ハイジの徒然なるままに

なにげない日々にもたくさんのワクワクがあるはず・・・ある英語講師の毎日です♪

はいからさんが通る

2006年01月18日 | 横浜
仕事柄いろいろな場面で話をすることが多い。
しかもかなりの早口でスラスラと言ってしまうほうなのですが、、、時々言葉を発したあとに、

「しまった!!!」

って思うことがある

よくある例としては、、、「タートル」を「とっくり」って言ってしまったり。
「アニメ」をついつい「漫画」って言ってしまったり・・・
この種のものって話をする対象(audience)を見極めて選ぶ必要があるように思う。


さて、去年より横浜観光の周遊バスでボランティアガイドをしていることは何度かブログでも書いているけれど、、
1月に入ってからの最初の担当日に、またまたこれを実感する出来事があった。

バスが「元町」に近づいたとき。
いつものように元町の由来などを話し始める。

「横浜は今でこそ人口350万人を超す国際都市へと成長しましたが、元々はこのあたりから海につきだした半島にあった寒村を横浜村と呼んでいました。しかし横浜開港時に横浜村に住んでいた方たちは現在の元町あたりに強制的に移住させられました。元々住んでいた方たちの住んだところということで、かつては元村、現在は元町と呼ばれています。」

・・・なんてスラスラと調子よく

しか~~し!問題はそのあとだった!!!

「そんな元町ですが、今ではすっかりハイカラは街となり・・・・」

その瞬間私の後ろにいた若い女性のグループが、

「ん?ハイカラ?」

と、、、の反応を私は聞き逃さなかった。
「しまったぁ~~~~」

「ハイカラ」は今ではあまり使われない、、、「トレンディ」と言うべきだったと後になって思った。
うぅ~~ん、言葉選びは難しい、奥深い。。。

ところでこの「ハイカラ」ですが、
横浜文明開化語辞典なんていうのを見ていたら出ていました!!

英語の"high collar"から作った和製英語なのだそうです。
明治時代に外国帰りの人が襟の高い服を着ていたということからきたのだとか。
でも今のような褒め言葉というよりは「気取っている」ようなニュアンス

ちなみに「蛮カラ」は「ハイカラ」をもじってその反対のような意味となったとこれは広辞苑にありました。

でもそんな「ハイカラ」「蛮カラ」どちらも今では、ちょっと、、、

「ん???」って反応が来てしまう

さみしいような
当時の日本人が工夫して使っていた、、、こんな和製英語も残しておきたいなぁとの思いもありますね

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハイカラ・・・・ (ともちゃん)
2006-01-20 03:07:33
古い人間なので・・

ハイカラ・・・って言葉好きです

トレンディ・・・というよりも 粋な趣を感じます

だから わざと昔の言葉を使ってみたくなります

もっとも ガイドでは

そんな こだわり日本語はだめなのでしょうね



ある 小粋なおばあちゃまは

「彼女は アプレじゃなくてね。。。」と

「アプレ」を口癖にしていました



これって フランス語の 「apres」からきているのです

それを さらっと言うところが 

とっても素敵なおばあちゃまでした
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だんぜんハイカラ (zion)
2006-01-23 17:26:23
元町の形容詞は「ハイカラ」よ!!

もちろん馬車道も。

「トレンディな元町」って言われても、ピンときません。



せっかく赤い靴号に乗ったのですから、ぜひぜひ「ハイカラ」も覚えて帰っていただきましょう。



ちなみに、子供の頃は。

中華街は「シナ街」と言っておりました。

大正生まれの叔父は、「南京街」と言っておりました。 
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やっぱりハイカラ? (ハイジ)
2006-01-23 19:15:13
確かにハイカラの方がピッタリとはきますね

開港150周年を前に「ハイカラな街」ということで広めるのもいいかも知れません。



はい!!私も「シナ街」は聞いたことあります。

確か神戸の中華街は「南京街」の言い方もするとか?聞いたことありますが・・・
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