キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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人たらしの達人 田中角栄

2009年07月11日 | 
「華麗なる鳩山一族の野望」 大下栄治 プラネット出版刊 

実はこの本の中で何が一番記憶に残ったかといえば、鳩山由紀夫でもなく、邦夫でもなく、ましてや祖父の一郎でもなく、田中角栄であった。

鳩山邦夫も由紀夫も、角栄に会った途端その魅力の虜となり、「あの人は天才だ」と絶賛している。

1)一度会った人は忘れずにその顔と名前を記憶すること。

2)その人の夢は応援してあげること。

3)何かを説明するときには、具体的な数値を上げて解りやすく説明すること。

これらのことが大事だと田中角栄から改めて学んだ。


鳩山兄弟の政治理念を知りたかったのだが、漠然としたスローガンのみで、具体的に何をしたいかは、残念ながらこの本を読んでも解らなかった。

※この本は装丁が大変美しい。

装丁は川上成夫。
装画はウィリアム・モリスの飛燕草。