みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

筋肉運動の敏感期と模倣期

2009年06月16日 | 日常風景

 2歳から4歳にかけての子どもは、すでにある程度の筋肉の力をつけており、その力を使いたくてたまらないものです。

 また、模倣期でもあるので、自分の身近にいる人たち、特に母親や先生のやっていることを真似したがります。
 その中で、子どもが一番真似をしたいのは(特に母親)がやっている身近な活動です。

 そしてその中には、2歳から4歳の子どもが身に付けなければならない動作が全て含まれていて、筋肉をどんどん発達させてくれます。
 それはまさにたわいもない日常での活動で、モンテッソーリ教育では「日常生活の練習」と言われているものです。

 3歳から6歳の頃の子どもは、筋肉運動の調整の時期にいるので「どう動けばよいか」ということに非常に興味を持っています。「こうしたい」と思ったことを、思った通りに出来るようになっていく子どもは、自分の行動の主人公になっていく、また、自分の意志通りに、自由に行動できるようになっていくことは、人格者として、目覚めていくことでもあります。

「日常生活の練習」とは、ちょうどこのような子どもの関心事を最大に満たす場です。そして大人が何気なくやっている日常生活の一つ一つの行動は、実はこの時期の子どもにとっては、一つ一つ挑戦し、乗り越え、身に付けていくべき課題なのです。

指先を使う教具に夢中になる子どもの家の2歳児達