言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

横顔

2006年10月24日 | Weblog
「どこか遠くに行こうよ」と
笑う あなたの横顔を見つめ
心は痛いと軋んでおりました

あなたは現実を見ようとせず
逃げることばかり考えていて
それこそが枷になっていると
気付こうともしない体たらく

私は現実を見つめすぎていて
あなたが逃げられないことを
知っているから 溜息をつく

こんな交わらない私たちでも
一秒また一秒 一日また一日
そう 同じ時間が流れている

あなたの横顔は何よりも現実
なのに見つめる先は空なのね


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