「動く標的」
ロス・マクドナルド 井上一夫 訳 創元推理文庫刊より
あの人は山師みたいな石油の仲買人を振り出しに出てきた男よ。
そういうタイプの人間はご存知でしょう。
半分人間で半分はわに、半分は熊落としみたいな人間で、心臓のあるべきとこに
貪欲な子豚でも入ってるような人よ。
このシーンを読んで誰を思い出すかといえば、言わずと知れたヒューザー小嶋社長である。
それにしても小嶋社長、わざわざ自分から証人喚問してくださいと言って、己を窮地に陥れてるのが解せない。
多分彼は自分のプレゼン力に自信満々だったんだろう。
「何とでも言い逃れてみせる!」みたいな感じで・・・。
舌先三寸で消火器やニセブランド品、壊れた時計のセールスマンからのし上がってきた男だから。
でも3万円の消火器なら被害者も泣き寝入りするかもしれないが、3000万円の欠陥マンションでは、早々泣き寝入りはしないだろう。
そこらへんが甘いというかなんというか。
それにしても刑事訴追を恐れて証言拒否ばかりとは・・・。
ロス・マクドナルド 井上一夫 訳 創元推理文庫刊より
あの人は山師みたいな石油の仲買人を振り出しに出てきた男よ。
そういうタイプの人間はご存知でしょう。
半分人間で半分はわに、半分は熊落としみたいな人間で、心臓のあるべきとこに
貪欲な子豚でも入ってるような人よ。
このシーンを読んで誰を思い出すかといえば、言わずと知れたヒューザー小嶋社長である。
それにしても小嶋社長、わざわざ自分から証人喚問してくださいと言って、己を窮地に陥れてるのが解せない。
多分彼は自分のプレゼン力に自信満々だったんだろう。
「何とでも言い逃れてみせる!」みたいな感じで・・・。
舌先三寸で消火器やニセブランド品、壊れた時計のセールスマンからのし上がってきた男だから。
でも3万円の消火器なら被害者も泣き寝入りするかもしれないが、3000万円の欠陥マンションでは、早々泣き寝入りはしないだろう。
そこらへんが甘いというかなんというか。
それにしても刑事訴追を恐れて証言拒否ばかりとは・・・。