一瞬で
なんでも覚え
成績良
社会に出ては
マニュアル人間
暗記力があると、高校くらいまでは秀才で通せる。
いい大学に入れる。(今の大学なんて入った者勝ち。)
いい会社(大きな会社)や、官公庁に入れる。
ぼくのようにそうでない人は。
そこそこの大学(ぼくはそれすら行けず専門学校行ったが。)に入り、
なんとかどこかへ就職する。(上の歌は若干ねたみも含まれる。)
どちらがいいか。
いい悪いではなく、
適材適所ということだ。
大企業や官公庁は、マニュアル通りに的確に確実に動いてくれる人間を求める。
少なくとも上長にあからさまに逆らうような人間は欲しくない。
なにしろ、同じ事を続けてればそこそこの売り上げ、利益がでるんだから。
これこそが大企業病なんだが。
記憶力のエリートそろえても、簡単にはこれは回避できない。
いや、エリートそろえたからこそ。(前例を繰り返すことは大得意。)
で、そうでないひとは?
相対的に小さな企業に就職する。
となれば、自然と裁量範囲が広くなる。
当然だね。人数少ないんだから、歯車やってる余裕はない。
広くなれば、会社に個人の特徴(能力)が影響してくる。
うまくいけば、大きくなるし、失敗すれば倒産する。
で、それも記憶力の劣る人の方がそちらの方がむいている。
なぜか。
記憶力の劣る人は、記憶力という便利な機能がない分考える。
記憶力から得られる結論は一つだが、
思考から得られる結論は、複数でてくることが多い。
複数と言うことは、絶対の自信は持てないということでもあるが。
けど、複数でるということは、最終的に選択する結論も毎回変わってくる。
多様性が生まれるわけだ。
また、まれにこれまで最も正しいと思われていたことよりも、よりよい結論(通常は案)が出ることもある。
中小が大企業に勝つためには、これが必要。
同じことしてたんでは、とうてい勝ち目がない。
例え効率が悪くても、大企業の上を行く思考力が必要。
記憶力がない分考える力を鍛えた(鍛えざるを得なかった。)人たちは、
マニュアルこなすよりもこちらの方が得意。
これが適材適所。