じ♂のようです。


相変わらずカンムリワシは、そこかしこで出会いますが、電柱どまりは、もう無視。そんな中、枝どまりの上、ペアでいるのが見つかりました。


シギチのポイントの海岸に向かいました。17日にも訪れた場所ですが、今日は、シギチが多い!まずはクロサギですが、白色型と黒色型でどうもディスプレイではないかと思われるダンスを見せてくれました。ペアリングして、生まれる子供の羽色はどんなになるんでしょうね。どちらが優性形質なのか、メンデル遺伝するのか、興味は尽きませんが、妄想だけにしておきます。

メダイチドリもいましたが、こちらでは、オオメダイチドリが多いようです。2羽で場所を巡って争っていました。


トウネン、ヒバリシギ、キョウジョシギ、シロチドリ等がいましたが、本州では、珍しいサルハマシギがいました。まだ、夏羽の赤茶色の装いではありませんでしたが、移行中のようで、胸に少し、赤みが出てきていました。

YBツアーは、これにて終了。空港でツアーの皆様とは別れて、HMさんともう1泊。レンタカーで繰り出しました。が、自力では、どうも簡単に見つかりません。島の北端近くまで、行きましたが、大した成果はなく、カタグロトビのポイントでも、出てくれません。雲行きが怪しくなった頃、ズグロミゾゴイのポイントに向かうと、シロハラクイナが石垣の上をお散歩。



雨が降り出したので、帰ろうとした時、若いズグロミゾゴイがいると教えていただき、駆けつけると、ゴイサギの若鳥と同様に、身体中に星を散らした若鳥がいました。雨が本降りになってきたので、この日の鳥見は終了。夜は、沖縄料理に舌鼓です。


3月21日最終日。昼過ぎのフライトまで、ポイントをHMさんと二人で回りました。暗いうちから出かけ、まずは、ズグロミゾゴイのポイントへ。残念ながら、お目にかかれませんでしたが、亜種コウライキジが、白い花をバックに全身を見せてくれました。亜種キジとは、かなり違います。どちらかというと、亜種コウライキジの方が、カラフルですね。


そして、バンナ公園で鳥見旅は締め。どうも、この季節の森は鳥が少ないようです。そんな中、ちらりと出てくれた亜種イシガキシジュウカラです。

最後は、亜種リュウキュウサンショウクイ。お出迎えも本種でしたが、お別れも本種です。

以上で、西表島/石垣島の鳥見紀行は終了です。ライファー15種を含む83種類の鳥たちと出会え、本州とは違う鳥相を堪能しました。遠征して、新しい鳥たちと出会うのは、最高に楽しいですね。まだまだ、鳥見で訪れていない地は山ほどあり、楽しみでしょうがないです。
次回のアップは、本編を長々とやったため、なかなかアップできなかった、近隣のコイカル、ニュウナイスズメ、ヒレンジャクの予定です。