1gの勇気

奥手な人の思考と試行

残った感情

2005-01-11 23:23:59 | 1gの短歌
理性にて
封じ込めた
負の理屈
向かう先ない
残る感情

適当な理屈をつけて、自分の中で片づける。(失恋とかね。)
頭の中で納得はした。
けどね、落ちた感情だけは残るもの。

その原因を片づけてしまったがために、
向かう先のない、救う術のない、
残った感情。

---
今日はこういうの書かないつもりだったんだけど。(キツネ書いて。)
無理はよそう。落ち込む時は素直に落ち込もう。
開き直りが、明日を生む。

偽札騒動

2005-01-11 21:42:49 | 1gの短歌
万札に
老いも若きも
光らす目
使う方さえ
事前確認

いやー、結構どきどき。
念のため使う前に透かしを確認。
銀行からおろしたお金だから、安全確実なのは分かっていても。

スーパーのねーちゃんも何かをみてた。
あからさまに透かしを透かしたりはしなかったけど。
はよ収まらんかの。偽札騒動。

目に見える色、心に映る色

2005-01-11 21:29:54 | 1gの思いつき
これは
これも
目で見れば、緑だと分かる。

もし黒文字でと表現されたらどうだろう。
たぶんそれだけでは分からないと思う。言葉としての緑。
けど、それがライムグリーンと言われたら?

それぞれの心に緑が浮かぶ。
きっとみんな違う色。
けど、それがそれぞれにとってのライムグリーン。

おとぎばなしの理由

2005-01-11 21:02:11 | 1gの短歌
落ち込みて
やさしい言葉
紡ぐ術
思いを込めた
おとぎばなし。

これ(下の七色のキツネ)を書く気になったのは、なんか心がイガイガしてたから。
ふつーにblogを書くとまた強い言葉を並べそうだったから。
やさしい言葉を紡ぐために。

好評なら(たぶん不評でも)また書きます。
カテゴリまで作ったし。

七色のキツネ

2005-01-11 20:48:30 | 1gのおときばなし
いつまでも起きてないで早く寝るのよー!

はいはい。
寝ますよ、寝ればいいんでしょ。

いつものようにご飯を食べ、
いつものようにお風呂に入り、
いつものように母の声におされて部屋に向かう。

今年の春中学生になる。
中学生か。
昔は中学生は大人にみえたもんだけど。
なってみると(まだだ)全然かわんないね。
子供と。

階段をとっとととのぼって部屋に入る。
床が冷たい。
スリッパはくんだった。

ドアを開けて電気をつける。
壊れたエアコンの代わりに買ってもらったハロゲンヒーターに明かりをともす。
なんでも閑散期の方が修理代が安いとかで、修理は後回し。
ハロゲンヒーターの方が高いんじゃないのか?という疑問もあったが、
エアコンの温風よりも直火の方が好きなので、気づかないふりをした。

いつもの部屋。
そう、いつもの部屋。
のはず。

何かがおかしい。
何かが違う。

すぐにその理由が分かった。
コン太。
キツネのぬいぐるみだ。
ものごころついた時からずっといる。
何度も母親に治してもらった大切なもの。
とくにしっぽがよくとれる。

 「しっぽもって振り回すからだ。」

...え?
だ、誰かいるの?
背筋に冷たいものを感じながら部屋を見回す。
いつもの部屋。
いや、コン太。
そうだ、コン太だ。
コン太がいない。

昔はお気に入りなのを知ってて弟がしかえしのために
持っていったり、
いたずら書きしたり、
しっぽ持って振り回したり、

 「まったくだ。ひとをなんだと思ってるんだ。」

え?
今度は声の方向が分かった。
ベットの上。
コン太がいた。
犬のお座りな恰好で、こっちを見上げてる。
大きなしっぽはふにふに揺れてる。

...コン太?
夢見る少女(自称)はこのくらいでは動じない。

 「そうだ。見て分かるだろ。」

分かる。
でもなんで動いてるの?
という疑問を持ちつつも、先に出た言葉は、
どうしたの?

 「俺っちは何色に見える?」

え?
色って...
それよりもコン太は男の子だったの?

 「コン太だからオスだろ?違うのか?」

コン太はちょっと不安げだ。
ちょっとかわいそうに思えて、とりあえず肯定する。
そ、そうね。

 「そうだろ。」

コン太は満足げに鼻を鳴らす

 「で、何色に見える?」

そうか、男の子か。
今度から着替えの時は目隠ししなきゃ。
昨日まで見られていたのも気に入らないが、
小学生だし。というおおよそ女の子とは思えない理屈でいいことにした。

 「そらそうだろ。オス猫に覗かれて悲鳴あげるか?」

そういえばそうね。

 「で、何色に見える?」

どうしても答えて欲しいらしい。
んー、エメラルドグリーン。

 「ほう。エメラルドグリーンってこんな色か?」

ちょっと自信がなくなる。
そもそもコン太(きつねだ)がエメラルドグリーンなのが変なのだが、
このときはコン太の色は普通にエメラルドグリーンだと思ってた。
(本当はキツネ色だ。)
そういえば、いつもよりも薄い気がする。

んー、もうちょっと濃いかな。

 「じゃあ、これか?」

もうちょっと。

 「これでどうだ?」

それは緑!エメラルドグリーンはもっとこう、美しい色でしょ。

 「むつかしいこと言うな。じゃあ明度をもうちょっといじって...」

あ、その色。

 「これか。ほんとにこれか?」

そうよ。

 「これじゃないのか?」

それは黄緑。
ちょっといらつく。

 「ふーん。」

意味ありげに見つめる。
キツネっぽく。
なによ。

 「何かあったか?」

え?(ぎくっ)
あ...え?

 「昨日よりずいぶん色がくすんでるみたいだが。」

両脇開いて自分の体の色を見ている。
なんだ後ろ足だけで座れるんじゃん。
...じゃなくて、
なに?どうして?

 「これが今日のエメラルドグリーンなんだろ?」

今日の?

 「そうだ。昨日はこうだった。」

さっきのやたら明るい黄緑色になった。
...どういうこと?

 「これはおまえの心の色だ。」

おまえ?ちょっと気に入らないが、その後ろの言葉の方が気になった。
心の色?

 「これが今の心の色だ。」
 「そしてこれが昨日の心の色。」

...ちょっとね。
いろいろあるのよ、年頃の女の子には。

 「言ってみろ?。」

やさしく諭すように言ってきた。
え、あー、あのね。
友達...。

 「。」

両手をついてやさしく見上げている。
言葉の続きを待っている。そんな感じだ。
...。

 「。」

友達がね、(涙が浮かぶ。)

 「ん。」

友達がね、私立行くんだって。(頬をつたう。健気に泣くのはがまんする。)

 「?」

コン太には理解できないようだった。
公立へ行く自分と別れ離れになる。
今日知ったこと。
前から、そんなことは言っていた。
けど、どうせ受かんないよ。とも言っていた。
合格したんだって。

 「ほ、ほう...???」

コン太の頭に、はてなマークがふたつみっつ。浮かんでる。
だからね、お別れなの。

コン太の表情が変わる。
やっとわかったという安堵感とその意味の重さが表情にでている。

 「そ、そうか。」

でもね、
でも別に引っ越す訳じゃなくて、家から通うんだって。
だから平気だよ。

コン太が落ち込んだのを見てなぜか元気づける。
涙声で。
でも涙はふかない。
帰る時に泣かないって決めたから。

ずっと一緒に学校に通ってた。
学校はここから20分くらい。
小学生には十分遠い。一人でかようのは(特に夕暮れ)心細い。
最近は帰りは別なことが多いけど、朝はいつも迎えに着てくれてた。
それもあと2ヶ月。

 「ま、まああれだ、そのー、なんだ...ん?泣いてる....のか?」

いつの間にか自分の側にいる主人から、流れ落ちてくる冷たいものを、鼻に感じてようやく気づいた。
キツネは目がよくないのだ。
表情変えずただ流れる涙なんて気づかない。

な、泣いてなんて...
もう言葉にならない。
ベットの側でコン太をぎゅっと抱きしめて、鼻をすする。
のどの奥で押し殺したような嗚咽が直接コン太に響く。

コン太はちょっと苦しそうに身をよじった後、こう言った。

 「泣いてあげろ。友達のために泣いてあげないのか?」

硬く誓ったはずの心のたがが外れた。
大泣きする。
驚いて母親が見に来るくらい。
うるさい、あっちいってと手振りで追い返す。
母親はちょっと心配そうだが、年頃の女の子だしととりあえず引き上げる。
外で、いいの、ほっといて上げなさい。という母親の声が聞こえた。
弟もそこまできたらしい。

どのくらい経ったのだろう。
すでに十分部屋もあったまっていた。
ゆっくりを腕の力を抜いて、
涙でぐちゃぐちゃなコン太の顔を見た。

いつものキツネ色だ。

自己分析

2005-01-11 12:58:35 | 1gの思いつき
ちょっと壊れ気味なので、自己を整理します。
会話式にするため、理性と感情の二人に登場してもらいます。

理> 昨日のblogは何?
感> いつもの思いつき。

理> そうは見えないけど。
  いつもより攻撃的だった。
感> んー、そか?
  ちょっと沈んでたかも。

理> それだけ?
感> いや、なんか何かが気に入らない。
  そんな気分。

理> 気持ちの切り替えできたんじゃないの?
感> ある部分は。
  げど心の奥底にあるもやもやは消えてないみたい。

理> ふむ。現状に不満?
感> たぶん。

理> 何が?
感> ...

理> もやもや?
感> なんとなく。どことなく。それとなく。

理> 鬱?
感> さあ、それはそっちが判断することでは?

理> 心のエネルギー不足。
感> 鬱とは違うのか?

理> 必要条件と十分条件の違いだ。
感> は?

理> 鬱は心のエネルギー不足も原因の一つだけど、それだけでは鬱にならない。
感> つまり鬱の手前ということか。

理> そんな感じ。
感> ふむ。で?

理> どうしたいの?
感> ...わからない。

理> 原因が女なら代わりの女がいればいいの?
感> んー、いたほうがよいが、たぶん無理。

理> 無理?
感> そんな気分じゃない。

理> 次の恋探せば全部解決って言ってなかったっけ?
感> それは元気な時の理屈。
  今は"理"がいうエネルギー不足。
  とてもそんな行動起こせない。いや、起こす気にならない。

理> 昨日書いたマンガの主人公みたいに女の子がついてきたら?
感> ついてこんよ。マンガじゃあるまいし。

理> 万が一ついてきたら?
感> ...無理。
  甘えさせてくれるんならいいけど。

理> つまり母親?
感> たぶんね。認めたくないけど。
  ああ、母親は誤り。正しくは母性。

理> 女の子からみればどっちだって一緒だよ。
感> ふむ。
  そか。
  だから認めたくない。
  認めない。
  だから無理。

理> なるほど。わかった。この件はそういう結論で。
感> ...

理> エネルギー不足(気力不足)からくる倦怠感。
感> 診断か?

理> そう。
  高すぎる気力は反動でその分低く落ちる。
  今はそのとき。
感> で?
  何もしないで寝てろと言うのか?

理> いや。
  寝てる(家にいる)よりは散歩でもした方がよいだろう。
  小鳥のさえずりがきこえるかもしれないし、
  ネコが足下にすりよってくるかもしれない。
  かわいい女の子と目が合うかもしれん。
  体が平気ならちょっとぼけーっとそのへんうろついてみる方がよい。
感> ふむ。
  そうだな。
  さすがにそろそろ飽きてきた。

理> そうそう。
  いい意味で人目(特に異性の目)を気にするというのは、いいこと。
感> まあ、そうか。そうか?

理> そうだ。
感> 理屈は?

理> ない!
感> おいおい。

理> 理屈理屈といってないでとりあえず行動!
感> いや、だから、エネルギーが...

理> 理屈をこねるよりぼーっと散歩した方が、楽だぞ。
感> うむ。
  それもそうだな。

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結論なんてなんもない、自己分析でした。
ちなみに今日は家で寝てるわけではなく、仕事してます。(昼休み)
ぼけーっと残作業片づけてるだけだけど。