キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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戦国武将がトンボを好んだ訳

2007年08月14日 | 雑感
NHKの大河ドラマ「風林火山」で千葉ちゃんが演じた板垣信方は、全身トンボづくめであった。

着物、兜、手甲、脚絆にいたるまでトンボだらけ。

「板垣は家紋がトンボだったのかな?」とつれあいに言ったら

「戦国武将はトンボが好きだったんだよ。トンボは前へ前へと飛んで、後ろには絶対に飛ばないから」

との答え。

へぇー、知らなかった。

つれあいは意外と歴史物好きで、吉川英治の「宮本武蔵」も全巻読破している。

私はといえば、王朝小説、江戸時代の世話物みたいな小説は読むけれど、戦国時代のところがデッドゾーンになっていた。

考えてみたら平安時代も江戸時代も、天下は平らかで平和な時代だもんなぁ。

時代劇を見るのは好きだけど、戦国時代の武将が何故トンボを好んだかまでは、恥ずかしながら知らなかった。



蜻蛉(とんぼ)を勝虫(かちむし)と呼ぶ由来

勝虫とは・・・その1

 雄略天皇(在位期間 456年11月13日 ~ 479年 8月 7日)が吉野に狩に出かけた時、腕を刺した虻(あぶ)を蜻蛉がくわえて飛び去った故事から、強い虫、縁起のよい虫ということで勝虫と呼ばれ、兜の前立てや武具に用いられた。



勝虫とは・・・その2

 幼虫のときは甲冑のような姿をし、成虫になり獲物を捕らえたまま空を飛ぶ姿の勇ましさから、戦国の世の人々が縁起をかついだものらしいです。中世の頃は武具や武士の衣服などに大いに使われていました。



勝虫とは・・・その3

 蜻蛉は行動が俊敏で、空中で獲物を捕らえる事から、武士の時代になると「勝虫」「勝軍虫」などと呼ばれて重宝され、矢を入れる箙(えびら)には「蜻蛉文」が彫られるようになる。また兜などにも使われた。以降、能装束、夏の着物などに「蜻蛉文」は広く使われている。



勝虫とは・・・その4

 日本では蜻蛉は、前へ前へと飛んで、決して後ろに下がらない。勇猛果敢で勝負強い虫として「勝虫」といわれ、勝利を呼ぶ縁起のいい虫とされています。



勝虫とは・・・他にもあろうかと思いますが、要は『戦国武将の験(げん)担ぎ』からきたことのようです

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