ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ハイイロチュウヒ♂ チュウヒ コクマルガラス コウノトリ 渡良瀬遊水池/ヒレンジャク 埼玉県秋ヶ瀬公園

2018-03-03 | 関東地方

寝ぐら入りのハイイロチュウヒ♂に会えるので、2月24日、3月3日、10日と3週続けて渡良瀬遊水池に出かけてきました。24日には、板倉地区で運良くコクマルガラスに会え、10日にはコウノトリにも初めて会うことができました。2月25日と3月10日には、秋ヶ瀬で今シーズン初のヒレンジャクに会うことができました。
今シーズンの渡良瀬遊水池では、チュウヒ類に狙いを絞って、うろうろしていますが、合間に板倉地区に立ち寄ってみました。田んぼの中ほどの用水沿いに向かおうとすると車が事故って通れません。止む無く反対方向に走ると、電線にカラスの群れが止まっています。何やらかわいらしい声も聞こえるので、見るとコクマルガラスとミヤマガラスでした。成鳥と言われる白色型と幼鳥と言われる黒色型がいました。白黒模様の個体がコクマルガラス成鳥、少し小さな2羽がコクマルガラス若鳥、他はミヤマガラスです。

こんなに間近でコクマルガラス成鳥を撮れたのは初めてです。

昼間は大した成果なく、チュウヒの寝ぐら入りポイントで待っていると、どうもハイイロチュウヒはチュウヒより遠く、東の方に降り立つようなので、3日には、少し東側の道路沿いで待つことにしました。すると、これが上手く当たって、ハイイロチュウヒが比較的近くを飛んでくれ、稲敷よりは、間近で写真に収めることができました。



ハイチュウは帰ってくるとさっさと葦原の中に降りてしまいました。

チュウヒは、一度降りてもまた、飛び立ち、寝ぐら周りを飛び回ることが多いようです。単に個体数が多いだけかもしれませんが。チュウヒ♂と思われます。

チュウヒ大陸型♀と思われます。

10日は14時頃やっと渡良瀬に到着。第2調整池の鷹見台に行くと何人か空を見上げています。何かと見るとコウノトリでした。渡良瀬に来るようになった千葉県野田市で育った「ひかる」くんです。つっかけてきたカラスと比べるとやはり大きいです。

2月25日に秋ヶ瀬に出かけると、レンジャクの木に1羽のヒレンジャクが居ついていました。ヤドリギの実を食べては、水を飲みにやってきます。風切羽先端が白い♀成鳥でした。


3月3日には、やっと群れが森に落ち着くようになっていました。朝早く到着すると森に8〜10羽のヒレンジャクがいました。森の地面に群落になっているジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の実を食しているようです。満腹になると木の上でしばらく休んで、また、バラバラと地面に降りて実を食し、群れで飛んで、森の中を移動します。この個体は、風切羽の先端の白色部が広く、赤い斑点があり、尾羽の赤い部分も広いので、♂成鳥と思われます。

尾羽の赤が狭く、♀若鳥と思われます。



尾羽の赤が少し広いので、♂若鳥と思われます。


草に埋もれてしまうので、なかなか撮るのが大変ですが、ジャノヒゲの青い実をくわえたところです。


3月16日から6日間、石垣島/西表島に遠征してきます。次回は、南西諸島の鳥たちをアップしたいと思います。